2018年12月13日 更新

イングリッシュガーデンを巡る旅 ~ ベイトマンズ・ガーデン Vol.2 ~

イギリス人として初めて、そして最年少でノーベル文学賞を受賞し、数多くの作品を残した作家、詩人のラドヤード・キップリング。今回は彼の終の棲家となった、日本ではまだあまり知られていないイングリッシュガーデンのひとつでもある、ベイトマンズの庭園についてレポートします!

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何度でも訪れたい場所、ベイトマンズ

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キップリングが暮らしていた時代には、料理人を始めとして多くの使用人がいた他、ガーデンのためにヘッド・ガーデナーと4~5名の庭師が働いていました。

ナショナル・トラストの管理下となった現在では、ヘッド・ガーデナーのレン・バーナモントと2人のフルタイム・ガーデナー、1人のパートタイム・ガーデナーと地所管理人、そしておよそ25名のボランティアチームによりこの庭園と敷地がケアされているそうです。
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残念ながらキップリングの死後、ガーデンに関連する書類は殆ど残されておらず、植栽に関する詳細もあまり分かっていないそうです。庭園にはパルテール式のフォーマルなガーデンもあったそうですが、こちらは現存していません。

しかしながらベイトマンズでは、できる限りキップリングが設計したオリジナルのレイアウトを保ちつつ、そこへ現代的なエッセンスをふんだんに取り入れており、昔と変わらぬ風景の中にそれが見事に溶け込んでいる印象でした。

特にマルベリー・ガーデンとベジタブル・ガーデンの植栽はどれほど見ていても飽きることがないほど素晴らしく、来年はどのようなガーデンになっているんだろう?と、期待せずにはいられないほど。

何度でも滞在したいと思わせるベイトマンズの庭園は、きっとリピートするに違いない場所のひとつになりました。
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若くして才能を発揮し、多くの作品を発表し、そして富と名誉、すべて手に入れたかのように思えるラドヤード・キップリング。

しかしVol.1 でご紹介したように、二人の子どもを亡くすという辛い経験を経て、決して順風満帆とは言えない晩年でもありました。

しかしこのベイトマンズで過ごす静かで穏やかな時間が、きっと彼にとっては慰めであったことだろうと思います。
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インド、イギリス、アメリカと多くの国に住んだラドヤード・キップリングがようやく手にした安住の地であり、心の平安と安らぎの場所であったこのベイトマンズに訪れてみませんか?

『ジャングルブック』が大好きだったという方や英国文学ファンの方、そしてガーデンを愛する方も、きっと満足できる場所だと思います。

ベイトマンズへの行き方

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交通公共機関を使いベイトマンズへ行く場合には、最寄りの駅はEtchingham 駅となります。ロンドンからはチャリング・クロス駅、もしくはキャノン・ストリート駅から乗車し、所要時間は約1時間20分ほど。

Etchingham 駅からベイトマンズまでは約3マイル、約4.8キロとなります。Etchingham 駅にはタクシー乗り場はありませんので、予めタクシー会社で往復の予約を入れることをお忘れなく。
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なお、時間が合うようであればEtchingham 駅より331番のバスに40分ほど乗車、Burwash, Bateman's Lane で下車してから徒歩10分ほどでベイトマンズに到着する方法もあります。(2018年の情報です)

オープン時間、入場料など詳しい情報は下記のウェブサイトを参考にしてくださいね。
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi