2017年12月25日 更新

グラウンドカバーとしてもおすすめ!クリスマスローズの育て方や切り花で楽しむ方法

クリスマスローズの魅力は上品で複雑な色合いの花ですが、常緑の葉もガーデンを彩るグリーンとして優秀です。クリスマスローズの基本情報や育て方、切り花で楽しむ方法などをご紹介します。

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栽培場所

クリスマスローズは耐寒性が強いため、地植えでの栽培が可能です。半日陰を好むため、夏の間は木陰になり冬は日当たりが良い落葉樹の足元などに植えるのがおすすめです。もともと丈夫な植物なので、栽培場所が合っていれば、こぼれ種でどんどん増えて大株に育ちます。
鉢植えの場合は、夏の直射日光や梅雨時の雨を避けられる軒下などに置きましょう。秋~翌春は日が当たる場所に置きます。

鉢植えの場合は、クリスマスローズ用の培養土を使うと便利です。
地植えの場合や自分で配合する場合は、水はけ・水持ちの良い土にするのがポイント。日本の夏は高温多湿。梅雨時の長雨にも要注意。この時期を根腐れせずに乗り切るために、水はけの良い土を意識しましょう。かといって、水はけが良すぎると逆に枯れてしまうことも。ほどほどが大切です。おすすめの配合は、赤玉小粒5+腐葉土3+軽石1(鹿沼土でも可)です。

肥料

施肥の時期は、クリスマスローズが生育期に入る9月末~翌5月頃まで。6~9月中旬頃は半休眠期になるため、肥料は与えません。気温が高いこの時期に肥料を与えると株が弱る原因にもなります。
与える肥料は有機肥料でも化成肥料でも構いません。鉢植えの場合は、緩効性の化成肥料を使うとよいでしょう。固形の化成肥料は置き肥として、半休眠期には効果がなくなるように使用します。液肥の場合は定期的に与えましょう。地植えの場合は緩効性肥料を10~翌2月にかけて施します。11~12月頃に有機肥料を株周りの土に混ぜ込むと育ちが良くなります。

水やり

クリスマスローズは乾燥気味の環境を好みます。乾燥には強いので、むしろ水のやりすぎに注意しましょう。土が乾いたら、鉢の下から水が流れ出るまでしっかりと水を与えます。特に、クリスマスローズの生育期である冬は乾燥しやすいので、水やりを忘れないよう気をつけましょう。
庭に地植えした場合は、よほど乾燥しない限り水やりをしなくても大丈夫です。

鉢植え・地植えとも、水切れすると葉が垂れてくるので、そのような時はすぐに水をあげてください。株元に腐葉土を敷いておくと乾燥防止になります。

植え付け・植え替え

株が出回る時期であれば株の植え付けができます。目安は10~12月頃。夏の植え替えは避けましょう。
植え付けや植え替えの際は、根を傷めないよう、根鉢をあまり崩さないで丁寧に植えましょう。クリスマスローズの根は成長が早く根詰まりを起こしやすいため、最初に植えてある鉢よりも2サイズほど大きな鉢を選びます。鉢底の穴から根が出ているかどうかを植え替えの目安にすると良いでしょう。鉢の大きさにもよりますが、だいたい3~5年くらいで植え替えを行います。

クリスマスローズの増やし方

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こぼれ種でもどんどん増える!種まきの方法

クリスマスローズは、こぼれ種でもどんどん増えます。混みあってしまう場合は、少し育ってから植え替えするとよいでしょう。いろいろな品種を植えている場合、種から育ったクリスマスローズはもとの株とは異なる色の花が咲くことも。どんな花が咲くのか楽しみに、大切に育ててみてください。

自分で種をまく場合の種まき適期は、5月~6月と9月下旬~10月です。種が成熟したら袋をかぶせ、落ちてくる種を採ってまくか、市販の種を買いましょう。クリスマスローズは発芽まで4~5ヶ月以上と、かなり時間がかかるので、種を採ってまくよりもこぼれ種や採りまきで育てるほうがよいかもしれません。

■種まきの方法
種まき用土あるいは、赤玉土8+バーミキュライト2で配合した土を育苗ポットに入れ、ジョウロで水をかけて土を湿らせ、種をばらまきします。種まきは肥料分のない土で行います。
覆土は1cmほど。たっぷりと水を与え、風通しがよい軒下などの雨があたらない日陰に置きましょう。発芽するまで土が乾燥しないように気をつけます。
双葉が出たら液肥を与え始め、本葉が出たら培養土に植え替えて育てましょう。
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