2017年7月11日 更新

水耕栽培で、ハーブに挑戦 (バジル)

我が家は、マンションであり、庭がないため、ベランダや屋内でのガーデニングを独自の方法を研究しつつやってきました。特にそんな中、今までは野菜類の水耕栽培を中心にやってきました。水耕中心であるため、実生から育てて品種数は20種以上を成功させています。そこで、今回は、この技術をハーブ類の栽培に応用することを考えました。「トマト」や「きゅうり」などの「実物」よりは案外、簡単にイケるのではと思い、安易に挑戦を開始しました。ところが…。

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水耕栽培ベースで、バジルに挑戦

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ガーデニングの中でも、最も手を付けやすいのが、この「ハーブ」類ではないでしょうか。その理由はいくつかあると思いますが、その一つは、なんといっても、育てやすさでしょう。いわゆる「ハーブ」は、立派な花を観賞したり、野菜や果物のように青果物としての出来の成果を問われるといったたぐいのものではありません。

どちらかというと、原種に近いものを、そのまま使っている場合が多く、「放っておいても増える」雑草的なイメージのものが先行しています(今回の場合、結果的にはそのようなイメージ、先入観が、のちのち大きな誤算につながっていってしまいますが…)。

ハーブの種、蒔いてみた

ハーブの種まき

ハーブの種まき

5/11。どれがどれか分からなくなるのを防ぐための記録写真。8種類をそれぞれ緑と黄色の蓋つきプラスチックケースとロックウールブロックを使って発芽、発根を促進。
そもそも、「ハーブ」とは何を指すのでしょうか? まずは種袋に「ハーブ」とあるものを買い集め、いつもの方法(※方法は、下記参照)で、発芽、発根させてみました。緑の箱は、クローゼットの中(暗所)で、黄色の箱は、上にカバーをかけた状態(半日陰)にしました。

※いつもの方法(発芽、発根)…大和プラスチック(株)製のロックウールブロックという種まき、挿し木用の立方体の素材(高炉スラグと数種の岩石を高温で焼き、綿状にしたもので、3X3X3cmの一番小さいサイズのものを使用)に種を蒔きます。一区画がこの大きさに近い蓋つきのプラスチックケース(100円ショップで購入)に入れ、水をひたひたに入れます。そして、クローゼットなどの真っ暗なところに置くと、種袋のパッケージにある「発芽日数」で、ほとんどのものは、発芽します。

発芽成功!

種まき後、一週間

種まき後、一週間

5/17の様子。なんとか芽が出たのが確認できる
早いもの(たとえば、今回取り上げている「バジル」)は約1週間(5/11種まき、17日、発芽確認)で発芽。しかし、遅いもの(ローズマリー)はまだその気配なし…。ローズマリーの種袋の注意書きを見るとなんと「発芽までの日数15-20日(!)」とある。20日といえば、約3週間ということになる。発芽だけで3週間というのは、驚いた。たとえば、日本の野菜だと10日を超えるものは、まれだと思われる。
半日陰の芽だし

半日陰の芽だし

5/27の様子。こちらは若干、日に当てたためか、生長がいい気がする

ところが…異常事態発生!

なんと、5/30の写真のあと、6/3位にバジルとレモンバーム、ローズマリーを残して、他は、枯れてしまいました。原因は、未だよくわかっていません。…ということで、失敗に学ぶため、「ハーブ」について色々調べることにしました。

「ハーブ」とは何か?

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手前から「ローズマリー」「レモンバーム」「バジル」。とりあえず、別々で管理するため、ひとつひとつ別にする(これも100円ショップで購入。超小型の小物入れ?)。
まず、ほとんどのハーブは日本で自生しているものではありません。つまり、本来、日本とは気候の違うところに生息しているものなのです。そのあたりから、未だかつてなかった、この大失態(せっかく発芽させたのに、ほとんど枯らせてしまった)のヒントをさがしました。
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この記事を書いたひと

榊 春樹 榊 春樹