2017年12月25日 更新

グラウンドカバーとしてもおすすめ!クリスマスローズの育て方や切り花で楽しむ方法

クリスマスローズの魅力は上品で複雑な色合いの花ですが、常緑の葉もガーデンを彩るグリーンとして優秀です。クリスマスローズの基本情報や育て方、切り花で楽しむ方法などをご紹介します。

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クリスマスローズの株分け

植えてから何年か経って大株になったクリスマスローズは、株分けをすることができます。株分けは10月~翌3月頃まで行うことができますが、最適なのは10月~12月頃です。
株分けする株を掘り起こし、根についた土を落としたら、一つの株に3芽残して清潔なハサミやナイフで根を切り分けます。その後、それぞれの株を新しい植木鉢に植え付けましょう。株分けした株を植える鉢に使用する土は、もとの土と同じものにします。
株分け後は水切れしないように気をつけて管理してください。

クリスマスローズのお手入れ

病気や害虫

灰色かび病やべと病、ブラックデスなどの病気に注意します。蒸れなど過湿状態になると病気が発生しやすいので、混みあった古い葉を取り除いたり、風通しの良い場所で管理したりして防ぎましょう。
害虫はつきにくいですが、アブラムシやハダニ、ナメクジ、ハモグリバエ、ヨトウムシなどがつくことも。アブラムシは病気を媒介することもあります。早めの防除が大切です。

お手入れ方法

基本的なお手入れでは、古い葉や枯れた葉は取り除き、汚れて疲れてきた花は株元から切り取ります。種を採る場合は、種が成熟するまで花を残しておきましょう。

無茎種は、秋に新芽が出始めたら、ゴワゴワした古い葉を根元から切り取ります。古い葉を取ることで、新しく生えてきた黄緑色の葉がのびのびと育つようになり、見た目も美しく保てます。
一方、有茎種の場合は、古い葉を切り取らずに育てます。花後、葉が枯れて色が黄色くなってから切り取りましょう。

常緑だからグラウンドカバーにおすすめ!

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クリスマスローズは華やかすぎないため、和の庭にも洋の庭にもぴったり。常緑の葉を持ち、30cm程の高さでこんもりと茂るため、グラウンドカバー植物としても優秀です。半日陰で生育し、手をかけなくても丈夫に育ってくれるので、シェードガーデンにも積極的に利用してみましょう。

1年中葉が茂っているクリスマスローズですが、古い葉は濃い緑色、新しく伸びてくる葉はみずみずしい黄緑色をしているため、葉の色の変化も楽しめます。
秋から翌春にかけてがクリスマスローズの生育期。この時期、枯れるものが多い庭の植物の中でクリスマスローズの緑はとても貴重。落葉樹の足元などにまとめて植えておくと、殺風景になりがちな冬の庭を明るく彩ってくれます。
常緑のメリットを生かし、玄関脇など常にきれいにしておきたい場所に植えるのもおすすめです。

切り花で楽しむには?

Kaoru Sakamoto (8203)

クリスマスローズとスイセン
via Kaoru Sakamoto
クリスマスローズがたくさん咲いたら、切り花で楽しみましょう。ただ、切り花にするとすぐに萎れてしまうという経験を持つ方も多いのでは?クリスマスローズを切り花として楽しむには、ちょっとしたコツが必要なのです。それが「湯揚げ」という水揚げの方法。驚くほど長持ちするようになるので、ぜひやってみてください。

湯揚げの方法

1.切り取ったクリスマスローズを束ね、湯気で花が傷まないように新聞紙でしっかりとくるみます。茎は5cmほど出しておきます。

2.コップなどに熱湯を入れ、その中に、新聞紙でくるんだクリスマスローズの茎の先をつけて1分ほど置いておきます。切り口からぷくぷくと空気が出てきて茎の色が変色しますが問題ありません。

3.お湯から引き上げたクリスマスローズを、水をたっぷり入れた花瓶やバケツなどに入れてよく水を吸わせましょう。新聞紙が濡れてしまいますが1~2時間そのままにしておきます。その後新聞紙を外し、花瓶などに飾れば長く楽しむことができます。もし茎がくったりとしてきたら、切り戻して再び湯揚げを行ってみてください。
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