2017年8月11日 更新

適期を逃さずに植え付けよう!夏野菜から秋冬野菜への衣替え

まだ夏真っ盛りの8月、そろそろ秋冬野菜の種まきや植え付けが始まります。収量の落ちてきた夏野菜は早めに片づけ、秋冬野菜に菜園を衣替え。早めの準備と適期の植え付けが、秋冬野菜の収穫を左右します。時期を逃さないで種まきや植え付けをしましょう。

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秋冬野菜の作付計画は早めが正解

8月になったら秋冬野菜の計画を

8月中旬になると夏野菜の収穫もそろそろピークを過ぎてきます。ナスやピーマン、シシトウのように、まだまだ勢いがあり収穫が続く野菜がある一方で、トマトやキュウリなど収量が減ってフェードアウトする野菜もでてきます。

収量が減り実が小さくなったり葉が黄色くなってきた野菜は、「もう少し採れるかも…」といつまでも置いておくのはNG。いつまでもそのままにしておくと秋冬野菜の準備が遅れてしまい、弱ってきた植物には病害虫も発生しやすくなってしまいます。次に備えて早めに片づけ、秋冬野菜を植え付ける準備を始めましょう。

秋から冬にかけて収穫できる野菜は、種まきや植え付けが1週間遅れると、収穫が1カ月遅れるともいわれます。場合によっては十分成長せずに収穫できなくなることも。
秋から冬にかけてはどんどん気温が下がっていくため、気候の良い時期にどれだけ大きく育つかが勝負!種まきと定植の適期を逃さないようにしましょう。

家庭菜園の土作りをしておきましょう

夏野菜を栽培していた土に、そのまま次の野菜を植えると育ちが悪くなってしまいます。苦土石灰や肥料散布の期間を考え、植え付けの2週間前までに夏野菜を片付けましょう。
夏野菜を片付けた後、土の中に太い根が残っていれば掘り起こして処分します。1㎡当たり100g~200gの苦土石灰をまき、よく混ざるように深さ30cm程度まで耕すとフカフカの良い土になります。

苦土石灰散布後、1週間ほどおいて化成肥料をまき再び耕しましょう。1週間程度経てば種まきや植え付けをすることができます。

プランター栽培の場合は新しい土を買ってきて使用すればOK。こちらは手軽に夏野菜から秋冬野菜にチェンジできますね。

暑い時期の種まきと定植で注意することは?

気温の高い時期の種まきと定植。気をつけることは、暑さと乾燥、そして害虫です。
特に、秋冬野菜に多いアブラナ科の植物は青虫の大好物。害虫対策を怠ると、小さい苗はあっという間に丸坊主になってしまいます。

虫を防ぐには初期対策が大切です。種まきや定植をしたらすぐに防虫ネットをかけ、害虫が入らないように予防しましょう。たまに、ネットの中で虫の卵がかえってしまうことがあるので、ネットの中に虫がいないか時々チェックしておくのも忘れずに。

防虫ネットや寒冷紗は夏の直射日光と暑さ対策にも有効です。

ダイコン

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ダイコンの種まき時期は?

冬野菜の代表といえばダイコン。家庭菜園では青首ダイコン、プランダーではミニダイコンがおすすめです。ダイコンは発芽後に植え替えはできないため、ポット苗は売られていません。育てたい場所に直に種をまいて育てます。

種まきの適期は、8月下旬から9月いっぱい。早めにまけば10月下旬には収穫できます。低温に強い野菜ですが、種まき時期が遅れると十分育たないうちに気温が低くなってしまうので、時期を逃さずに種をまきましょう。

品種の選び方

病気に強く育ちやすい品種も多く販売されています。園芸店で好みの品種を選びましょう。できるだけ早く収穫したい!という人は、種まきから収穫までの期間が短い品種を選ぶとよいでしょう。

プランター栽培できる?

ミニダイコンはプランターでも栽培可能。大型で深めのプランターが栽培に適しています。培養土の袋などでも栽培できるので、置き場所に合わせて選ぶとよいでしょう。

家庭菜園では、土を深めに耕しておきます。土中に小石などの障害物があると根が二股に分かれてしまうので取り除いておきます。
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