2017年12月20日 更新

八王子「富士森公園」探索記

NHKの「趣味の園芸」の放送を見ていたら、八王子市が毎年行っている「緑化プロジェクト」のひとつが紹介(中継放送)されていていました。大いに興味を持ったので、さっそく、出かけてみました。

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ペチュニア花壇のアップの画像

ペチュニア花壇のアップの画像

白い花の方は「デボネア ライム グリーン(Petunia Debonair Lime Green)」という品種で、紫の方が「カーペット ブルー レース(Petunia Carpet Blue Lace)」という品種です。
via オリジナル画像
ペチュニア・・・一年草、または多年草で、ナス科の植物。原産地は南アメリカの中東部の亜熱帯から温帯域に自生してます。花期が三月から11月と、とても長く、花色も白、黄色、紫、青、赤、ピンク、そして複合のものなどとカラーバリエーションも豊富です。

初心者にも扱いやすい花種で、枝垂れ型、こんもりしげるタイプ、そして花の種類は一重だけでなく、八重、大きさも大輪から小輪まで色々な園芸品種がありますが、ここ富士森公園では、見た目を重視しているためか、一重で、花の大きさが比較的均一な、色違いのものをそろえているようです。
アーカイブガーデン(入口の逆サイト側から)

アーカイブガーデン(入口の逆サイト側から)

グラデーションを意識して綺麗に植えつけられています。

「花とみどりのヴィレッジエリア」より

公園の北東エリアは、「花とみどりのヴィレッジエリア」と名付けられ、様々な工夫を凝らした庭園などを楽しむことができます。イベント期間中は、ガーデンステージでの様々なイベントを楽しんだり、ガーデンレストラン「マルシェ」でお食事を楽しむことも出来ます。

でも、ガーデナーが気になるのは、このイベント会場の様々な顔を持った、いわゆる「ガーデンたち」・・・。一緒に見ていきましょう。

ガーデンステージ入り口付近

ガーデンステージ入り口付近

ガーデンステージ入り口付近

会場の一番北側。つまり南側から北に向かってガーデンステージ入り口付近の植え込みを撮影しました。
via オリジナル画像
配色が綺麗ですね。手前は若緑色の植物はイポメア(下記解説)、2番目は赤い一重の花、右側はサルビアに似た感じ(サルビアではないかも・・・)の紫の花。左奥は八重咲の菊を連想させる花です。蔓性の植物を手前に配し、だんだん背の高いものを奥側へと配してゆく、日当たりと見栄えをよくする基本的な配置です。

ガーデンレストランの北側

ガーデンレストランの北側

ガーデンレストランの北側

ガーデンレストランの北側の一角。アングルを調整すると、まるで絵画のよう。沢山の花や草木を巧みに組み合わせで出来ています。その色彩感やセンスは、大いに参考になります。
via オリジナル画像
こちらも沢山の花がありました。一番手前が花に光沢があるので、カラジューム系。二番目が紫の葉のケイトウ。その奥が八重咲でツートンカラーの可愛らしい花。その奥がやや濃いめの赤のダリア、そしてその奥にあるのが、なんと、黒いカエデ風の葉を持つ植物(大きさからして、芭蕉とか?)。色のセンス等、こちらも抜群です。

ガーデンレストラン近辺の池

池のほとりの柱のハンギングバスケット

池のほとりの柱のハンギングバスケット

ちいさな人造池の湖畔には、こんなオシャレなハンギングが・・・。
via オリジナル画像
ガーデンレストランの近辺には、人造の小さな池があります。そこにはテラス風の建築物があり、その軒にこの寄せ植え風の鉢が飾ってありました。あまりに綺麗だったので、写真を一枚。周りの景色との調和も素晴らしいのですが・・・でも、この写真だけだと、雰囲気こそ伝わっても内容はつたわりにくいのかな・・・と思いました。なので、部分拡大した写真をもう一枚追加します。
ハンギングバスケットの拡大写真

ハンギングバスケットの拡大写真

ベースの色は多用せずに、シンプルにまとめてありますが、葉の形や花のサイズなど様々なバリエーションのものを使用し変化に富んでいます。
via オリジナル
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この記事を書いたひと

榊 春樹 榊 春樹