2017年8月14日 更新

夏から育てるブーゲンビリア

鮮やかな色で夏を彩るブーゲンビリアを育ててみませんか?熱帯植物なので栽培がちょっと難しいのではと思われがちですが、ポイントを押さえさえすれば意外と簡単に育ちます。無理なく栽培をスタートするには夏がオススメ。たくさん花を咲かせましょう。

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生育期のブーゲンビリアは、常に枝を伸ばしながら花を咲かせていきます。そのためある程度の栄養を肥料で補ってやる必要があります。肥料は生育期に1~2ヶ月に1度、緩やかに効く固形肥料をごく少量与えてください。窒素:リン酸:カリウムの割合が1:1:1または2:1:2がいいですよ。

ただし肥料は与えすぎると葉ばかり茂って花芽がつかなくなるので、ほんの少量でけっこうです。また開花の直前に肥料を与えると花が落ちたり花付きが悪くなりますので避けてください。

ブーゲンビリアの病害虫

健康に育っているブーゲンビリアは、基本的に病害虫はほとんどありません。あっても春先や高温時に風通しが悪いとアブラムシがつくぐらいです。アブラムシは葉や茎や苞に寄生し養分を吸って株を弱らせていきますので見つけたらすぐに駆除しましょう。

根詰まりのサインが出たら植替えを

ブーゲンビリアは根詰まりを起こすと成長が停滞してしまいます。次の根詰まりサインが出たら植え替えましょう。

<根詰まりサイン>
・根がびっしりと張って水が染み込みにくい
・黄色い葉が増える
・成長が前年と比べて遅く、葉が小さくなり花つきも悪い

頻度はだいたい2~3年に1度、春暖かくなって一回り大きい鉢に植え替えをします。まず古い鉢から株を抜いて傷んでしまった根を取り除き、土も軽く落とします。それを水はけがよい用土を入れた一回り大きい鉢に植え替えます。用土は市販の観葉植物の培養土が便利ですよ。

ブーゲンビリアの冬越し

熱帯植物であるブーゲンビリアは寒さがとても苦手。晩秋、最低気温が10℃を切るようになったら室内に入れて管理をしましょう。

置き場所は室内でも日がよく当たり暖かい窓辺など。この際注意するのが夜の冷え込みです。特に窓辺は冷気が伝わってきやすいので寒くなる夜間や寒波が来る時は窓から少し離すなどして最低気温が5℃以上になるように気をつけて、乾かし気味に管理してください。

もし最低気温が10℃以上保てる場合は真冬でも日当たりさえよければ花が咲きます。生育期よりは少し乾かし気味ぐらいで管理してください。

春になって遅霜の心配が無くなったら外に出しましょう。

ブーゲンビリアの花をたくさん咲かせる

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ブーゲンビリアは日当たりのよい場所で育てれば花が咲きますが、どうせならたくさん花を咲かせたいですよね。まずは枝数を増やして花数を増やしましょう。

花芽が発達できないとトゲが増える

まずは花芽がつくメカニズムについて説明しましょう。

実はブーゲンビリア、意外とトゲがあるのをご存知ですか?ブーゲンビリアの枝をよく見ると、花が咲いている枝にはトゲが無く、花のない枝にトゲが目立ちます。下の写真をご覧ください。花付きの枝は、花・葉・花・葉と交互になっていますが、花の無い枝もトゲ・葉・トゲ・葉と交互になっていますよね。
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