ナスタチウムとはどんな植物?
花が美しいハーブとして人気のナスタチウムを育ててみませんか?
赤やオレンジ、黄色など鮮やかな色の花をつけるナスタチウムは、中南米原産のノウゼンハレン科(Tropaeolum)の1年草のツル性植物。16世紀にスペインの植物学者によってヨーロッパにもたらされました。味がクレソンに似ているためなのかナスタチウム(Nasturtium)という名前は、実は元々はクレソンの属名だったのです。
日本には、江戸時代の末期に入ってきました。金色の花とハスに似ている葉を持つことから金蓮花(キンレンカ)とか花がノウゼンカズラに似ていることからノウゼンハレンとも呼ばれています。
草丈は品種により異なりますが30cm~3m、最近はコンパクトにまとまる矮性品種がよく出回っているようです。花色は赤・オレンジ・黄色・サーモンピンクなどの明るい色で一重咲きのほか八重咲きや万重咲きの品種もあります。また葉に斑の入る品種もありますよ。さまざまな品種から好みのものを選びましょう。
赤やオレンジ、黄色など鮮やかな色の花をつけるナスタチウムは、中南米原産のノウゼンハレン科(Tropaeolum)の1年草のツル性植物。16世紀にスペインの植物学者によってヨーロッパにもたらされました。味がクレソンに似ているためなのかナスタチウム(Nasturtium)という名前は、実は元々はクレソンの属名だったのです。
日本には、江戸時代の末期に入ってきました。金色の花とハスに似ている葉を持つことから金蓮花(キンレンカ)とか花がノウゼンカズラに似ていることからノウゼンハレンとも呼ばれています。
草丈は品種により異なりますが30cm~3m、最近はコンパクトにまとまる矮性品種がよく出回っているようです。花色は赤・オレンジ・黄色・サーモンピンクなどの明るい色で一重咲きのほか八重咲きや万重咲きの品種もあります。また葉に斑の入る品種もありますよ。さまざまな品種から好みのものを選びましょう。
ナスタチウムのタネをまいてみよう
ガーデニング初心者の方にとって植物をタネから育てることは少しハードルが高いかもしれません。タネが小さすぎて水をあげると流れてしまったり、なかなか発芽しなかったりすることも少なくないからです。しかし、ナスタチウムのタネは発芽率が抜群に高いんです!その上、発芽した芽も大きいので、育てやすく、初めてハーブを栽培する方でも失敗することはまずありません。
そうは言っても闇雲にタネを蒔いてもいいというものではありません。タネを蒔くにあたっては次の点に注意してくださいね。
そうは言っても闇雲にタネを蒔いてもいいというものではありません。タネを蒔くにあたっては次の点に注意してくださいね。
・タネの発芽適温は15℃~20℃です。
お住いの地域によって多少のズレはありますが、だいたい4月から5月にかけてと9月が蒔き時です。春植えの場合は2~3ヶ月で花が咲き、秋植えの場合は冬越しをして翌年の初夏に花をつけます。気温をチェックして遅霜の心配が無くなったら蒔きましょう。
・タネは蒔く前に一晩水に浸しましょう。
ナスタチウムのタネは外側にある薄皮がコルクのようになっていてとても硬いので、一晩水に浸して薄皮を柔らかくしてむきます。なお、市販のタネには予め薄皮をむいているのもあるので、その場合はそのまま蒔きます。
・タネは庭や鉢に直に蒔きます。
ナスタチウムは移植を嫌います。庭や鉢に直接タネを蒔きましょう。蒔く深さは1.5cmほど。日当たりと水はけが良い場所で赤玉土と腐葉土の割合が6:4の用土に緩効性化成肥料を混ぜて植え付けます。
お住いの地域によって多少のズレはありますが、だいたい4月から5月にかけてと9月が蒔き時です。春植えの場合は2~3ヶ月で花が咲き、秋植えの場合は冬越しをして翌年の初夏に花をつけます。気温をチェックして遅霜の心配が無くなったら蒔きましょう。
・タネは蒔く前に一晩水に浸しましょう。
ナスタチウムのタネは外側にある薄皮がコルクのようになっていてとても硬いので、一晩水に浸して薄皮を柔らかくしてむきます。なお、市販のタネには予め薄皮をむいているのもあるので、その場合はそのまま蒔きます。
・タネは庭や鉢に直に蒔きます。
ナスタチウムは移植を嫌います。庭や鉢に直接タネを蒔きましょう。蒔く深さは1.5cmほど。日当たりと水はけが良い場所で赤玉土と腐葉土の割合が6:4の用土に緩効性化成肥料を混ぜて植え付けます。
ナスタチウムの育て方のポイントは?
ナスタチウムはとても丈夫なハーブで、栽培自体はそんなに難しいものではありません。育て方のポイントをまとめましたのでご覧ください。
・発芽して本葉が4枚以上出てきたら摘心しましょう。
摘心とは株の頂点にある芽を摘むことです。こうすることにより脇から新しい芽が出てきて枝数が増え株のボリュームが増します。
・過湿が苦手なのでほかの植物よりやや乾燥気味に管理しましょう。
水は土の表面が乾いてからたっぷりとあげてください。過湿状態で育てるとひょろひょろとした茎が生えてきたり、葉っぱばかり茂って花がなかなか咲かなかったりしますよ。
・肥料は植え付けの時に元肥として土に混ぜておけば特に追加して与える必要はありません。
与えすぎると花付きが悪くなったり、葉っぱばかり茂ります。特に窒素分の多い肥料は控えてください。与えるとしても花の時期に薄い液肥を2週間に1度程度にしましょう。ただし高温時は与えないように。
・暑さが苦手なので真夏になる前に草丈の半分まで切り戻しましょう。
鉢植えであれば風通しのよい明るい日陰に移動させるなどなるべく涼しい場所で夏越しをさせましょう。うまく夏が越せれば秋に再び花を付けてくれますよ。
・ハダニとナメクジが付きやすいので注意しましょう。
ハダニは葉の裏側に付きます。発生すると葉に小さな白いスポットができるので、見つけたら水やりの際に葉の裏側まで水をかけたり集中的に霧吹きで水を吹きかけると駆除できますよ。ナメクジは見つけ次第捕獲しましょう。被害が大きい場合は薬剤散布で対処しますが、食用として用いたいのであればなるべく農薬は使いたくないところ。早めに対処しましょう。
・咲き終わった花や枯れた葉は早めに摘み取りましょう。
ナスタチウムはタネができやすいのです。タネができると栄養が取られるので収穫する予定が無いのであれば花が咲き終わったら早めに摘み取ります。また枯れた葉も放っておくと蒸れて体力を消耗したり病気や害虫の原因となるので取り除きます。枯れた下葉は取って風通しを良くしましょう。
・発芽して本葉が4枚以上出てきたら摘心しましょう。
摘心とは株の頂点にある芽を摘むことです。こうすることにより脇から新しい芽が出てきて枝数が増え株のボリュームが増します。
・過湿が苦手なのでほかの植物よりやや乾燥気味に管理しましょう。
水は土の表面が乾いてからたっぷりとあげてください。過湿状態で育てるとひょろひょろとした茎が生えてきたり、葉っぱばかり茂って花がなかなか咲かなかったりしますよ。
・肥料は植え付けの時に元肥として土に混ぜておけば特に追加して与える必要はありません。
与えすぎると花付きが悪くなったり、葉っぱばかり茂ります。特に窒素分の多い肥料は控えてください。与えるとしても花の時期に薄い液肥を2週間に1度程度にしましょう。ただし高温時は与えないように。
・暑さが苦手なので真夏になる前に草丈の半分まで切り戻しましょう。
鉢植えであれば風通しのよい明るい日陰に移動させるなどなるべく涼しい場所で夏越しをさせましょう。うまく夏が越せれば秋に再び花を付けてくれますよ。
・ハダニとナメクジが付きやすいので注意しましょう。
ハダニは葉の裏側に付きます。発生すると葉に小さな白いスポットができるので、見つけたら水やりの際に葉の裏側まで水をかけたり集中的に霧吹きで水を吹きかけると駆除できますよ。ナメクジは見つけ次第捕獲しましょう。被害が大きい場合は薬剤散布で対処しますが、食用として用いたいのであればなるべく農薬は使いたくないところ。早めに対処しましょう。
・咲き終わった花や枯れた葉は早めに摘み取りましょう。
ナスタチウムはタネができやすいのです。タネができると栄養が取られるので収穫する予定が無いのであれば花が咲き終わったら早めに摘み取ります。また枯れた葉も放っておくと蒸れて体力を消耗したり病気や害虫の原因となるので取り除きます。枯れた下葉は取って風通しを良くしましょう。
ナスタチウムの花を楽しもう
明るい色のナスタチウムの花は、エディブルフラワー(食用の花)として利用できるほかに花壇やプランターでもとても人目を引きます。ほかの植物と寄せ植えにしてハンギングバスケットや玄関前のコーナーなどに飾るととても素敵なんです。