2018年1月22日 更新

春に備えて準備しておきたい!土づくりと苗の選び方

冬は育てられる花が少ないので、春が待ち遠しい…という人も多いでしょう。では、冬のあいだお庭はどのようになっているでしょうか?枯れた植物がそのままになっていたり、土もそのままという人が多いのでは?どれだけよい苗を植えても、土づくりをしていなければうまく育てることはできません。春になる前に、植物が伸び伸びと育つ土づくりを始めておきましょう。

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更地に植物を植える場合

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1.石灰を入れ、土の酸度を中和する

何も手入れをしていない土は、酸性になりやすくなります。そのままの状態で苗を植えると植物が育ちにくく、病害虫にもかかりやすいです。土づくりを始める前に、まずこれから植える土がどれくらい酸性度が高いか、pH(ペーハー)を調べておきましょう。pHはホームセンターなどで販売している「酸度測定液」を使うと簡単に調べられます。

安いものであれば1000円以内で販売しています。pHを調べた後は、その測定値に合わせて石灰の量を決めていきます。だいたい1㎡当たり200g~300gが適量です。特に野菜を植える場合は、酸性に弱い植物が多いので石灰を入れておきましょう。石灰を入れた後すぐに苗を植えてはいけません。できれば2週間ほど経ってから植えるようにします。

2.堆肥を入れる

石灰を入れたあとは、堆肥をいれます。堆肥はホームセンターで元から配合されているものが販売されていますが、自分で作ることもできます。また、堆肥をいれることで堆肥が土を分解し、植物が育ちやすくなります。堆肥をいれたあとは、土をもう一度掘り起こしておきましょう。

3.有機肥料を入れる

土の栄養となる肥料をいれます。ここで使う肥料とは、基本的にチッソ・リン酸・カリウムの3種類です。ホームセンターで販売している肥料はほとんどこの3つの肥料が含まれています。他にもカルシウム・マグネシウムなどが含まれているものもあります。簡単に使える粒状や液体になっている肥料の他にも、腐葉土・赤玉土などを自分で使い分ける方法もあります。

堆肥の作り方

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1. 落ち葉や野菜のくず、稲のわらなどを用意します。
2. これに米ぬか・牛ふんなどを加えます。
3. 30cmくらいの高さに積み上げることができたら、水をかけながら踏み込んでいきます。
4. 2ヶ月ほど経つと発酵が進んでいくので、一度積み上げた堆肥を混ぜて水をかけておきます。
5. 堆肥が黒くなりボロボロと崩れてきたら出来上がりです。

古い土を使う場合

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一度植物を育てた土は栄養分が少なくなり、病害虫にかかりやすくなります。できれば新しい土を使った方がいいのですが、古い土をそのまま使う方法もあります。

1.異物を取り除く

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