2017年8月5日 更新

ハーブの夏前の手入れと収穫、保存方法は?

庭で育てたハーブ。夏前にお手入れと収穫を兼ねて切り戻しをしましょう。ハーブごとの収穫の方法や長く楽しむための保存方法、利用方法もご紹介します。

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フレッシュなまま冷蔵庫で保存

すぐに使い切る分量だったら、冷蔵庫で保存することも可能。
バジルなどは、湿らせたキッチンペーパーでくるみ野菜室で保存すれば、1週間程度フレッシュな状態を保てます。そのまま冷蔵してしまうと黒ずんでしまうので注意。
摘んですぐの葉を水を入れたグラスに挿しておいてもフレッシュな状態を保てます。

冷凍して保存

風味や色を保つことができる冷凍保存に向いているのは、パセリやフェンネル、バジル、チャイブなどです。冷凍前にさっと水洗いして汚れを落とし、よく水を切っておきましょう。
ハーブをビニール袋に入れて、さらにハーブが傷まないようにタッパー容器に入れて冷凍します。
ミントを製氷皿に入れて水を注ぎ冷凍すると、飲み物に浮かべて利用することができて便利です。さらに、刻んだハーブを製氷皿で水とともに凍らせ、料理に利用する方法も。
冷凍させたハーブは風味が落ちないうちに使い切りましょう。

ドライにして保存

乾燥前にキッチンペーパーなどで葉をきれいに拭いて、土やほこりを落としましょう。そのあと、よく水気を切り、風通しの良い日陰で乾燥させます。茎ごと収穫したハーブは少量ずつ束ねて下げておきましょう。カモミールの花などは新聞紙に広げて乾燥させます。
葉がパリパリに乾燥したら、タッパーやジッパー付きポリ袋などに入れ、冷暗所で保存します。乾燥材があれば一緒に入れておくといいですね。
ドライに向いているのは、オレガノやタイム、ローリエ、セージ、ローズマリーなどです。

ハーブオイル

お料理に手軽に使えてハーブの香りを楽しめるのがハーブオイル。摘み取ったハーブをオリーブオイルやヒマワリ油などに漬けこんで香りをオイルに移してから使います。

作り方はとても簡単。
まず、摘み取ったハーブの汚れをよく落とします。水洗いした場合は、しっかりと水気を拭き取ってください。水分が残っていると傷みのもとになってしまいます。きれいに洗って乾燥させた瓶にハーブを入れ、ハーブが全部浸かる高さまでオイルを注ぎます。ハーブがオイルから出ているとカビが生えるので要注意。小さめのハーブはそのまま、サイズが大きければ荒く刻むとよいでしょう。蓋をして、時々瓶をゆすって中身が混ざるようにし、2週間ほどねかせます。オイルに香りが十分移ったらハーブを取り出して出来上がり!パスタや炒めもの、ドレッシング、マリネなどに利用してください。

ハーブビネガー

ハーブを漬け込んだお酢も料理に使いやすいもの。シードルビネガーやワインビネガーに、ハーブオイルを作るときと同様の方法で漬け込みます。ハーブがしっかりお酢に浸かるようにしてください。毎日振って中身が混ざるようにしながら約2週間で出来上がり。
使ったハーブがわかるようにラベルを貼るか、ハーブの小枝を1本入れておくとわかりやすいだけでなく見た目もおしゃれ。ドレッシングやマリネなどにどうぞ。

調理して保存

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バジルペースト

バジルがたくさん育ったらぜひ作りたいのが、バジルペースト。
生のバジルの葉は軽く洗い、水気をよく拭き取ります。水気が残っているとカビが生えるので気をつけましょう。バジルの葉にオリーブオイルを注いでフードカッターやミキサーにかけ、なめらかにします。分量は、葉全体にオイルがからまるようなイメージで大丈夫。オイルが多めだと、バジルが黒ずんでくることがありません。
出来上がったら保存容器に入れてオリーブオイルを少量ふたをするように流し込んで保存しましょう。長期間保存する場合は、ジッパー付きのビニール袋などに入れて薄く伸ばしてから冷凍すると、使う都度必要な量を取り出せます。塩などを加えていないので、調理をする時に味を調えてください。

ペーストを作るときににんにくや松の実、塩を加えるとジェノベーゼソースになります。味付けしてあるものは料理にすぐに使えて便利です。
ハーブバター

刻んだフレッシュハーブを混ぜ込んだハーブバター。パンに添えるだけでなく、ビスケットや肉・魚料理などに添えても。おしゃれで美味!なのでおすすめです。チャイブやパセリ、にんにく、タイム、ローズマリーなどで作ってみましょう。

刻んだハーブをバターによく練り込み、塩・黒コショウを加えて混ぜ合わせ、形を整えて冷蔵庫で冷やし、味をなじませます。製氷皿で凍らせるとしばらく保存でき、使いたい分量だけ解凍することができますよ。

梅雨時~夏にやっておきたいお手入れは?

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