2017年4月13日 更新

【水あげ】がむずかしい!草花を綺麗に咲かせるには?

庭で育てた花を室内に飾ろうとして「水あげ」を失敗して台無しにしてしまう。そんな経験ありませんか?お花屋さんでも苦労する「水あげ」に苦労する草花を、切花として楽しむコツをお伝えします。

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【湯あげ】の方法とは?

1 ぐつぐつと沸騰したお湯(なべ底から2~3cm)に、茎の色が変わるまでつけます。
※15秒~20秒
(この時、蒸気で上部の花茎が傷まない様に、新聞紙を厚く巻いて保護しておきましょう。)

2 茎の色が変わったらすぐに、水に浸します。

3 1~2時間そのままにして、水が上がったのを確認出来たら、下のゆでた部分をカットしてからアレンジに使用しましょう。(ゆでた部分は腐りやすいので、なるべく早くカットしておいた方が、花の持ちが良くなります。)

水あげでドラマチックな表情を見せる草花【芍薬】

ピオニー【芍薬】

ピオニー【芍薬】

花期:4月上旬~6月上旬
ピオニーは、神々に愛された妖精の名前が由来です。
あまりの美しさに嫉妬されて花に変えられた「ピオニア」の化身と言われています。
「恥じらい」「はにかみ」「控えめで上品な」といった、女性の内面の美しさをたたえる花言葉を持ちます。
芍薬は草に分類されます。冬に地上部が枯れ、春に新芽が出てきます。
草花の中でも、シャクヤクは存在感がある大きいお顔なのに、処理をすれば水が上がりやすい花です。庭で育てたものは、ほぼ確実に家の中の花瓶に咲かせることができるのではないでしょうか?
※品種改良された大輪の花の場合、蕾の早い段階で切ってしまうと、開かないことがあるようです。水が上がらない場合、大きな葉を間引き、新聞紙で包み深水することをおすすめします。

庭で育てたシャクヤクのつぼみを「湯あげ」してから水に活ければ、大きく咲いて、潔く散ります。時間ごとに花の表情が変わるので、絵を描くのには、写真で納めておく必要がありそう!

「これは咲いてくれるかな?」と思うほどしっかりと閉じた状態のシャクヤクでも、驚くほどの速さで水を吸い上げ、大きく開いてくれる素敵な花です。

その後、満開を迎えたスピードそのままで咲き続け、花弁も花粉も散ります。室温が高い場合、散るまでのスピードは加速します。美しく見事な「妖精の化身の花」を好きな方は多いのではないでしょうか?
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雑草的なつる性植物【アイビー・ヘデラ】

意外に、庭から切って水に差しても葉が巻いてしまうのがこのヘデラです。根があれば強い!のですが、自分の根以外から水を吸収するのが苦手のようです。

根が出るまで家の中で観葉植物として育てるためには、切り落とした枝の外皮の部分をフラワーナイフでそぎ落として、やわらかい茎の部分をむき出しにしてあげると元気に水を吸い始めます。
ヘデラは生命力がとても強く、茎の間から根を生やして建物の外壁にからんでいくほどの力を持っていますが、なぜか、切断されると弱いのです。

自分で生きていく力を途中で断絶されてしまうと、新しい生き方に適応させるために手間をかけてあげることが必要なようです。一度水が上がれば、このヘデラも、根が絡むほどに伸びて、土に植えれば増やすことができますよ。
アイビー

アイビー

色・形・大きさなど様々な種類があります。
耐陰性・耐寒性があり、室内で観葉植物として育てることが出来ます。

花の引き立て役として重宝します。ブーケなどにも使用されますが、水上げに注意が必要です。

草花の切り花には延命剤を

花は、清潔な水に活けるのが鉄則なのは知っていても、毎日、水を取り替えるのは大変ですよね?

水にバクテリアが繁殖して濁ってしまうと、植物も傷んでしまいます。気温が暖かくなってきたら、延命剤を入れておくと、水替えの頻度を少なくすることが出来るので、おススメです。活性成分も含まれているので花の色もちも断然良くなります。

特に、草花は茎が傷みやすく腐りが早いので、適量を水に入れておくと安心です。

また、水替えの時に茎を綺麗に洗ってさっぱりさせると、水が下がってしまうのを防ぐことが出来ます。

季節をリアルタイムで感じることができる草花

何気ない草花でも、植物が部屋にあると、自然のリズムを肌で感じることができるのです。
たとえ切り花になっても、植物の生態時計は太陽と共にあります。
夜は蝶々が眠るように葉を閉じるクローバーを見ると、自然のリズムを感じて、なんだかホッとします。
静かに眠りに入ったのですね。

明日には、また朝日を浴びて開いてくれることでしょう。たった1本のクローバーでも、草花が家の中にあると良いものですね!
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