2017年8月17日 更新

バラの庭を目指して!初めてのバラ栽培 第1回 バラの苗選び

バラ栽培、何だか難しそう・・・そう思っている方も多いと思います。でも実は要点をおさえてやれば、美しい花を咲かすことができるんです! 初めてのバラ栽培でうまくいくかどうかは、苗選びから。おすすめの品種と苗選びのポイントを解説します。

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猛暑の夏も雪が降る冬も20年間、わが家の庭で花をつけてきたイングリッシュローズの「ヘリテージ」も初めてのバラ栽培におすすめの品種です。淡いピンクの花びらを幾重にも重ね、カップ咲きの花はクラシカルな上品さがあり見ていてうっとりとします。花保ちはあまり良くないですが、次々と咲きます。樹高は150cmとちょっと大きめ。

病気に強く、抜群の耐寒性と耐暑性があり、半日陰でもよく咲きます。シュラブタイプなのでオベリスクに這わせると見応えがありますよ。

ミルラ香(スパイスのアニスに似た香り)にフルーツとカーネーション、はちみつの香りをプラスした強い香りがあり、開花すると庭全体に香りが漂います。トゲがとても少ないのもありがたいです。

アンジェラ・・・一面に咲き誇るツルバラ

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バラでアーチやフェンス、壁面を飾りたい方におすすめなのが「アンジェラ」です。アンジェラはツルバラの中でも一年を通じて花をつけます。特に初夏は抜群の花つきで、小さなカップ咲きのピンクの花を無数につけます。

病害虫にとても強く、わが家ではほとんど放置していますが順調に育っています。耐暑性・耐暑性ともによく、半日陰でもたくさん花をつけます。つる性で成長スピードが速いので、這わせるアーチやフェンスは最初から用意したほうがいいですよ。

ほのかなティーの香りがあります。難を言えばトゲが多いことでしょうか。

グラハム トーマス・・・美しい黄色のバラ

グラハム トーマス

グラハム トーマス

わが家のグラハム トーマス
明るい黄色が魅力的なイングリッシュローズ「グラハム トーマス」が一株有ればお庭がパッと明るくなりますよ。樹高は180cmほど。成長はゆっくりめで株が充実してくると花つきがよくなります。

耐寒性と耐暑性があり、うどんこ病には強いですが、黒点病にかかることがあるので早めの対処が必要です。半日陰でも花をつけてくれます。樹形はシュラブタイプ。トレリスを使って誘引するといいですよ。

ティーの香りがして、トゲが少ないです。

苗選びのポイント

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品種の目星がついたら苗選びです。バラ栽培がうまくいくかどうかはよい苗を選ぶことが重要なんです。

まず苗の種類ですが、「新苗」「大苗」「鉢植え苗」の3タイプがあります。

新苗とは、その年の冬にノイバラの台木に各品種を接ぎ木した1年生苗です。サイズが小さく価格が安いですが、まだじゅうぶんに育ってないので初心者には不向きです。

初めての方には大苗か鉢植え苗をおすすめします。大苗とは、新苗を秋まで畑で育てて冬以降にポット詰めされる2年生苗で、鉢植え苗は、新苗または大苗を鉢植えにして育てた苗です。

選ぶ時によく見て欲しいのが、次のポイントです。
・台木・・・しっかりしているか
・枝・・・太くて勢いがあるか
・葉・・・虫食いや病気が無いか、厚みがあり適度なかたさがあるか

通販で購入される場合は、質のいい苗を取り扱う業者を選びましょう。

失敗しないコツは育てやすい品種で丈夫な苗を選ぶこと

バラの苗選びのポイント、おわかりいただけたでしょうか?

バラは、他の植物に比べれば手間がかかるかもしれません。しかし環境に合った品種で丈夫な苗を選び、栽培のコツさえおさえれば、初めてでも綺麗な花を咲かすことができるんです。

第2回では植え付けのポイントを解説します。
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