2017年11月7日 更新

秋植えで楽しみたい。秋~冬におすすめの花9選

夏の花が終わったら秋の花に植え替えたい。でも、秋から冬にかけて咲く花で、秋になってから植えられるものは、春・夏の花ほどたくさんあるわけではありません。その中でも、できるだけ長い期間楽しめる花や、秋の風情を感じることのできる花などを集めてみました。

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コスモス

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秋と言えば一面に咲いたコスモス畑を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?そよそよと風にゆれるピンクや白のコスモスは、秋を代表する草花です。

夏前に種をまいておくと夏の終わりごろから晩秋まで花を楽しめますが、秋に種をまいて育てても遅くありません。
開花期は秋だけになってしまいますが、とても丈夫で育てやすいため、初心者さんにもおすすめです。風通しと日当たり、水はけの良い場所に植えて育てましょう。

早い時期に種をまくと草丈1m以上にもなります。背丈を低く育てたい場合は摘芯を繰り返したり、種まきの時期を遅くしたりすると良いようです。矮性の品種を選ぶという方法もあります。9月頃に種をまくと大きくなりすぎません。

地植えのコスモスは少ない肥料でもよく育ちますが、鉢植えの場合は緩効性肥料や液体肥料を与えましょう。
風通しが悪くて株が蒸れてしまうと、うどんこ病が発生しやすくなります。予防するには、日当たりの良い場所で風通しよく育てるのがポイントです。

苗の植え時:4~9月
開花時期:6~11月
種まき時期:4~9月

ユリオプスデージー

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シルバーリーフに黄色いマーガレットのような花が咲くユリオプスデージー。寒さに強く、花が少ない秋から春まで花壇や鉢植えで活躍してくれる多年草です。

春と秋に苗が出回りますが、冬の間も開花している苗を購入することができます。地植えする場合は、日当たりと水はけのよい場所に植えましょう。植え付けの際は根鉢を崩さないように気をつけます。

ボリュームのある株に育てるには、摘芯で脇芽を増やすのがポイント。花が増えて大株になると見ごたえも十分です。成長のスピードが速く、鉢植えの場合は1~2年で根詰まりを起こすため、一回り大きな鉢に植え替える必要があります。下のほうが枯れあがってきたら適宜切り戻しを行い、新しい脇芽を伸ばしましょう。

苗の植え時:10~4月
開花時期:11~5月
植え替え時期:3~5月、9~10月

プリムラ・ジュリアン、プリムラ・ポリアンサ

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サクラソウ科の多年草でヨーロッパ原産のプリムラ。非常に品種が多く、その中でもよく知られているのがプリムラ・ポリアンサとプリムラ・ジュリアンではないでしょうか。
品種改良により作られたプリムラ・ポリアンサに、小型種を交配させたのがプリムラ・ジュリアン。通常は、大輪のものをポリアンサ、小輪の花をジュリアンと呼んでいます。

常緑性で屋外での越冬も可能ですが、霜に当てないようにしましょう。冬の間は、できれば軒下などで育てるとよいでしょう。地植えの場合、夏は日陰になり冬は日当たりが良い落葉樹の足元が、生育場所として適しています。

植え付け適期は9月。水はけと水もちの良い土に植えましょう。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと。また、花が咲いている間は緩効性肥料や液体肥料を与えて、肥料切れを起こさないように管理します。

苗の植え時:9月
開花時期:11~4月
種まき時期:6~7月

キンギョソウ

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鮮やかな赤やピンク、黄色などの花が咲くキンギョソウ。ストックのようにまっすぐ立ち上がる花形が一般的ですが、クリーピングタイプの品種もあります。品種により草丈はさまざまで、花壇には1m前後になる高性種が、寄せ植えには高さ20~30cmほどの矮性種が使いやすいでしょう。1本だけ植えるよりも、何本かまとめて植えるのがおすすめ。何色かまとめて植えると華やかです。

本来は春に咲く花ですが、現在は品種改良により開花時期は周年にわたるようになりました。そのため、秋に咲くキンギョソウも売られています。

植えるのは日当たりと水はけがよい場所に。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題ありません。表面が乾いたらたっぷり水をやり、過湿にならないように注意して育てましょう。

苗の植え時:9~10月、3~4月
開花時期:10~11月、3~7月
秋だけ楽しめる花は多いですが、秋に植えて、秋~冬、そして春にかけて咲く花は種類も限られてきます。寄せ植えや花壇にうまく利用してみてください。
秋に咲く花はこのほかにも、キキョウやホトトギス、菊、シュウメイギクなどさまざまなものがあります。ただ、秋に咲く宿根草は春に植える場合が多く、秋になってから植えられるのは一年草がほとんど。春になったら秋に咲く宿根草を植えてみてもいいですね。
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