2018年2月12日 更新

イングリッシュガーデンから学ぶ、基本のテクニック ~ カラーリング編 Vol.1 ~

庭の花壇に何を植えればいいのかと考えた時に、欠かせないテクニックであるカラーリング。お気に入りの花たちがもっと輝く庭になるように、カラーリングの基本をイングリッシュガーデンから学んでみませんか?

[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪

ロマンティックなホワイトガーデン

 (9903)

数ある色の中でも、特に白い花の魅力のとりこになってしまった方も多くいらっしゃるかと思います。その清楚な雰囲気と、静けさを庭にもたらすホワイトカラーの花でまとめた庭、ホワイトガーデン。

葉のグリーンカラーとの相性も抜群であり、白い花の種類も多いために単色のみでまとめた庭づくりの中でも、チャレンジしやすいとも言えるでしょう。

 (9906)

写真はシシングハースト・ガーデンの中でも、特に人気の高いホワイトガーデン。こちらから学ぶポイントは、花の高低差を生かす、またフォルムに個性を出すことと言えます。

白い花の中から庭に迎える花を選ぶときは、花の高さ、そして咲く花のかたちによく注意を払ってみましょう。

そして一度に開花してしまうと残りの季節が淋しくなってしまうため、季節によって咲く時期が異なる白い花も植えるのがポイント。

さらに庭のフォーカルポイントとも言える場所には、華やかで大胆なかたちの花や、たくさんの花が咲くタイプのものを。そしてリピートして咲いてくれる、または花期が長い花を選ぶのがおすすめです。

あざやかなカラーを使った、単色のガーデン

pexel (9908)

ひとつのカラーをメインとして花を選ぶ庭づくりですが、ホワイトカラー以外にももちろん他の色を主役とするのも素敵です。

たとえば下でご紹介している写真は同じくシシングハースト・カースル・ガーデンですが、こちらはパープルをメインとしています。

花のフォルム、高さが異なる種類をバランスよく植えて、浮きたつような華やかさが特徴的な庭となっています。庭にエレガントさや、ゴージャスな雰囲気を求める方には、ぴったりなカラーリングと言えるでしょう。
 (9910)

あざやかなカラーを単色で使って庭を統一するときは、まずメインとなる色を決め、次にグラデーションカラーの花を選びます。濃いトーンの花をアクセントとして植栽すると、庭のトータルバランスはとても美しいものに。

ただし選んだ色彩のインパクトが強い場合、ガーデンの大きさによっては、庭全体をそのカラーで単色にまとめると、少々圧迫感を感じることも。

あざやかな印象のカラーを単色で使い、色彩が強すぎると感じた場合には、庭をエリアごとに分け、ひとつの場所でその色を使うことがおすすめです。

グリーンとのバランスを考慮して

 (9984)

あざやかなカラーをメインとし、単色で庭をつくり上げる場合には、その色の発する力はかなりパワフルなものとなります。

そんな時にはグリーンの力を借りましょう。上下の写真は、スコットランドのポートモア・ガーデンズのロングウォークにつくられた、赤をメインとしたエリアです。

植えられているインパクトの強い赤い花の量は、全体で見るとあまり多くはありませんが、グリーンとのコントラストが素晴らしく、この対比が赤い色が持つ力強さを、際立たせているカラーリングとなっています。
 (9986)

まるで自然界の神様が、花の美しさを印象づけるために作ったかのような、葉が持つみずみずしいグリーンカラー。

このグリーンを上手く利用すれば、あざやかなカラーを使った単色の庭も、驚くようなセンスを感じさせる庭づくりが可能です。

選んだメインカラーの色が濃く、また、一緒に植える花の中に、そのグラデーションカラーを使わない場合には、引きのデザインを考え、できるだけ植える量は控えめに。
グリーンとのコンビネーションを考慮しつつ植栽すると、美しい調和がとれた庭となるでしょう。
55 件
[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪

関連する記事 こんな記事も人気です♪

この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi