2017年10月30日 更新

裏ワザ満載! 「家ガーデニング」とは? (夏秋期編)

ベランダ~屋内を併用、利用して野菜などを中心に栽培しているガーディナー(通称『家ガーデナー』)にとって、多くの野菜類が今、収穫期なのです。でも・・・それ以上に、夏秋期とでもいうべき、これからのシーズンが『家ガ(『家ガーデナー』の略称))』の最も忙しい、ベストシーズンなんです。それは何故なのでしょう・・・。そんな『家ガ』的な活動に興味のある方、こっそりお教えいたします(笑)。

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裏ワザその3:日差しをじっくり観察しましょう!

発芽したキャベツ

発芽したキャベツ

この日、この場所で、半分くらいまで、日が入ることを確認。
ここが実は非常に大切なポイントです。夏と冬だけでなく、一か月と言わず、一週間ごと位にお家の中と外(ベランダ)でどれ位、日差し(直射日光のこと)があるのか、注意深く観察しましょう。正直、ここが、『庭ガーデニング』の成否の重要なカギを握っています。

ちなみに、榊邸は、夏至の頃、ベランダの花壇と呼ばれる突出した部分があるのですが、そこでさえ、半分位しか日が当たりませんでした。しかも、お昼の前後1、2時間だけ・・・。つまり、一日4時間の日照が精いっぱいだったのです。

逆に冬至が近づくと、何と十畳あるリビングの真ん中まで、日差しが来ます。つまり、部屋の真ん中までなら、畑のビニールハウスと同じ位の効果が得られるということを意味しています。どうです?、驚いたでしょう?、つまり、榊邸の場合は、冬場、論理上、部屋の半分をビニールハウス代わりにつかえるということです。

裏ワザその4:あなたのお家の『季節』をデザインしてみましょう!

今回の「家ガーデニング(夏秋期)」としては、この「ビニールハウス」効果を狙ったものを紹介しようと思います。つまり、『季節を自分で作る』という発想です。その際、最も重要なことは、「その3」でも述べたとおり、日当たり(一日のうちで、どれ位直射日光に当たれるか・・・)という問題です。

「一日に3時間以上日当たり(直射日光のこと)があれば、半分以上は、『家ガーデニング』が成功する・・・」と考えてもいいでしょう。それほど、野菜類にとって、日当たりは重要です。
つまり、あなたのお家の「日当たり」具合を正確に知ることができれば、それぞれのご家庭に合った『家ガーデニング』のデザインが可能なのです。

しかも、その結論はシンプルにして、単純です。「季節を問わず、3時間以上の直射日光が浴びられる場所が適している」ということです。

裏ワザその5:育てている植物には、惜しみなく愛情を注ぎましょう!

9月ベランダの様子

9月ベランダの様子

(左から)ごぼう、パセリ、落花生、おくら、なす、パプリカ、オクラ・・・といった感じ。
via オリジナル
よく、「その植物に、毎日、話しかけると、綺麗な花が咲くよ」・・・などと昔、言われたことがあります。これは何を意味しているのでしょう?。それがこの『裏ワザその5:植物には、惜しみなく愛情を注ごう!』につながってきます。でも、この『愛情』の意味は非常に深いということを、理解しておく必要があります。
まず、私の経験から分かったこの言葉の意味です。たとえば、夏場は、毎日の水遣りが欠かせません。でも平日の朝はとても忙しい時間帯であり、「とりあえず、水さえあたえればいいのら・・・」と、電車に乗り遅れないため、必死に時短で水遣りをすませます。

しかし、週末は、そういった時間的な制約がないので、のんびり、一鉢、一鉢にじっくり目配りしながら、水遣りをします。いわゆる、これが本当の趣味の世界のような気がします・・・。で、気づくのが、その『植物』の健康状態です。

つまり、水遣りが少なくて(あるいは逆に多すぎて)弱っている・・・とか、注意深く観察すると知ることができます。それだけでなく、アブラムシが付いているとか、葉っぱがなんらかの病気にかかっているらしい・・・とかも、よくよく観察することで知ることができます。そんなとき、『毎日、話しかけ(対話し)なさい・・・』とはこのことかと実感できました。
とはいえ、たとえば、もし、その植物が弱っていて、「愛情を注ぐ」といって、何でもかんでも構わず、水や肥料をどばどば、やればいい・・・ということではないと、私は思います。現に『弱っている』野菜に肥料を与えて、枯らせてしまったり、水を嫌がっている植物に、どばどば水を与えて、よけい、その植物を弱らせてしまった苦い経験もあります。

たとえば、実際の植物との気持ちの不一致?で、花を観賞する植物でさえも、肝心の『花が咲かない』、あるいは、『見事!と言えるような、花にならない・・・』といった事態に陥ることも、多々、あります。では、それはいったい、何故でしょう?

裏ワザその6:やっぱり最後は、自分の頭で考えよう!

室内でのちょっとした工夫

室内でのちょっとした工夫

窓際にある白菜の鉢。木の小物入れの箱を差し込んで、太陽が直角に近い形で差し込むよう、工夫してみました。
via オリジナル
日本の植物の多くは、春に芽生えて夏に最盛期を迎えます。しかし、古来から栽培されている野菜類などは、驚くことに、その多くが日本原産ではありません。たとえば、菜の花で有名な「アブラナ科」の植物一つとっても、「白菜」は中国原産、「キャベツ」はヨーロッパ、「カリフラワー」は地中海が原産です。

でも、実は、この「原産地」、非常に重要で、その土地土地の性質が、その植物の育成方法に大きく影響しています。たとえば、白菜などは、日本の暑い夏に耐えることが難しいことから、その時期を避けて、秋まきのもの・・・つまり、これからが本格シーズンのものが多いようです。

そんな経緯もあり、(前の写真にもありましたが)この夏秋期は、沢山の種類の白菜を試しています。

あなたも「家ガーデニング」デビューしませんか?

シシトウと鷹の爪

シシトウと鷹の爪

今期、特に成長のよかったシシトウと鷹の爪のコンビ。でも、鷹の爪は、非常に辛く(当たり前だが・・・)、シシトウも赤くなったものは、とても辛くて・・・。辛いものが苦手な私としては、「せめて、シシトウは赤くなる前に食べるべきだった・・・」と後悔しています。
via オリジナル
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この記事を書いたひと

榊 春樹 榊 春樹