2017年8月17日 更新

バラの庭を目指して!初めてのバラ栽培 第2回 苗の植え付けかた

どんなバラを育てるかが決まったら、次は苗の植え付けです。バラがよく育つにはどういう植え付け方をしたらいいのか、鉢植えと地植えにわけて詳しく説明します。

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バラの苗の水やり

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無事に植え付けが終わったら、株を充実させるために気をつけなければならないことがあります。特に水やりはとても重要なんです。でも、毎日決まった時間にあげるのではなく、苗の状態を見ながら苗が水を欲しがっている時に水やりをします。

水やりのタイミングを知るために、先ずは植えている土を観察しましょう。苗が周りの水分を吸っていれば土の表面が乾いてきます。このタイミングでたっぷりと水をやります。鉢植えなら鉢底からたっぷり水が流れ出すくらいあげましょう。このタイミングを無視して水やりを行っていると、乾燥しすぎて枯れたり、水が多すぎて根腐れを起こして枯れてしまうことがありますよ。

水やりは、根元に静かに行います。水はねで病気を起こすことがあるからです。また葉や花に水がかかってしまうと葉焼けや花びらにシミが出来たりしますので注意してください。

時間帯は朝が1番ですが、乾きがはやい場合は朝・夕に行います。ただし真夏の暑い時期は早朝日が昇る前や、夜ある程度気温が下がってから行ってください。

よい花を咲かすためには肥料も必要

バラは他の植物よりも多くの栄養分が必要で、そのために肥料を与えます。肥料は2種類。即効性のある液肥と、ゆっくり効く置き肥です。

苗を植え付けて2週間経ったら液肥を与えましょう。液肥はバラが成長期に入る4月から6月に与え、頻度は月に1~2回程度です。

6月に入ったら緩効性の置き肥を施します。置き肥は6月と9月、それに新芽が動き出す3月に行います。

秋の開花を目指して丈夫な株を育てましょう

バラの苗の植え付けについてご理解いただけましたでしょうか?

バラの栽培で大切なのは毎日の観察です。水やりや肥料などバラの状態を見ながら行ってください。
また、苗の植え付け時にもったいないけれど思いきって蕾を取ることも忘れずに。これをやることで今後の成長に大きく差が出てきます。秋に美しいバラの花を咲かせるために先ずは丈夫な株を育てましょう。

次回はバラの病害虫と剪定、夏場の管理について解説します。
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