2018年1月1日 更新

【ガーデニングダイアリー】1月・2月の庭仕事

寒い季節でも、地面の下や枝の先端では春に向けた準備が進んでいます。比較的のんびりできる季節だから、1年のガーデン計画を立てたり庭のレイアウトを考えたり。春に備えておきたいものです。また、この時期ならではの庭木の寒肥に始まり、落葉樹の剪定や宿根草の手入れ、土作りなど冬の間にやっておきたい庭仕事をご紹介します。

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■冬の水やり

冬はつい水やりを忘れがちですが、部屋の中はとても乾燥しています。気が付いたら土がカラカラに乾いているということも。葉がパラパラと落ちてきたら水不足のサインです。鉢の底から水が流れるくらいたっぷりと水をあげましょう。水やりの後は鉢底の水を捨てるのも忘れずに。
■シンビジューム

シンビジュームは洋蘭のなかでも寒さに強く、夜間の温度が5℃くらいに下がっても元気に育ちます。室内で育てているシンビジュームは花芽が上がって開花する頃です。水やりを忘れないようにしましょう。花にアブラムシがつきやすいため、天気の良い暖かい日に外で鉢ごと水をかけたり、薬剤を散布したりして防ぎましょう。
■シクラメン

室内で育てているシクラメンは、昼間はよく日光に当て、夜は窓際を避けて管理します。底面吸水タイプの鉢に植えられている場合は、水が切れないようにしておけば大丈夫。水やりの手間を減らせます。時々、普通の水やりのように上からたっぷりと水をあげると、土の中の空気が入れ替わり、肥料の吸収も良くなります。それ以外の鉢に植えられているものは、土の表面が十分乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
この時期はシクラメンの成長期。花を長く楽しむためにも、週に1回程度液体肥料を与えるか、緩効性固形肥料を与えてください。
萎れた花は手で摘むようにします。

バラの手入れ

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12月に引き続き、バラの大苗を植えられます。12月に元肥を与えていない場合は、1月になってからでもいいので元肥を与えましょう。
つるバラの誘引も葉が落ちている時期の作業。誘引してあるものを一度はずし、余分な枝を落として、木の成長に合わせて誘引しなおします。この作業は12月~2月頃まで可能です。

ブッシュローズは12月~2月の間に、1/2程度切り戻す冬剪定を行います。病気の枝や細くて弱い枝、枯れた枝なども切り取りましょう。
この期間に一回、黒点病やハダニ、カイガラムシなどのお予防のために石灰硫黄合剤の散布を行うとよいでしょう。

春花壇の計画を立てよう

冬の間に春花壇の計画を立てましょう。どんな植物をどこに植えるか、株分けする宿根草はあるか、どの種をいつごろまくか。2月に入ったら、あっという間にまき床の準備や株分け作業などが始まります。

2月の庭仕事

落葉樹の剪定

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葉がないこの時期は落葉樹の剪定の適期。葉がないので枝ぶりがわかりやすく、木への負担も少ないのです。
剪定では、内向きにクロスするように生えている枝や徒長枝、込み入っている部分の枝、根本から生えてくるひこばえなどを切り取るのがポイントです。

枝ぶりがすっきりすると見た目が良くなるだけでなく、葉が出たあとも風通しが良くなり、病害虫が発生しにくくなります。

宿根草の株分けと施肥

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2月中旬になると、そろそろ宿根草の株分けを行うことができます。新芽が出る前に、大きくなりすぎた宿根草を株分けしてすっきりした姿にしてあげましょう。宿根草の株分けは花後に行うこともできます。植えたままの宿根草は、2月中旬以降に緩効性化成肥料などを与えます。

【株分けの方法】

1.鉢から抜き、根鉢の根をほぐして分けやすくする。
2.手で株を割くか、ハサミでカットして株を分ける。
3.鉢に培養土と緩効性化成肥料を入れて、分けた株を一株ずつ植え、十分水をやる。
4.約1週間風と直射日光の当たらない場所で管理。寒さにも注意する。
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