2018年1月16日 更新

基本を押さえれば難しくない! 胡蝶蘭を翌年も咲かせるコツ

冬のこの時期、室内で一際目を引く胡蝶蘭! 見た目も豪華で花持ちもよく、贈答用としても断トツの人気を誇る鉢花です。1鉢あればお部屋がぱっと明るくなりますよね。しかしせっかく素敵な胡蝶蘭を手に入れたものの、育て方がわからなくて枯らしてしまう人が意外と多いんです。今回は胡蝶蘭の開花株を手に入れてから翌年花を咲かすまでの育て方のコツをご紹介します。

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胡蝶蘭とはどんな植物?

胡蝶蘭

胡蝶蘭

花の少ないこの時期、胡蝶蘭はお花屋さんや園芸店でとても目立つ存在です。胡蝶蘭の美しく咲き揃った花の前で足を止めて見入ってしまった経験をお持ちの方も少なくないと思います。胡蝶蘭は、贈り物としても断トツの人気を誇り、一鉢あるとお部屋がとても華やかになりますよね。

そんな胡蝶蘭を気に入って購入したり、プレゼントで頂いたりすることもあるかと思います。でも暖かい場所に置いて水さえきちんとやればいいと思って育てると、だんだん元気がなくなって、ついには枯れてしまうなんてこともよくあるんです。そのような訳で胡蝶蘭は、栽培の難しい植物だと思われています。

実は胡蝶蘭は、そんなに栽培の難しい植物ではありません。洋蘭の中でもとても丈夫で簡単に花を咲かせることができるんです。せっかく手に入れた胡蝶蘭。正しい栽培方法を知って翌年も花を咲かせましょう。

蝶なの? 蛾なの? 名前の由来

胡蝶蘭とはどんな植物なんでしょう?
原産地はインドやスリランカ、フィリピン、マレーシア、パプアニューギニア、台湾、中国南部などの東南アジア地域とオーストラリアの北部といった熱帯地域。樹木などに着生し空気中から水分を吸収する着生ランの一種です。

蝶のような花の形から日本では胡蝶蘭と呼ばれます。学名はPhalaenopsis(ファレノプシス)といい、これは「蛾のような」という意味です。

胡蝶蘭は単茎性のランです。単茎性とは、他の多くのランのように新しいバルブをつけて増えるのではなく、1つの株が成長していくもの。成長といっても大きくなるわけではなく、葉と根を更新していくのです。なんと胡蝶蘭の寿命は50年もあるそうですよ。

胡蝶蘭の品種は?

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胡蝶蘭にはランの中でもとりわけ品種が多く、15.000種以上もあるとのこと。そのため特定の品種名で分けるというよりはサイズや色で分類する場合が多いです。

サイズで分ける場合は、花のサイズが11~15cmが大輪、3~6cmのものが中輪、2~4cmが小輪となります。

色は白系、ピンク系、黄色系、赤系、グリーン系、ブルー系があります。

初心者の方なら小輪のピンク系が花芽が付きやすくてオススメですよ。

贈り物として人気があるのには理由がある

胡蝶蘭は見た目の豪華さ、花持ちの良さなどから贈り物として大変人気があります。開花株は1年を通して流通していますが、本来の花期である冬の開花株なら、条件にもよりますが2ヶ月ぐらいは花を楽しめます。

また「幸福が飛んでくる」という花言葉からお店などの開店祝いなどとしてよく贈られます。

育てやすくて病害虫が少ないのも魅力ですね。

胡蝶蘭の開花株を手に入れたら

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今では1年中開花株が入手できる胡蝶蘭ですが、手に入れるのに一番のオススメ時期は本来の花の時期である冬です。何故冬かというと、その後の成長などを考慮して一番自然な形で栽培ができるからです。

なので冬に開花株を手に入れたらということで説明していきます。

快適な状態にするためにはラッピングは取る

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