2018年12月25日 更新

プランターで一度使った土は使えない?古い土を再利用する方法

プランターや鉢で使った土を再生して使ってみませんか?ガーデニングの閑散期ともいえる冬の間にやっておきたい、土をふかふかの状態に再生させる方法をご紹介します。

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土を殺菌する方法はいくつかあります。夏と冬で向いている方法が異なるので、時期により適した殺菌方法を使いましょう。
■(冬)日当たりの良い場所で日光と寒風にさらす
園芸用のプラスチック容器やビニールシートなどの上に土を広げ、日当たりの良い場所に1週間ほど置いておきます。できるだけ薄く平らに広げましょう。スペースがない場合は、途中で上下の土を入れ替えます。ベランダでは土の飛散に注意。

■(夏)黒いビニール袋に土を入れて殺菌
土を黒いビニール袋に入れて霧吹きで水分をたっぷり与え、上下まんべんなく日に当てます。土を高温にして殺菌するため、日当たりの悪い場所では意味がありません。

■(冬・夏)熱湯をかける
土にまんべんなく熱湯をかけて殺菌します。スペースがあまりない場合などにもおすすめ。火傷や容器の変形に注意してください。

4.肥料などを混ぜて完成!

殺菌が終わった土に肥料や腐葉土などをまぜて1週間ほど寝かし、使える状態にしましょう。酸性を嫌う植物を植える場合は、苦土石灰などを混ぜて1~2週間置いておきます。

腐葉土などを混ぜる代わりに、土の再生材(リサイクル材)を混ぜると簡単です。
商品によってさまざまな原料が配合されていますが、基本は土壌微生物を増やして活性化し有機物の働きで土の団粒化を助けるしくみです。

土を再生するときに注意すること

・虫が残らないようにする
・連作障害に注意する
・未発酵の枯葉などは混ぜない
・雑草の種を残さない

こんな場合はあきらめて処分

虫は取り除けば土を再生できますが、病気には注意が必要。
前に植えていた植物が病気にかかっていたという場合は、土も処分して新しいものにしたほうが安全です。特に、ウイルス性の病気やカビによる病気にかかったものは、次に植えた植物も病気にかかる可能性が大。植物と一緒に土も処分しましょう。

植え替えをしない鉢の土をそのまま使いたい時

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小さな熊手などを使って土の上部を軽く耕し、土の再生材や腐葉土などをすき込みましょう。これだけでも土の状態はかなり変わってきます。しばらく植え替えずに育てる植物は、毎年冬の間にやっておくといいですね。

水やりをしたときに水分のしみ込みや流出が悪くなってきた土は、団粒構造がすでに失われている可能性があります。その場合は、適期に植え替えを行って新しい土に取り換えてあげましょう。

庭の土も再生させたほうがいい?

庭 パス 花 · Pixabayの無料写真 (13273)

プランターなどと異なり、庭の土を取り替えることはあまりないのでは?
地植えの場合も土がだんだん固くなってくることはあります。土を良い状態に保つために自然の力も借りましょう。腐葉土をすき込み、ミミズなどが住める状態になっていると、土は良い状態を保てます。

季節ごとに植物を植え替えたり家庭菜園に使う場合は、「天地返し」を行います。
天地返しとは土の上と下を入れ替える作業のこと。土を30cmほど掘り起こして2週間ほど天日にさらします。苦土石灰や堆肥、腐葉土などを混ぜて2週間ほど経ったら新しい植物を植えられます。

ただ、病気にかかった植物がある場合は土を取り替えなければならないことも。病気の植物を掘り起こして処分し、病気に適応した薬剤で土を消毒してください。

春花壇の準備は冬の間にやっておこう

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