2017年9月5日 更新

タネから育てるハーブ栽培 パクチーを育ててみよう

今、人気のパクチーをご家庭で育ててみませんか?ちょっとしたコツさえおさえればタネから簡単に育ちます。パクチーの栽培法と利用法をご紹介します。

[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪
このようにセットしてできあがりです。スポンジ部分が常に湿っている状態になるように水量を調整してください。

タネの発芽率をあげるためにすること

実はパクチーのタネは硬い殻に覆われているため、そのまま蒔くと発芽率が非常に低いんです。発芽率を上げるために殻を取り除いてあげましょう。指で押すと簡単に割れますよ。1つの殻の中には2つのタネが入ってます。

プランター栽培なら土の上に数粒まとめて蒔き薄く土をかぶせ、水耕栽培なら数粒をスポンジの上に蒔きます。数粒を一緒に蒔くのは、タネを取り出して蒔いても他の野菜と比べると発芽率が低いから。発芽するまでに長い場合2週間ほどかかります。その間は土やスポンジを湿った状態に保ちましょう。

発芽温度は15℃~30℃。半日陰でもよく育つので窓辺などでの室内栽培に最適です。
 (3563)

双葉が出てきました。この後、本葉が出るのを待って、良い状態の株を残してあとは間引きます。
 (3564)

他の野菜やハーブと違ってパクチーの根は直根性。1本の太い根が伸びています。もしこの根を傷つけたらうまく成長しません。そのためタネは直播きをします。

パクチーの育て方のポイントは?

 (3565)

無事に芽が出たらよく育つように次のことに気を付けましょう。

日光 ・・・ 日当たりがいい場所が望ましいですが、強い直射日光がずっと当たる場所で栽培すると葉が固くなります。特に夏場は室内の明るい場所か半日陰くらいで管理しましょう。

水やり ・・・ プランター栽培は、土の表面が乾いたらたっぷりと。水耕栽培は、水の減り具合に注意し週に1回水替えをします。

通風 ・・・ 蒸し暑い時は蒸れに注意。株が混み合ってきたら剪定するか間引くなどして通風を心がけましょう。

肥料 ・・・ 2週間に1度くらいのペースで液体肥料を与えましょう。
 (3573)

もう一つ注意しなければならないのが花芽です。パクチーは花芽がつくと枯れてしまいます。

太くて赤い縞の入った茎が伸びてきたら、それは花芽となる茎です。この茎につく葉は他の茎の葉と比べると細かく切れ込みが入っているので見分けがつきやすいと思います。もしそういう茎を見つけたら早めに下の方からカットしてしまいましょう。

もしタネを収穫したいのなら花芽はそのままにしておきます。ただし株は枯れてしまいますよ。

コンパニオンプランツとしてのパクチー

 (3566)

パクチーにはコンパニオンプランツとしても有名です。コンパニオンプランツとは、他の植物と一緒に植えると、病害虫を防いでくれたり成長が促進されたりその植物に良い影響を与える植物のことです。

パクチーの最大の特徴といえば、あの匂いですよね。あれを嫌いな人も多いと思いますが、実は植物につくハダニやアブラムシといった害虫も嫌うのです。なのでこれらの害虫がつきやすい野菜や花の横に植えると被害が少なくなるかもしれません。

またハチを誘うので受粉が必要な植物の横に植えても効果があるでしょう。
52 件
[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【観葉植物・多肉植物・冬の鉢花】上手な冬越しのための管理方法

【観葉植物・多肉植物・冬の鉢花】上手な冬越しのための管理方法

熱帯で育つものが多い観葉植物。春夏は成長期に当たりますが、気温が下がってくる秋から冬にかけては休眠期。夏と同じ手入れ方法をしていると枯れてしまうということも。冬の間の管理方法や植物を室内に移す時期、さらに、ポインセチア、シクラメンなど冬の室内を彩る花のお手入れなどもご紹介します。
庭作りに欠かせない宿根草とは?育て方のコツを知っておこう

庭作りに欠かせない宿根草とは?育て方のコツを知っておこう

庭作りで人気の宿根草。一度植えると毎年花を咲かせてくれる姿は嬉しいものです。宿根草にはさまざまな種類がありますが、基本的な育て方にはある程度共通点があります。宿根草の育て方のコツを知っておきましょう。
料理にもガーデンにも使えるハーブ。ローズマリーの育て方と楽しみ方

料理にもガーデンにも使えるハーブ。ローズマリーの育て方と楽しみ方

料理やお茶に利用できるハーブ。中でもローズマリーはガーデンを彩るグリーンとしてもおすすめです。常緑で大株にも育つローズマリーの種類や育て方、利用方法などをご紹介します。
使う楽しみがある庭!梅を収穫して梅酒や梅シロップ、梅干を作ろう

使う楽しみがある庭!梅を収穫して梅酒や梅シロップ、梅干を作ろう

生活の場として庭を楽しみたい方におすすめなのが、収穫の楽しみがある庭。毎年たくさんの実をつけてくれる果樹は、収穫してさまざまなものに加工する楽しみもあります。その中でも、梅シロップや梅干などに使える「梅」の育て方や使い方をご紹介します。
ランタナ(七変化)の育て方。花が終わったあとの切り戻し方法や花の増やし方

ランタナ(七変化)の育て方。花が終わったあとの切り戻し方法や花の増やし方

夏にたくさんの花を咲かすランタナ。あまりの成長度合いに驚く方もいるのではないでしょうか。地植えにするとグランドカバーになるほど横に大きく育ちます。また、鉢植えにしても枝や葉・花がボリュームを出していくのでとても見ごたえがあります。初心者でも簡単に育てられるので、ランタナのかわいい花を楽しんでいきましょう。

この記事のキーワード

この記事を書いたひと

lyrica lyrica