2018年4月3日 更新

冬の間に考えておこう!春からの花壇・菜園計画

寒い冬の時期はガーデニングも一時お休み。ゆっくりできるこの時期に、春からの花壇や菜園計画を立てておきましょう。種まきまで時間があるので、珍しい種を取り寄せたりするのもおすすめです。

[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪

移植するものはある?

宿根草は一度植えるとなかなか動かせないものですが、生育が悪い場合は植えた場所が植物に合っていないことも考えられます。その場合は、思い切って移植しましょう。例えば日陰に強い植物でも、あまりに日が当たらないと大きく育ちません。どこに植えたらいいか、日の当たり具合を日ごろから観察しておくといいですね。

宿根草には、年々株が大きくなっていくものやこぼれ種で増えていくもの、地下茎で増えていくものなど、さまざまな性質を持つものがあり、場合によっては増えすぎてしまって困るということも。植物ごとに「増えてもここまで」というエリアを決めておくと管理しやすくなります。

いろいろな庭

 (10663)

花いっぱいの庭

花いっぱいの庭にしたいという場合、広い面積を一年草の花だけで埋め尽くすのは大変です。時期をずらして咲く宿根草をうまく組み合わせて花壇計画を立てましょう。

春に咲く一年草は夏前に植え替えることになりますが、ボーダー花壇の場合、花壇の奥、手の届きにくい場所に一年草を植えてしまうと植え替え作業が大変なことになります。ボーダー花壇では、手前に一年草、中央から奥に背の高い宿根草を植えましょう。背の低いカラーリーフなどは、手前から中央にかけてバランスを見ながら配置し、その間に一年草を植えるスペースを作っておけば植え替えも簡単です。背の高い一年草は、手前にグラウンドカバーになるグリーンを植えたり一年草の奥に植えたりすると、植え替えも楽になります。どのスペースを一年草用にするか決めておくといいですね。

少量だったら、鉢植えにして花壇に置いてしまうという方法もあります。夏の花に植え替える時は、鉢ごと撤去し、新しい苗に植え替えて再び置くだけ。手入れが簡単になるのでおすすめです。

宿根草が多いローメンテナンスの庭

植えたい植物が宿根草ばかりの場合は少し慎重に。長く育てることになるため、植える場所をよく考えなくてはなりません。宿根草ばかり集めているとそのうち植える場所がなくなってしまうということも!

また、宿根草が多いということは、花がない時期も長くなるということ。花を楽しみたいという人には少し物足りないかもしれませんね。手間のかからない庭作りに宿根草は大いに役立ちますが、次から次へと主役が交代するように花が咲き続ける庭を作るためには、植物の組みあわせをよく考える必要があります。

毎年同じ時期に花が咲く宿根草は、季節の訪れを感じさせてくれるもの。花の後に姿を消す球根植物や一年草とうまく組み合わせて、できるだけローメンテナンスの庭を作りましょう。

雑木林のような庭

落葉樹や常緑樹を植えた雑木林のような雰囲気の庭。暮らしながら自然を感じられるのが魅力ですよね。
ただ、木はどんどん成長して大きくなるので、ある程度の大きさまで育ったら、あとは計画的に剪定しないと「うっそうとした森」のような庭になってしまいます。また、樹勢が弱ってくると虫がつきやすいので、消毒が必要になることもあります。

木の足元は、林の中の小道のようなイメージで、半日陰でもよく育つ植物を植えましょう。和の雰囲気がある植物は半日陰でもよく育つものが多いので取り入れてみてください。

春からの菜園計画

 (10664)

家庭菜園で野菜を育てている場合は、春になったら植える野菜の計画を立てておきましょう。プランター栽培の場合も同様です。

決まったスペースで野菜を育てる場合、どの野菜をいつ頃植え付けるか、いつ収穫するのか、よく考えて植えなくてはなりません。そろそろ夏野菜を植えたいけれど、まだ収穫時期にならない野菜があって植える場所がない・・・なんてことにならないように、次の1年間に育てる野菜をどこにいつ頃植えるのか、冬の間におおまかな計画を立てましょう。

ナス科やアブラナ科の植物を育てる時は、連作障害を避けるために、植える場所を少しずつずらしていきます。それほどスペースがないという場合は、太陽熱を利用して土の殺菌消毒を行いましょう。また、冬の間の天地返しや堆肥をたくさん入れる、接ぎ木苗を使うなどの方法も有効です。

冬の間、玉ねぎや大根など冬野菜を育てている場合は、空いているスペースの土作りを行い、次の野菜の種まきを行えるように準備します。

収穫までの期間が短いのは、カブや葉物野菜など。ジャガイモの植え付けは3月中に行います。5月のゴールデンウィーク頃にはトマトやナスなどの夏野菜の植え付けをするので、それも考慮してどこに何を植えるか考えましょう。

夏野菜を植え付ける前に収穫できる野菜

■二十日大根

その名の通り、約20日で収穫できる二十日大根。夏野菜を植える前に少しスペースがあればぜひ植えておきたい野菜です。育てるのも簡単で、サラダやピクルスなどに使えます。
50 件
[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【ガーデニングダイアリー】10月の庭仕事

【ガーデニングダイアリー】10月の庭仕事

春と秋は二大ガーデニングシーズン!気候が良く湿度も低くなってくる10月は、秋のガーデニングに最適です。この時期を逃さず、植物の植え替えや種まき、球根の植え付け、剪定などのお手入れをしましょう。寒さに弱い植物はそろそろ冬越し準備も始めます。
【ガーデニングダイアリー】3月の庭仕事

【ガーデニングダイアリー】3月の庭仕事

3月になって寒さが緩んでくると、庭仕事もだんだん忙しくなってきます。球根の芽が出て花も増え、庭がにぎやかになってくるこの時期にやっておきたい庭仕事や、本格的なガーデニングシーズンを迎える前に備えておきたいことをご紹介します。
春から初夏のガーデンに植えたい!おすすめの花15選

春から初夏のガーデンに植えたい!おすすめの花15選

ガーデニング愛好家にとって、一年で最も楽しみなのが春の庭なのではないでしょうか。育てやすい花ばかりだとちょっと物足りない…という方には、手頃な一年草ではなくじっくり育てる花もいいですね。春から初夏のガーデンに植えたい宿根草と一年草の中でも、見た目重視!の特におすすめの花をご紹介します。
【春の花ガーデニング大特集】育てやすい花はコレ!30選ピックアップ

【春の花ガーデニング大特集】育てやすい花はコレ!30選ピックアップ

春はガーデニング愛好者にとって待ちに待った季節。春の花といえばパンジーやビオラが定番。寄せ植えや鉢植えなどを庭に置けば、自分だけのお気に入りガーデンが楽しめます。春になると花苗の種類が豊富になるので、今回は植えっぱなしでもOKで育てやすい多年草の花を30種類紹介します!
【ガーデニングダイアリー】4月の庭仕事

【ガーデニングダイアリー】4月の庭仕事

いよいよ本格的なガーデニングシーズン到来!ガーデニングでは、4月~5月にかけてが一年で最も忙しい時期なのではないでしょうか。この時期に行いたい庭仕事や植物の管理、家庭菜園の仕事などをご紹介します。

この記事のキーワード

この記事を書いたひと

Kaoru.S Kaoru.S