2018年11月9日 更新

寄せ植えのお手入れ方法~植物の植え替えとメンテナンス

寄せ植えを作った後のお手入れ、どうしていますか?花がたくさん咲いている見頃を過ぎて、1種類、また1種類と枯れる植物が出てくると必要なのが植え替えです。そのまま残しておきたい葉物などは残し、部分的に植え替える必要も。寄せ植えを長持ちさせるメンテナンスと植え替え方法をご紹介します。

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寄せ植えを作り直す場合は、植えてある植物を全部取り出して植え替えてしまいましょう。他の寄せ植えに使えるリーフ類は、再び出番がやってくるまで小さな鉢などに植え替えて育てておくといいですね。

鉢から植物を抜くか掘り上げて、いったん土を全部出します。鉢底石も取り出しましょう。
鉢底石をネットに入れている場合は、取り出して水洗いし、再び鉢植えに使えます。そのまま入れてある場合は、ふるいにかけて根や土を取り除き、よく洗って乾かしておきます。
土を取り出した鉢も良く洗い、乾かします。

新しく寄せ植えする植物を用意したら、配置を決めて植えていきましょう。使う土は新しい培養土にします。植物をたくさん植える寄せ植えは、元肥をしっかり入れておくのがポイントです。

古い土はふるいにかけて古い根や虫などを取り除き、土壌改良剤(再生材)や腐葉土などの再生材などを混ぜておけばまた使えます。

一部分だけ植え替える

グリーンや宿根草の花と一緒に植えこんだ寄せ植えは、一部分だけ植え替える場合も多いと思います。花期の長い花と短い花を組み合わせて植えた場合も、見苦しくなってきた部分を植え替えましょう。

実際に、一部分を残しながら植え替える方法を挙げてみます。参考にしてください。
1.4月初めの状態。
宿根草の小輪咲きクリスマスローズ・プチドールと、同じく宿根草のマーガレット、新たに植えたネメシアの3種類。ピンク系の寄せ植えです。
最初はクリスマスローズの花が目立っていましたが、1カ月ほどで他の花がだいぶ育ってきて鉢を覆うサイズになってきています。
Kaoru Sakamoto (12444)

via Kaoru Sakamoto
2.5月末の状態。
クリスマスローズは花を切り葉だけに。マーガレットが一段と大きくなり、ネメシアもかなり背が高くなりました。切り戻しをするとこんもりした姿を保てますが、野原のような感じにしたかったのでこのままで。
だんだん花が小さくなってきていますが、それも良い感じ。肥料をたくさん与えると濃い色の花がたくさん咲くようになります。
Kaoru Sakamoto (12446)

via Kaoru Sakamoto
3.6月末の状態。
早い時期から高温が続き、蒸れて傷みが出てきました。マーガレットをばっさりと剪定しています。
切り戻すときは枯れないように、地際から新芽が育っているのを確認してから行いましょう。このあと、マーガレットは移植して別の小さな鉢で養生生活に入ります。
Kaoru Sakamoto (12448)

via Kaoru Sakamoto
4.ネメシアの後にトレニア・カタリーナブルーを植えて涼し気に。這うようにどんどん育ち、花がたくさん咲く丈夫な品種です。
Kaoru Sakamoto (12455)

via Kaoru Sakamoto
5.9月初めの状態。
マーガレットとともに、土も取り除いた状態です。植えたままにするクリスマスローズの根の根を傷めないように注意して作業を行います。
Kaoru Sakamoto (12450)

via Kaoru Sakamoto
5.新しい培養土を追加。ふわふわとしたカスミソウのような花、ユーフォルビア・ダイアモンドフロストを植えます。
高さを確かめて新しい苗を置いてみましょう。元の鉢土の高さと合うように、入れる土の量を微調整します。
Kaoru Sakamoto (12452)

via Kaoru Sakamoto
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