2017年3月22日 更新

桜の鉢植え(旭山)に挑戦! 

春の花といえば、何といっても桜。でも、一般の桜の木は、大木となるので、広い庭がないと、なかなかガーデニングという訳にはいきません。そんな中、桜には小ぶり(鉢植え)でも見事に沢山の花をつける栽培品種がいくつかあります。今回はその代表的なものの一つ、「旭山」に挑戦してみました。

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身近な桜を見てみよう!

この公園の「シンボルツリー」な桜

この公園の「シンボルツリー」な桜

もし、将来的に本格的な桜を庭に植えるとしたら、どんな桜がいいでしょうか? 考え方は無限にあるかもしれませんが、その一つとして「育てやすい品種」を選ぶという方法があります。では、どんな品種が育てやすいのでしょうか? 私は、公園や寺社、城址など「公共の場によくある桜」をお勧めします。

その公園などにある桜が、苗木ではなくて、大きく立派に成長した木であれば、そして、その木があなたのお家の近くにあれば、それは、その地でちゃんと育ったという実績があるということです。つまり、気候的にも「実績がある」ことになります。そんな「身近な桜」を丹念に見てゆけば、あなたの「桜の選び方」に、おおきな弾みがつくと思います。ちなみにここに掲載している写真は、全て、私が自ら撮ったもので、我が家の近所の公園や工場で咲く桜たちです。

まずはこれ、「染井吉野」

<染井吉野>

<染井吉野>

特に説明は要らないかもしれませんね。日本中、どこでもある桜で、いわゆる日本の桜の代名詞的存在です。でも、この「どこでもある」がキーワードで、栽培品種の中でも特に病害虫に強いとか、生命力が強く枯れにくいなどの特徴があります。
<染井吉野(並木)>

<染井吉野(並木)>

そういえば、「染井吉野」で、ふと思い出したことがあります。屋久島へ旅行に行ったとき、公園風になっている小さな駐車場に、この染井吉野の苗木が植えてあったのですが、なんと、4本のうち、3本は、根元からちぎれて、ほとんどの部分が無くなっていました。たぶん、屋久島は、台風が多いので、それにやられたのでしょう。私が訪れたのも、台風シーズンでした。ちなみに樹木の中で、桜は枝が折れやすいと言われています。つまり、台風の多いところで栽培するには、この桜は向いていないのかもしれませんね。

八重紅枝垂れ、台風にも強いかも・・・

<八重紅枝垂れ>

<八重紅枝垂れ>

そこで、近所の公園にも、よくある「台風にも強い」桜を探してみました。たとえば、この「八重紅枝垂れ」はどうでしょう? とはいえ、本当に台風に強いか実証したわけではありませんが、柳などと同様に桜にもこの様な「枝垂れ型」の栽培品種がいくつかあります。その中でもこの「八重紅枝垂れ」は、よく公園などに植えられています。

一般論ですが、この「枝垂れ型」は、強風でも枝がやわらかく、しなるため、折れにくいと言われています。たとえば、現存する樹齢百年以上の桜の古木は、この「枝垂れ型」のものが多いことでも、その証拠になりえるかと思います。

私の個人的な意見ですが、この「八重紅枝垂れ」は、「ソメイヨシノ」のように、1クローン、つまり、栄養繁殖によって育てられたものだと思います。根拠は、花の形に大きな特徴がある点です。大正ロマンのランプシェードを思わせるような、波打った花弁は、この「八重紅枝垂れ」独特のものだと思われます。

ちなみに、この「八重紅枝垂れ」、京都の平安神宮のものが有名です。・・・というよりも、ここのものが「八重紅枝垂れ」という栽培品種の原点なのかと思われます。京都から仙台に送られた桜が、再び、この平安神宮へ里帰りした話も感動的です(今回は、このお話は割愛しますが・・・)。
<八重紅枝垂れ(全景)>

<八重紅枝垂れ(全景)>

この桜は日本の自生種である「エドヒガン」の「枝垂れ型」です。桜が「枝垂れ型」になるのも、「八重咲」になるのも、ともに確率的には、何万分の一だそうです。つまり、この「八重紅枝垂れ」という栽培品種は、「染井吉野」と同様、一本の木から、挿し木や接ぎ木によって広がったオンリーワンのDNAを持つ栽培品種と推定されます。
<八重紅枝垂れ(近景)>

<八重紅枝垂れ(近景)>

この桜の原種は、「エドヒガン」という種類の桜です。先ほどもちらっと出た百年、数百年と生き続けている日本の「長寿」の桜のほとんどが、実は、この「エドヒガン」です。樹齢1000年を超えるといわれる福島県三春の『滝桜』もこのエドヒガンです。広いお庭があって、桜をやりたいという、ガーディナーにはおすすめの栽培品種かもしれません。
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榊 春樹 榊 春樹