2018年1月16日 更新

基本を押さえれば難しくない! 胡蝶蘭を翌年も咲かせるコツ

冬のこの時期、室内で一際目を引く胡蝶蘭! 見た目も豪華で花持ちもよく、贈答用としても断トツの人気を誇る鉢花です。1鉢あればお部屋がぱっと明るくなりますよね。しかしせっかく素敵な胡蝶蘭を手に入れたものの、育て方がわからなくて枯らしてしまう人が意外と多いんです。今回は胡蝶蘭の開花株を手に入れてから翌年花を咲かすまでの育て方のコツをご紹介します。

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花が咲き終わった胡蝶蘭は、株によって異なりますがだいたい2年に1度くらいのペースで植え替えを行います。植え替えの適期は成長期である4~6月。

植え替えの手順を写真を交えながら説明しましょう。

こんな株は植え替えが必要

植え替えが必要なのは次のような株です。

・2年以上植え替えていないもの
・植え込み用土が古くなってたり腐っていたりするもの
・一つの鉢に複数の株が植え込んであるもの
・成長して鉢が窮屈になっているもの

植え替えを行う手順

植え替え 準備するもの

植え替え 準備するもの

まず次のものを準備してください。

・用土
・鉢
・消毒したハサミ
・割り箸
・マグアンプK(バーク植えの場合)

用土はバーク又は水苔どちらでもいいです。水苔植えのものをバーク植えに、バーク植えのものから水苔植えに変えることもできます。

バーク植えをする場合はバーク自体が水はけが良すぎるので、鉢は必ずポリポットを用います。

水苔植えする場合は、鉢は必ず素焼きのものを使いましょう。また使用する水苔は、前もって水に戻しておきましょう。

花茎が残っている場合は元から切っておきましょう。
植え替え 古い鉢から株を取り出す

植え替え 古い鉢から株を取り出す

まず根を傷つけないように鉢から丁寧に取り出し、周りについている水苔やバークをほぐしながら全て取り除きます。

次に腐っていたり折れて栄養が行かなくなっている根を消毒したハサミで切って取り除きます。触ってブヨブヨと柔らかい根は腐っていますよ。株を裏返してよく見ながらやってください。
植え替え 根を水苔で巻く

植え替え 根を水苔で巻く

水苔植えの場合は鉢に入れる前に、根の周りに水苔を入れて鉢の大きさまで巻いていきます。(写真参照)
この時に力を入れて根を折らないように注意してください。
植え替え 新しい鉢に植える

植え替え 新しい鉢に植える

水苔植えは、そのまま鉢に植えます。隙間に割り箸などを使って水苔を入れ込んでください。

バーク植えは、最初鉢底の部分にバークを入れてその上にマグアンプをひとつまみ入れてさらにバークを入れておきます。その上に胡蝶蘭を入れ、根の間にバークを入れていきます。隙間には割り箸などを使って入れましょう。

両方とも鉢の縁から2cmくらい下のあたりまで用土を入れます。

植え替え後は根が傷んでいて病気を発生させないために乾燥させる必要があります。1週間ほど水をあげないようにしてください。

季節ごとの管理

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