2018年7月2日 更新

【ガーデニングダイアリー】7月の庭仕事

梅雨末期~梅雨明けにあたる7月は、思うように庭仕事ができない日も多い時期。梅雨後半と梅雨明け後の気候の変化も大きく、気をつけなければならないことも変わってきます。この時期に逃さずやっておきたい庭仕事や7月の植物のお手入れのポイント、ベランダガーデンで気をつけたいことなども知っておきましょう。

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真夏の直射日光が苦手な植物には、強い日差しを遮るための日よけがあるとよいでしょう。と言っても、1日中日陰にする必要はありません。強い西日を遮るようによしずやすだれ、寒冷紗などで簡単な日よけを作ったり、真昼の直射日光だけ遮ったり。木漏れ日のような光がちょうど良いと思います。

太陽の光が大好きな植物でも、鉢植えの場合はあまりに強い日差しで乾燥しすぎたり、鉢の中が高温になって根が傷んだりすることも。半日程度日が当たるような場所や落葉樹の下などに移動させるとよいでしょう。

水やり

梅が明けて夏が到来すると毎日の水やりが忙しくなります。鉢植えの植物が多い場合は、朝夕の水やりだけでも大仕事。

雨が降ったから大丈夫だと思っていても、降水量が少ないと土の中まで水が染み込んでいきません。表面だけ湿っている場合もあるので、様子を見ながら水やりを調整してください。
そして「水を与える時はたっぷりと」と覚えておきましょう。

旅行中の水やりは?

旅行で留守にする場合は、植物の水やりをどうするかが問題です。

タイマー式の給水装置を使うと決まった時間に水やりができますが、それ以外にも工夫次第でなんとかなることも。
鉢を全て家の北側の直射日光が当たらない土の上などに移動させて鉢とその周辺にたっぷりと水をまいておいたり、ペットボトルに小さな穴をあけて土に乗せておいたり、旅行前に実際に大丈夫かどうか実験してみるといいですね。

日陰にたらいや子供用ビニールプールなどを置いて水をたっぷり入れ、移動させた鉢をその中にまとめて入れておくという方法もあります。

また、底面吸水型の鉢に植えて水受け皿にたっぷりと水を入れておけば2~3日の旅行は大丈夫。これは自作も可能です。リボン状の不織布などを鉢の底から出し、反対側の端をたっぷりと水を入れた容器に垂らしておくと毛細管現象によって水を吸い上げてくれます。

ハンギングバスケットは、観葉植物栽培用の水を含ませて使うゼリーを土に混ぜておくという方法も。100円ショップなどでも売っているようです。さらに日の当たらない場所に移動させておくことも大切です。

マルチング

高温で土が乾燥するのを防ぐために、マルチングをするのも良い方法です。乾燥に弱い植物や日当たりが良い場所に置いてある鉢植えは、腐葉土やバークチップなどで土の表面を覆っておきましょう。腐葉土は、秋になってからそのまま土に混ぜてしまえば後片付けの必要もありません。

種まき

7月上旬頃までプリムラの種まきができます。7月中旬以降、梅雨明け頃からはハボタンなど秋~冬にかけて咲く花の種まきをしましょう。
サルビアやコスモス、ケイトウなども、この時期に種をまくと秋に花を楽しめます。梅雨明け前に種をまいてしまいましょう。

球根

球根 水仙 ルート · Pixabayの無料写真 (11094)

春咲き球根の掘り上げ

植えっぱなしにしない春咲き球根は7月上旬までに掘り上げます。梅雨の合間の晴れた日に作業を行いましょう。
掘り上げた球根は、風通しの良いところで乾かしながら保管します。

植え付け

7月~8月上旬にかけて、リコリスなど秋咲き球根の植え付けを行えます。日当たり・水はけのよい場所に植えますが、直射日光が当たって乾燥しすぎるのも問題です。ほどよく木陰になる落葉樹の下などがおすすめです。落葉樹の下は他の植物で混みあっている…、落葉樹がない…、という場合は、午前中日が当たる場所や移動しやすい鉢などに植えてもいいですね。
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