更地の土づくりと同じように、土の中の異物をとりのぞきます。一度植物を植えた土は、植物の根や枯れ葉、虫や幼虫、小さな石などいろいろなものが残っています。まずはこれらをすべて取り除きます。細かいものは、土ふるいなどにかけると簡単にとりのぞけます。
2.土を殺菌する
異物をとりのぞいた土を、ビニールなどの上に広げます。夏は直射日光を当てて殺菌できますが、冬は日光が少ないため、別の方法で殺菌します。まず、熱湯を土にかけたあと、外に置いて風にさらします。2週間ほどで一度混ぜておきます。土を殺菌するのは、梅雨をのぞく夏と冬だけにしておきましょう。
3.堆肥や腐葉土などを混ぜる
殺菌が終わったら、土の再生材を加えます。土の再生材はホームセンターで販売しています。他にも、堆肥や腐葉土などを混ぜておくという方法もあります。
4.肥料を混ぜる
最後に、栄養分を補給しておきます。苗を植える前に粒状の肥料を土に混ぜておきます。粒状の肥料は徐々に土に溶け込んでいくので、しっかりと土に栄養を与えることができます。生育時期によりますが、月に1度は粒状の肥料を加えるようにしておきましょう。
苗の選び方
よい苗を選ぶことで、植物がうまく育つかどうかが決まります。花がたくさんついているからという理由だけではなく、細かな点をチェックした上で購入していきましょう。
根を確認する
苗は土から上に出ている葉や茎を見ることも大切ですが、根がしっかりと張っているか確認しておきましょう。土を掘り返すことはできないので、少し茎を揺らしてみるとわかります。ぐらぐらする場合はあまり根が張っていません。またポットの上を少し押したとき、固いと根が張っています。茎や葉が小さくても、根が張っていればこれからどんどん育っていきます。
茎が太く葉がしっかりしている
土から上を見る場合、茎をまずチェックしましょう。土から出ている茎が細いものや、葉の色がよくないものは枯れてしまうこともあります。できればつやつやとした緑色で黄色の葉が含まれていないものを選びましょう。大きな苗よりも、少し小さめの苗で全体がしっかりとしているものがよい苗です。