良い土の条件とは?
via www.photo-ac.com
団粒構造であること
団粒構造とは、土の粒子がお団子のようにくっついている状態のこと。
丸いお団子を重ねると隙間ができるように、団粒構造の土は団子状の土の塊と塊の間に適度な隙間があるため通気性や排水性があり、ふかふかの状態になります。
団粒構造が崩れてくると、土の粒の隙間に細かい土(微塵)が入り込み、土の粒の間の隙間がなくなってきます。
その極端な例が粘土です。反対に、土がくっつかない状態のものが砂。軽石のような大きな粒(石)は土とは分けて考えます。
団粒構造は良い土の条件である通気性や排水性などとも深い関係があります。
丸いお団子を重ねると隙間ができるように、団粒構造の土は団子状の土の塊と塊の間に適度な隙間があるため通気性や排水性があり、ふかふかの状態になります。
団粒構造が崩れてくると、土の粒の隙間に細かい土(微塵)が入り込み、土の粒の間の隙間がなくなってきます。
その極端な例が粘土です。反対に、土がくっつかない状態のものが砂。軽石のような大きな粒(石)は土とは分けて考えます。
団粒構造は良い土の条件である通気性や排水性などとも深い関係があります。
排水性・保水性が良いこと
水を好む植物を除き、水はけの悪い土は根腐れしやすく植物の生育が悪くなります。水はけが良すぎるのも問題です。例えば砂地ではせっかくの水分がすぐに通り抜けてしまい、植物がゆっくり水を吸い上げることができません。
水が土の粒子の間を通りやすく、なおかつ水分をほどよく保つ、排水性と保水性のバランスの良い土が植物の良く育つ土です。
水が土の粒子の間を通りやすく、なおかつ水分をほどよく保つ、排水性と保水性のバランスの良い土が植物の良く育つ土です。
通気性が良いこと
植物が育つためには、土壌中の水分のほかに空気も必要。土の中で根は絶えず水に浸かっているわけではありません。空気が動く隙間がないと水分も動かず、植物はやがて枯れてしまいます。
通気性が良いということは、水分の出入りも良いということです。
通気性が良いということは、水分の出入りも良いということです。
肥料分をほどよく含むこと
肥料分を含まない土で植物を育てると極端に育ちが悪くなります。もちろん、絶えず液肥などで肥料を補えば別ですが。
反対に、肥料を与え過ぎた場合も植物に障害が出てしまい、育ちが悪くなります。
肥料分やさまざまな微量要素などをほどよく含んでいると、植物が良く育ちます。
反対に、肥料を与え過ぎた場合も植物に障害が出てしまい、育ちが悪くなります。
肥料分やさまざまな微量要素などをほどよく含んでいると、植物が良く育ちます。
肥料を保つ力(保肥性)があること
肥料分は水に溶けた状態で植物の根から吸収されます。そのため、土に肥料を保つ力がないと、せっかく肥料を与えてもすぐに流出してしまい、植物が養分を吸収することができません。
肥料分を保つ力のある土は、ある程度保水力のある土ということになります。
肥料分を保つ力のある土は、ある程度保水力のある土ということになります。
微生物がバランスよく生存すること
微生物は枯葉を分解するなど、物質の循環に欠かせません。マメ科の植物の根に生息する根粒菌も微生物の一種。大気中の窒素を植物が吸収できる状態に固定します。
土壌中に腐葉土や堆肥などの有機物があると微生物が増え、土を良い状態に保つことができます。しかし、有機物を入れずに化成肥料や農薬で植物を栽培していると、微生物が少なくなりやがてやせた土地になってしまいます。
微生物は自然界でとても大切な役割を果たしているのです。
土壌中に腐葉土や堆肥などの有機物があると微生物が増え、土を良い状態に保つことができます。しかし、有機物を入れずに化成肥料や農薬で植物を栽培していると、微生物が少なくなりやがてやせた土地になってしまいます。
微生物は自然界でとても大切な役割を果たしているのです。