2018年6月22日 更新

庭の印象を変える外構デザイン。オープン外構とクローズ外構とは?

家の外観を左右する外構デザイン。最近はオープン外構が流行りですが、クローズ外構とオープン外構それぞれにメリット、デメリットがあります。ライフスタイルやガーデンデザインによって植栽やフェンスなど向いている外構も変わります。何を重視するか考えて、納得できる外構デザインを選びましょう。

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クローズ外構のメリット

1.外部から庭や家の中が見られにくく安心感がある
クローズ外構は、目隠しになるフェンスなどの外構があることで外から家の中や庭が見られにくく、リラックスして暮らすことができます。人通りが多い道路に面している場合などにもクローズ外構が向いています。

2.プライバシーが守られやすい
クローズ外構の最大のメリットが、プライバシーを守りやすいこと。ある程度高さのある塀やフェンス、生垣などで囲うので、外から見えにくく安心です。

3.敷地内に侵入されにくい
塀や生垣があることで敷地の境界がはっきりし、敷地内に侵入されにくいというメリットがあります。

4.防犯性が高まる
しっかり囲まれているので簡単に人が入りにくく、通常は防犯性が高まります。

クローズ外構のデメリット

1.風通しや採光性が悪くなる
外構の種類によっては、庭や家の中が暗くなってしまったり、風通しが悪くなったりすることもあります。家の中からみて気になる部分だけ高さのあるフェンスや塀、生垣などにして、それ以外の部分は低いフェンスで採光や通風を確保するという方法もあります。

2.外構費用が高くなる
家の周囲全てに外構工事を行う場合、工事の規模や使用するものによってはかなり費用がかかることも。あらかじめ予算を設定し、工事が必要な部分や自力でやるのは難しい部分は業者に依頼するとスムーズです。予算が足りなければ、植栽は一気にやろうと思わずに、暮らしながら少しずつ完成させるという方法もおすすめです。

3.死角があると防犯性に不安が生じることも
外から全く見えない高さの塀や密集した背の高い生垣などで囲ってしまった場合、例えば泥棒がリビングの窓を開けるための作業をしていても周囲から気疲れにくく、かえって盗難などの被害にあいやすくなることも。
防犯性を高めるには、人が入れないような外構にして防犯カメラなどを設置し万全の備えをするか、適度に間隔のあいた高すぎないフェンスで目隠しをしつつ外と隔てすぎない外構にするなどの工夫が必要です。

クローズ外構の種類1・生垣のメリットとデメリット

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好きな樹種を選んで植えることができ、緑あふれる空間を作ることができる生垣。そのメリットとデメリットを見てみましょう。

生垣のメリット

家の周りを緑が囲むことで家がより魅力的に見えると同時に、生垣のある家が連なると緑の多い街環境を作ることができるのが生垣の最大のメリット。

また、生垣はブロック塀のように足をかけて乗り越えるということができません。そのため、塀にするよりも泥棒などに入られにくいようです。

一度植えれば、枯れない限り作り直す必要がないのもメリットです。

さらに、生垣は火事の際の延焼を食い止める働きがあり、地震などの際にもブロック塀のように倒れません。

外構を生垣にすると災害に強い街づくりにつながるため、地域によっては、家の外構を生垣にすると自治体から補助金が出ることもあります。
東京都の区部など都心部が多いですが、埼玉県川口市や神奈川県横浜市、岐阜県岐阜市、兵庫県神戸市など多くの自治体が独自の補助金を出しており、上限40万円というところや、生垣用の苗木を100本交付する制度など補助の仕方は自治体によってさまざま。既存塀の撤去費用の一部を助成する制度を持つ自治体もあるので、生垣を検討している人は、住んでいる地域にそのような助成制度がないか一度調べてみるとよいでしょう。

生垣のデメリット

一方、生垣は生きている樹木を植えるため、手入れをしなければきれいな状態を保てないのがデメリットです。

伸びすぎて道路にはみ出すと歩道の通行を妨げたり、交差点などの見通しが悪くなって事故につながったりすることも。最低でも1年に1回は剪定を行い、生垣が伸びすぎないように管理する必要があります。

また、虫がつかないように消毒をしたり、雨が少なければ水やりをしたり、道路に落ちた落ち葉を掃くという手間もかかります。

隣家との境界が生垣の場合は、落ち葉などの問題が出ることも。トラブルにならないように、日ごろから良い関係を保てるような努力も大切です。

クローズ外構の種類2・フェンスや塀のメリットとデメリット

フェンスや塀にはさまざまな種類があります。

例えばフェンス。ルーバータイプやピケットフェンス、縦格子や横格子などデザインによって、建物や庭のイメージも大きく変わります。また、素材も木や竹、アイアンなどさまざま。庭のイメージや建物に合わせて選びたいものです。

後からフェンスなどを設置したいという場合は、外構工事の施工会社に依頼することになりますが、庭やエントランスのデザインも含めて依頼するのか、設置するものはある程度決まっていて工事だけ依頼するのかによって依頼先も変わってきます。デザインもできるエクステリア専門会社に依頼すれば、外構デザインに関する提案などもしてもらえます。

また、木製フェンスなどはDIYで設置することも可能。DIY用のフェンスキットも売られているので、費用を押さえたい場合や設置距離が短い場合などにおすすめです。

しっかりした塀を作ってプライバシーを確保したいという人もいるでしょう。塀には、ブロック塀や木製の塀、レンガ塀などさまざまなものがあります。高さのある塀は、しっかりと目隠しをしたい場合などに向いています。

フェンスのメリットとデメリット

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