会場入り口付近から多くのショップが並び、ガーデニングショウの雰囲気を盛り上げる中、会場に入るとバラ、バラ、バラ。ガーデニングのすばらしい展示とバラの香りや色に包まれる空間は特別なもの。バラの種苗会社による苗の販売も盛況で、好みのバラを買い求める人の長い列も。
国際バラとガーデニングショウの取材その3は、モダンローズの歴史や2017年の新作バラのほか、高度なテクニックを駆使したハンギングバスケットコンテストやバラを使った展示、バラに合わせるおすすめの植物や今回特に目についた多肉植物の可愛い使い方などをご紹介します!
国際バラとガーデニングショウの取材その3は、モダンローズの歴史や2017年の新作バラのほか、高度なテクニックを駆使したハンギングバスケットコンテストやバラを使った展示、バラに合わせるおすすめの植物や今回特に目についた多肉植物の可愛い使い方などをご紹介します!
モダンローズ150年の歴史
バラの歴史を振り返ることができる「バラのタイムトンネル」。全長20mのモダンローズのトンネルを通り抜けることができます。トンネル内には、1867年誕生の「ラ・フランス」から年代順に各年代の代表的なバラが展示されていました。こぼれるように咲くバラで埋め尽くされた空間は圧巻!バラの香りと美しい色に包まれていました。
モダンローズ第1号の「ラ・フランス」。ここからモダンローズの時代が始まったと言われています。それまでほとんどのバラが一季咲きだったのに対し、フランスのギヨーによって生み出された「ラ・フランス」は四季咲きで樹形は木立性という画期的なもの。ダマスクの芳香の、花壇によく似合うバラです。
華やかな大輪で結実しやすく、人工交配の親として知られるレディ・メアリー・フィッツウィリアム。ハイブリッド・ティーローズの発展を支えたバラです。
「新しい夜明け」という意味のニュー・ドーン。耐病性のある強健種で、中大輪のつるバラの原点ともいえるバラです。育種の素材としても知られています。
第二次世界大戦 終戦の年である1945年に発表されたピース。平和を願って名付けられました。フランスの育種家によって作出された、本格的な巨大輪の先駆けとなった品種です。交配親としても利用されています。
1958年に発表されたアイスバーグ。今なお人気の高い、純白の名品種です。つるアイスバーグなどもあります。純白の可憐な花がよく咲き、丈夫なのも魅力です。