2018年10月18日 更新

イングリッシュガーデンを巡る旅 ~ヒドコート・マナー・ガーデン Vol.3 ~

裕福なアメリカ人、ローレンス・ジョンストンが一代で造りあげた著名なイングリッシュガーデンのひとつであるヒドコート・マナー・ガーデン。世界中のガーデン・ファンが愛してやまないその庭園の魅力とはいったいどのようなものなのでしょうか。今回は庭園の中に存在する数多くの『ROOM』のレポートをお届けします!

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北側に配置されたガゼボの内部には、花や船の模様が描かれたタイルが貼られています。味わい深いアンティークのタイルの絵柄は、見ているだけで心がほんのりとあたたかくなるものばかりでした。
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南側のガゼボは南に向かって長い芝生が続くロング・ウォークへの入り口です。ここからの眺めはヒドコート・マナー・ガーデンを代表するものと言えるでしょう。

どこまでも続くかのように見えるみずみずしい芝生、数々の『ROOM』の存在を感じさせる長い垣根、そして道の向こうに広がる空。

このエリアはローレンス・ジョンストンが造り上げた庭園と、コッツウォルズの自然が一体化している風景を堪能することができる場所となっています。

ピラー・ガーデン

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柱のガーデンと名付けられたこのエリアは、ジョンストンが第一次世界大戦を終えてヒドコート・マナー・ガーデンに戻って来たのちの1923年に造られています。

柱のかたちを施されたブナのトピアリーが芝生の周囲を取り囲み、垣根、花壇とミックスされたこの『ROOM』。

高さのあるトピアリーは幅がタイトに植栽されており、低い花壇と芝生の組み合わせがまるで教会の回廊のようなイメージで、不思議な印象を与える空間となっています。

プラント・ハウス

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自らもアフリカや中国へと出かけ、植物採集に並々ならぬ情熱を注いでいたローレンス・ジョンストン。

数多くの珍しい植物を英国に持ち込んだジョンストンが、傷みやすく繊細な植物たちを保護する目的で建てられたのがプラント・ハウスです。
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こちらのプラント・ハウスは1950年代に起きた台風のために一旦使用が廃止され、のちの2006年に再建されたものになります。

このプラント・ハウスには夏の間は取り外すことができるガラスが付いていたそうで、現在も開放的で優美な姿と、咲き誇るさまざまな品種の植物を眺めることができます。
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プラント・ハウスの正面には、スイレンの花が咲くリリー・プールが配置されています。周囲は木々で取り囲まれて、とても落ち着いた雰囲気です。

プラント・ハウスとリリー・プール、異なるふたつの風景が織りなすコントラストを楽しめるエリアとなっています。
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi