自然な感じを大切にしたい人むけ・・・山桜
先ほど、『この公園の「シンボルツリー」な桜』として紹介した「山桜」の近景です。「山桜」は、「エドヒガン」と同じく、日本の「自生種」の一つです。つまり、「染井吉野」や「八重紅枝垂れ」など、人工的に作られ、増やされる「栽培品種」とは対義語的な存在です。
なので、「山桜」がある公園は、元々、そこにあったものを、あえて切らず、残したものがほとんどのようです。自生する「山桜」の特徴は、その株ごとの豊かな個性にあります。花の大きさや形、新葉の色、葉と花のタイミングなど、まさに十人、いや、十株十色です。
この木の様に「公園に咲く山桜」は、もともと、その森にあった木をそのまま残して公園に取り込んだという形のものが多い気がします。その証拠に、公園事、いや、同じ公園内でも同じものはなく、個性豊かな山桜として楽しむことができます。
なので、「山桜」がある公園は、元々、そこにあったものを、あえて切らず、残したものがほとんどのようです。自生する「山桜」の特徴は、その株ごとの豊かな個性にあります。花の大きさや形、新葉の色、葉と花のタイミングなど、まさに十人、いや、十株十色です。
この木の様に「公園に咲く山桜」は、もともと、その森にあった木をそのまま残して公園に取り込んだという形のものが多い気がします。その証拠に、公園事、いや、同じ公園内でも同じものはなく、個性豊かな山桜として楽しむことができます。
たとえば、この2つの山桜を比べてみましょう。上の桜は、花柄、小花柄(花から枝までの柄の部分のこと)が共に長いタイプ(下の桜と対照的ですね)。新葉が黄色に近い茶色(下の桜は赤に近い色)、花は染井吉野位の大きさで、花弁が反り返る特徴があります(下の桜は逆に花弁が、まんまるで、内側にまるまる傾向がある)。よく、じっくりと観察してみてください。面白いでしょう?
「八重桜」が好きな方はこちらがおすすめ!
色々な「桜好き」に聞いた感じでは、少数派かもしれませんが、「八重桜が好き~♪」という人もいます。そんな方に、是非、お勧めなのが、この「関山(かんざん、せきやま」です。皆さんも、確認してみると、分かるかと思いますが、結構、身近な公園にも植えられている、「メジャーな八重桜」です。
この桜の特徴は、色が濃いこと、樹形が特殊であることなどが挙げられます。「樹形」は、下が大きく、上がすっとした形で、専門家の間では「ワイングラス型」とも言われています(ぶっちゃけ、私はそうは思いませんが・・・)。そして、さらに「色が濃いこと」が生かされて、食材として、用いられることも多いようです。
最後に
マンション住まいの著者は、どうしても「ベランダ・ガーデニング」に重きを置いてしまいがちですが、羨ましいことに、大きな庭をお持ちの方は、本格的な「桜の木」を含む、ガーデニングができます。そんな、「ベランダ派」「お庭派」の両方に通用するものがご提供できたらと思い、一生懸命、考えてみました。いずれにせよ、「桜を愛する」人たちは、素敵です。これだけは間違いないでしょう。