2017年7月11日 更新

勢力が非常に強い植物たち

うっかり庭にはびこると、大変厄介な植物たちをご紹介します。強い生命力を持つ植物は、時には雑草も押しのけ、辺り一面を覆いつくしていきます。勢力が強い植物たちは、まず、自分の庭に植えないことが大切なのです。

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ヒメイワダレソウ

ヒメイワダレソウ

ヒメイワダレソウ

via 無料写真素材AC
グランドカバーとして植ええつけられている植物で、意外に勢力が強いものにヒメイワダレソウがあります。名前が可愛らしいのですが大変勢力が強い植物なのです。

かわいい白の花が咲くグランドカバーとして植え付けを考えている方も多いと思います。
ヒメイワダレソウは、他の雑草を寄せ付けないほど繁殖力が強く、あたり一面に広がっていきます。
その成長の速さは芝生の20倍の速度とも言われ、雑草がはびこる前に繁殖していくので他を寄せ付けません。適度に手入れをしていかないと、建物のテラスのモルタルや、タイルの目地部分の弱い所に食い込んで根を張っていきます。

雑草が生えないし、手入れが楽だからといって放置しておくといつの間にか増えてしまい、剥がすのも大変な作業になります。
ヒメイワダレソウを植え込むと、雑草の手入れは必要なくなりますが、ヒメイワダレソウをしょっちゅう剥がすという作業が加わることは間違いありません。

芝生のようにこまめな手入れが必要ないグランドカバーですが、植え込むときには注意が必要です。広がって欲しくない場所には仕切りをするなど対策が必要です。

ツルニチニチソウ

Free photo: Periwinkle, Flower, Blossom, Bloom - Free Image on Pixabay - 1077271 (4506)

他にもグランドカバー並みに育つキョウチクトウ科の植物ツルニチニチソウは注意が必要です。

繁栄と幸福のシンボルとも言われ、繁殖力が強く、耐寒性も比較的あるため、下段に植え込んで放置しておくと他の植物よりも勢力を増してしまします。

冬季の気温が0℃以上の場所では地上部が枯れることなく越冬します。
また、こぼれ種でも増えていくため咲いた花柄を摘み取る作業をしないと、花壇から外へ、グランドカバーのごとく勢力を拡大してしまいます。

放置されたマンションの花壇からツルニチニチソウが暴れ出し建物にまで這い上がっている状態を見ると勢力のすごさを感じます。

キョウチクトウ科の植物は体に毒を持っているため、他の植物の根を枯らしてしまうのです。鉢植えで寄せ植えをする時にも他との相性を考える必要があります。

地面に植え込むときには十分に注意して、勢力が増さない様に根を遮蔽することが大切です。
Free photo: Bamboo, Japan, Kyoto, Green - Free Image on Pixabay - 2074751 (4517)

植物の生命力や勢力の増し方などを観察していくと、ストーリーがあって興味深いものです。
たった一粒の種が地球上に下り立ち、静かに勢力を増し広がっていく。目に見えない地下にじわじわと広がっていく。なんて映画のシーンの解説のようです。

花が咲き乱れる自分の理想の庭に、手ごわすぎる強敵を自分から植える必要はないのではないでしょうか?
これらの植物は倒すのが不可能なほどの生命力を持ちます。
他にもタケは破壊力が強く、コンクリートも壊してしまうほどです。頑丈な地下茎が地盤を固めるので、地震には強い土地になるようです。

しかし、タケは1日に1メートルも成長してしまうほど勢力が強い植物です。花が咲くと一斉に枯れてしまうのですが、その年月は、120年と1世代以上の月日がかかります。

近所に竹林があると、自分の庭にタケノコが生えてくるかもしれません。植えてはいけませんね。
Free photo: Oxalis Corniculata, Wildflower - Free Image on Pixabay - 906414 (4498)

勢力が強く、庭に植えると根絶が難しい植物をまとめてみました。植物と言えど、繁殖力が強いものは人間の頭を悩ますほど厄介なものです。地面の下の見えない場所で伸びていく地下茎が曲者です。

逆に、人間が品種改良した植物は、手入れをしないと育ちが悪かったり、他の植物の勢力に負けて枯れてしまう……。植物の世界は興味深いです。
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