2017年9月29日 更新

初心者でも大丈夫!パンジー、ビオラの種まきと育て方

冬から春にかけての花壇や寄せ植えの主役になるのがパンジーやビオラ。育てやすいので初心者さんにもおすすめです。たくさん苗が必要な時は、種をまいて自分で苗を育ててみましょう。種のまき時や育て方、花を長く楽しむためのコツなどをご紹介します。

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まだ小さな苗は虫の食害に合うとあっという間に全滅してしまいます。もし虫がいるようだったら、見つけ次第捕殺しましょう。

移植して苗を育てる

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育苗箱やピートバン、小さめサイズ(3cm角程度)のプラグトレイにまいた種は、本葉が2~3枚まで育ったら2~3号ポットに移植します。大きめサイズのセルトレイに移植してもいいですね。

まだ苗が小さいので、移植には割りばしを使いましょう。苗を何本かまとめて、土のかたまりごと割りばしで用土からつかみ出し、そっと1本ずつわけて草花用培養土に植えつけていきます。

プラグトレイの場合は、容器の側面をそっと指でつまむようにすると苗を押し出すことができます。トレイから取り出した苗は根鉢を崩さないでそのまま移植します。

あとはたっぷりと水をあげておきましょう。

苗が育ったら定植する

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定植のタイミング

プラグトレイやポットの底を見て、白い根が少し見えてきたら定植適期。すぐに植えてあげましょう。この頃すでに花が咲いている苗もあるはずです。ポットから苗を抜いて根鉢が崩れなければ定植しても大丈夫です。

定植のタイミングを逃してしまうと根が回りすぎてしまいます。根が回って根鉢が根でガチガチになってしまった場合は、根鉢の下の方だけハサミで十字にカットして少し広げてから植え付けましょう。

もし、まだ植え付ける場所があかない場合や大きく育ててから植えたいという場合などは、一回り大きめの鉢に植え替えておきます。

定植の適期は10月末~12月中旬頃まで。苗が育つ前に気温が低くなってしまった場合は、地植えにしてもほとんど成長しません。そのまま鉢で育て、3月になってから定植したほうが安心です。

植え付け用土

鉢植えの場合は草花の培養土などを使用します。庭植えの場合は、定植をする場所にあらかじめ石灰を施し、腐葉土やたい肥などをすき込んで水はけのよい土にしておきます。元肥として緩効性化成肥料を混ぜておきましょう。

定植の際に気をつけること

定植の際は、根鉢を崩さないように注意して扱いましょう。崩してしまうと根が傷んで、その後の育ち具合も変わってきます。前日にたっぷりと苗に水をあげておき、定植後もまわりの土を含めて水をたっぷりとあげましょう。

丁寧に植えたつもりでも、苗と土の間に隙間ができてしまうことがあります。特に寄せ植えにする場合は苗と苗の間に隙間ができやすいので、割りばしなどで土をつついて隙間をなくし、土が十分行き渡るようにしましょう。

株間はどれくらいあける?

冬の間花を楽しむ場合の株間は10~15cmほどで大丈夫。
春になって大きく育つことを考えて植える場合は、株間を20cmほどあけておきます。
まだ小さい株だとちょっと寂しく感じるかもしれません。つい間隔を狭くしてしまいそうですが、春になって満開になるとかなり大株になります。それまで我慢しましょう。株と株の間にチューリップの球根などを植え付けてもいいですね。

定植後の水やりや施肥などの管理

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