2018年9月14日 更新

料理にもガーデンにも使えるハーブ。ローズマリーの育て方と楽しみ方

料理やお茶に利用できるハーブ。中でもローズマリーはガーデンを彩るグリーンとしてもおすすめです。常緑で大株にも育つローズマリーの種類や育て方、利用方法などをご紹介します。

[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪
ローズマリーは生育旺盛。鉢植えの場合、1年もたつと根詰まりしてしまいます。なんとなく元気がない、鉢の底から根が出ているというときは植え替えのタイミング。根詰まりすると水切れしやすくなり生育も鈍ってくるので、1~2年に1回は植え植え替えをしましょう。

植え替えの時期は4~5月頃か10月頃。もともとローズマリーは植え替えを嫌うので、根鉢を崩さずに、一回り大きな鉢に植え替えます。根が回りすぎて固まっている場合は、固まった根をほぐして少し取り除いてから植え替えます。植え替え直後は日陰で管理。1週間ほどしたら徐々に日なたに移しましょう。

庭植えの場合、植え付け直後のまだ根が張っていない状態だったら植え替えもできますが、根が張っているものを移植するのはおすすめできません。樹形が崩れて木質化した部分が目立ってきたら、株の更新をしたほうがよいでしょう。

株の更新

株の更新には挿し木やとり木がおすすめ。大きくなると樹形が崩れてきやすいので、4~5年を目安に株を更新するとよいでしょう。

とり木はとても簡単。伸びたローズマリーの枝の途中をU字にした針金などで土に留めつけておきます。土についている枝から根が出てきたら親株から切り離して育てましょう。

挿し木の時期は、5~6月と10月頃。やや木質化している元気のいい枝を10cm程度の長さに切り、土に挿す部分の葉を取って1時間ほど水を吸わせます。挿し木用の用土に挿し、1カ月ほど日陰で管理してください。乾燥気味にすることで、水を求めて根が出ます。
根が出たか、途中でつい挿し穂を引っ張って確かめたくなるかもしれませんが、じっとがまん。新芽が出てきたら根が出ている合図です。ハーブ用の培養土などに植え付けましょう。

ローズマリーを常緑樹として植える

 (12120)

ローズマリーはガーデンの植栽としても優秀です。あまり手がかからず放任でも育つため、忙しくて庭木の管理が大変という人にも向いています。

常緑低木なのでグラウンドカバーにしたり、並べて植えて生垣にしたり。ちょとした目隠しとしても利用できます。また、乾燥や日差しに強いのでベランダガーデンにもおすすめです。ただ、蒸れには弱いので、風通しの良い場所で育てましょう。

ハーブティーで楽しむ

 (12121)

「若返りのティー」と呼ばれるローズマリーのハーブティー。血行促進作用や集中力を高める作用があるとされ、頭をすっきりさせたい時に飲みたいハーブティーです。

お茶に使うのは、ドライにした葉の部分。伸びてきたら収穫し、室内の風通しの良い場所に下げておくとドライハーブになります。ハーブティーは刺激的な香りがしますが、味はそれほどクセがありません。レモンバームなど他のハーブとブレンドするのもおすすめです。
ドライハーブを保存するときは、湿気ないように乾燥材を入れた密閉容器に入れるか、冷凍保存します。早めに使い切りましょう。

妊婦さんや高血圧の方は、量に気をつけて体調をみながら使用してください。長い期間連続して飲むのはやめましょう。

ローズマリーを料理に使う

 (12122)

ローズマリーはお料理で出番が多いハーブ。肉料理やジャガイモ料理などに使うほか、トーストやピザにパラパラと乗せてオリーブオイルをかけて焼く、焼き菓子に使うなどの利用方法もおすすめです。

鉢や地植えで育てていると、いつでもフレッシュハーブを使えるのが嬉しいですよね。ローズマリーの葉をガーリックと共に炒め、ジャガイモにまぶしたり、オーブンで鶏肉を焼くときに添えたりして使いましょう。ポイントは、香りが強いので控えめに使用すること。
最後に一枝、飾りとして添えると見た目もおしゃれ!ぜひいろいろな料理に利用してみてください。

お風呂に入れる

 (12123)

ローズマリーをお風呂に入れると血行促進効果が期待できるそう。ハーブティーを入浴剤代わりにすることもできます。
50 件
[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪

関連する記事 こんな記事も人気です♪

庭作りに欠かせない宿根草とは?育て方のコツを知っておこう

庭作りに欠かせない宿根草とは?育て方のコツを知っておこう

庭作りで人気の宿根草。一度植えると毎年花を咲かせてくれる姿は嬉しいものです。宿根草にはさまざまな種類がありますが、基本的な育て方にはある程度共通点があります。宿根草の育て方のコツを知っておきましょう。
ハーブのある生活を楽しもう!身近なハーブの効能とおすすめの使い方

ハーブのある生活を楽しもう!身近なハーブの効能とおすすめの使い方

ヨーロッパでは中世より薬としても用いられてきたハーブ。なんとなく育てているけれどあまり使っていないという人も多いのでは?今回は、手に入りやすいハーブの効能と使い方などをご紹介します。ぜひ生活の中で役立ててくださいね。
庭の印象を変える外構デザイン。オープン外構とクローズ外構とは?

庭の印象を変える外構デザイン。オープン外構とクローズ外構とは?

家の外観を左右する外構デザイン。最近はオープン外構が流行りですが、クローズ外構とオープン外構それぞれにメリット、デメリットがあります。ライフスタイルやガーデンデザインによって植栽やフェンスなど向いている外構も変わります。何を重視するか考えて、納得できる外構デザインを選びましょう。
使う楽しみがある庭!梅を収穫して梅酒や梅シロップ、梅干を作ろう

使う楽しみがある庭!梅を収穫して梅酒や梅シロップ、梅干を作ろう

生活の場として庭を楽しみたい方におすすめなのが、収穫の楽しみがある庭。毎年たくさんの実をつけてくれる果樹は、収穫してさまざまなものに加工する楽しみもあります。その中でも、梅シロップや梅干などに使える「梅」の育て方や使い方をご紹介します。
ラズベリーやブラックベリーを育ててみよう!使い方もご紹介

ラズベリーやブラックベリーを育ててみよう!使い方もご紹介

北欧の庭でよく見られるベリー類。育てて収穫できる植物って楽しみも倍増しますよね。そんなベリーの中でも、庭やプランターでも育てやすく、ジャムなどに使いやすいラズベリーやブラックベリーの育て方、使い方などをご紹介します。

この記事のキーワード

この記事を書いたひと

Kaoru.S Kaoru.S