2017年10月4日 更新

秋の七草で古き日本の風情を楽しもう

日本で古くから愛されてきた秋の七草。現代の花と比べると決して派手さはありませんが、どこか心に染み入るものがありますよね。万葉集から当時の日本の秋の風情を読み解いていきましょう。

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最後の朝顔の花は、今で言うところのアサガオとは異なります。当時は朝に咲いている美しい花のことをそう呼んだようで、朝顔・昼顔・ムクゲ・桔梗説がありましたが、最近の研究から桔梗だという説が主力となりました。桔梗はキキョウ科の多年草で、野や山の日当たりのいいところで見かけられます。花を鑑賞するほかに、古くから根を生薬として利用しています。


朝顔は朝露負ひて咲くといへど夕影にこそ咲きまさりけり ・・・ 万葉集 巻10 2104

臥いまろび恋ひは死ぬともいちしろく色には出でじ朝顔の花 ・・・ 万葉集 巻10 2274


桔梗の花や色の美しさを詠んだものが多いですね。桔梗の花の色である紫色は、奈良時代には高貴な色として、平安時代には優美な色として尊ばれていました。色に対しての思い入れというものも感じられます。

野山で秋の七草を見て秋の風情を感じよう

いかがでしたか?
行楽の秋、野山に出かけると秋の七草を比較的容易に見つけることができます。秋の七草は美しくもあり、古の人々が残した秋の七草を詠んだ歌からは侘びや寂びといった日本人独特の感性を加えた独特の世界観が感じ取れます。野山に出かけて現代に生きるあなたの感性も加えて秋の七草を楽しんでみませんか?
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