2017年12月1日 更新

スコットランドでガーデンを楽しもう!~ポートモア・ガーデンズ Vol.1~

スコットランドのボーダーズエリアには、おすすめしたいガーデンがたくさんありますが、その中でも今年一番のお気に入りとも言えるガーデンに出会えました。個人の庭とは思えないほど、非常に完成度の高いポートモア・ガーデンズのレポートをお届けします!

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美しい植栽が特徴のポタジェ

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ポートモア・ガーデンズでボーダー・ガーデンとともに記憶に残っているのが、キッチン・ガーデン、いわゆるポタジェの存在です。

グラスハウスを正面にして右手奥のエリアに造られているポートモア・ガーデンズのポタジェは、野菜や果実を育てる、という範疇を超え、レイアウト、植栽のデザインともに素晴らしいものでした。
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ポタジェの内部には大きめの敷石を使った小道があり、そこを通って行けるようになっており、周囲にはガーデン内の緑に映える色とりどりの花が植えられていました。

ポタジェ内部を歩いていると、どこで立ち止まって周囲を見ても、本当に絵になる風景。オベリスクや植木鉢などを使い、高低差を生み出した素晴らしいバランスで植栽がされていました。
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ポタジェの奥手に見える、グラスハウスの横に位置しているのが、来場者が休憩出来るエリアです。この裏手は、セルフサービスで紅茶が飲める場所となっています。

リード夫人がデザインし、地元の職人さんが造られたというエレガントなパーゴラが、素敵なフォーカルポイントになっていました。

高低差を生かしたパルテール・ガーデン

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ボーダー・ガーデンを挟んでポタジェの反対側にあるエリアは、小さく可愛い、そして静寂な雰囲気を持つパルテール・ガーデンが。

こちらもやはり、花壇の中にトピアリーを配置し、高低差を生かした作りになっています。
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真っ直ぐなラインの敷地に、同じサイズの植物を植えただけでは、見た目にも平凡な風景になってしまいがちですが、そのような場所で効果的なレイアウトと言えるのが、庭の中に垣根を壁のように見立ててシンメトリーに配置し、垣根の内部に植物を植えるパルテールとなります。

パルテール・ガーデンは、庭にドラマティックな景観を生み出しますが、ポートモア・ガーデンズはそこへ更に、エクステリアや、あるいは植物の横幅や背丈のサイズを生かしたデザイン、そしてレイアウトが特徴的でした。

エレガントなフルーツケージ

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パルテール・ガーデンと通路を挟んで向かい側、ウォールド・ガーデンの壁の前に見えるのが、フルーツケージです。

フルーツの果実は鳥が食べてしまうため、それを避けるために造られたものがフルーツケージですが、ポートモア・ガーデンズのフルーツケージは庭園のエレガントさを損なわないよう、優雅なデザインのものを使っています。

トップの緩やかな曲線を描いた屋根の部分は、パルテール・ガーデンに植えられたトピアリーの上部に付いている飾りと同じカラー。細かいところまで考えられたデザインでした!
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi