2017年5月30日 更新

バラと庭の祭典!第19回 国際バラとガーデニングショウ その3

第19回 国際バラとガーデニングショウの報告第3弾は、このショウのメインテーマである「バラ」を中心にお届けします。バラの新品種やバラを使った展示、バラの歴史のほか、ハンギングバスケットコンテストの様子や多肉植物のかわいらしい使い方などもご紹介します。

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バラにクレマチスやライラック、アジサイ、ピオニーなどを合わせて種類ごとにディスプレイ。全体を淡いピンク~ローズピンク、紫、水色、白でまとめてロマンチックな空間になっています。
古いレンガやアンティークのテーブルに合わせるのは、やはりアンティークの風合いのあるものたち。ガラスやブリキ、木の素材でできた器やピンなどを組み合わせています。かごも田舎風にしたいときに欠かせないアイテム。フレンチスタイルはナチュラルなガーデンにもよく似合います。

バラの花は豪華に魅せるのも得意ですが、アンティークの器や雑貨などに合わせるのも素敵です。庭で摘んできたようなナチュラルな草花と合わせたり、一種類ずつ器にまとめて並べてみたり。
フレンチスタイルの飾り方、たくさん咲いたバラを室内に生けるときの参考にしてみてください。

バラと合わせるのにおすすめの植物は?

第19回 国際バラとガーデニングショウ (3349)

via 第19回 国際バラとガーデニングショウ
第19回 国際バラとガーデニングショウ (3350)

via 第19回 国際バラとガーデニングショウ
バラと合わせたい宿根草、多くのガーデンで使われていたのがジギタリス。イングリッシュガーデンには欠かせない宿根草です。ボーダー花壇の主役にもなるジギタリスは王道といった感じでしょうか。その他、クレマチスとつるバラの組み合わせも人気です。
ジギタリスと似た形状の花がデルフィニューム。ブルーや紫色の花がガーデンに華やかさを出してくれます。同じく、淡い紫色の花が美しいカンパニュラもおすすめです。どちらも暑さに弱いので、蒸れないように注意しましょう。
高さを出せるコモン・マロウ(ウスベニアオイ)もイングリッシュガーデンにはよく使われていますね。

バラと合わせたいのは花だけではありません。むしろ、葉が美しい植物のほうがバラの美しさを引き立ててくれることもあります。
人気があるのは、ホスタ(ギボウシ)やヒューケラ(ツボサンゴ)、ラミウムなど。さまざまな葉色の品種があるので、花のない時期も庭に変化をつけることができます。ふわふわの毛が触り心地の良いシルバーリーフ、ヘリクリサムやラムズイヤーもおすすめです。

繊細な草花もバラの庭には人気があります。優しい印象にしたいときは、オルラヤや矢車菊、ニゲラ、リナリアなど風にそよぐ姿が楽しめる植物がおすすめ。足元を埋めるタイムや、高さを出せるローズマリー、ラベンダーなどのハーブを組み合わせてもよいでしょう。

ボリュームたっぷり!ハンギングバスケットコンテストより

第19回 国際バラとガーデニングショウ (3353)

今年の大賞を取った作品
via 第19回 国際バラとガーデニングショウ
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最優秀賞の作品
via 第19回 国際バラとガーデニングショウ
ハンギングバスケットコンテストはどれも力作ぞろい。大人っぽいシックな色合いのハンギングが目立ちました。
大賞になった作品は、アジサイやアスチルベなどが生える自然の風景をぎゅっと凝縮したようなハンギング。高度なテクニックで、ボリュームたっぷりのハンギングバスケットにまとめていました。
最優秀賞の壁掛け式のハンギングバスケットは、イエロー系の色合いがとても美しいもの。周囲を多肉植物がぐるりと囲んだ、装飾性の高いハンギングバスケットです。
他にも、色彩や使用する植物の種類、背景などに工夫を凝らしたさまざまなハンギングバスケットが並んでいました。

多肉植物の可愛すぎる使い方

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via 第19回 国際バラとガーデニングショウ
第19回 国際バラとガーデニングショウ (3358)

via 第19回 国際バラとガーデニングショウ
国際バラとガーデニングショウで、バラ以外で目を引いたのが多肉植物を使った展示。どんなところにも植えられる多肉植物は、庭やベランダを装飾するのにとても重宝な植物なんです。花壇の植え込みとして使ったり、小さなオブジェとして使ったり。水やりしにくい場所に植えても工夫次第でしっかり育ってくれる多肉植物。多用したくなるのは、その色合いの美しさと形の可愛さにもあるようです。

多肉植物を窓辺のプランターボックスやドアにかけたリースに使ったコンテストガーデンも。全体を形・色とりどりの多肉植物でまとめているため、とても変化に富んでにぎやかな印象でした。全体を多肉植物でまとめるのはハードルが高いかもしれませんが、一部分に使ってみるのもよさそうですね。

一方、多肉植物を使ったミニチュアサイズのオブジェも。多肉植物の特徴をうまく使い、ワインのコルク栓や壁掛けなどにアレンジした可愛い作品がたくさん並んでいました。
第19回 国際バラとガーデニングショウでは、他にも鉢植えのバラやバラの盆栽、バラの切り花などのコンテストも行われます。バラと竹の巨大生け花なども会場を飾っていました。
このガーデニングショウは、バラの苗をはじめさまざまなグッズを買うことができるのも楽しみのひとつ。みなさん目的のバラの苗などを購入していました。私も、ついバラの苗を購入してしまい、さてどこに植えようか…と考え中。当分鉢植えで楽しむことになりそうです。
毎年開催される国際バラとガーデニングショウ、来年の開催も楽しみですね。
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