2018年1月28日 更新

スコットランドでガーデンを楽しもう!~ハーモニー・ガーデン~

スコットランド・ボーダーズエリアにあるガーデンの中でも、街の中という滞在に便利な場所に位置し、ナチュラルで可憐な雰囲気がいっぱいのハーモニー・ガーデン。その名のとおり、花と植物、野菜や芝生、建築物が優しいハーモニーを描いている庭園です。今回はナショナルトラスト・スコットランドが管理をしている、ハーモニー・ガーデンをレポートします!

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ハーモニー・ガーデンの歴史

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英国内のガーデンは駅や街から離れていることが多く、車でないと行きにくいのが難点ですが、ハーモニー・ガーデンはメルローズの街の中というとても便利な立地にあります。

庭園はメルローズ・ラグビー・フットボール場のすぐそばとなり、初めて滞在する方にもとても分かりやすい場所。
入り口となるゲートのミントグリーンの可愛らしいカラーが目印となっています。
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庭園内に入ると目にするのが、エレガントな雰囲気に満ちあふれている、ジョージアン様式の邸宅です。

こちらはハーモニー・ハウスという名前で、ガーデンと同じくナショナルトラスト・スコットランドが管理しており、自炊ができるホリデー・アコモデーションとなって一般に提供されています。
ご興味のある方は、最後にご紹介するリンクを参考にしてくださいね。
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ハーモニー・ハウスはメルローズ出身で、貿易業に就き、ジャマイカに農園所を持ち財をなしたロバート・ウォーが1807年に建てたものとなります。

ハーモニー・ハウスはスコットランドでも有数の美しい邸宅と呼ばれ、ジャマイカでの仕事を終えたロバート・ウォーは引退後、メルローズに帰って来た後にこの家を建て、ジャマイカでの住まいと同じ名前、『ハーモニー』とこの邸宅を名付けました。

また、ジャマイカのハーモニー・ハウスの名残とも言われているのは、その家と同じように造られた、現地の野生動物の侵入を守るための階段と、そして2本の柱になります。
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ハーモニー・ハウスと敷地はロバート・ウォーの死後である1820年、ピットマン家の手に渡ります。

最後の持ち主となったエディンバラの弁護士であるジャック・ピットマンとその妻クリスチャンは、冬は暖房の行き届いたエディンバラに住み、ハーモニー・ハウスではガーデンの美しさを堪能できる夏を過ごしていたそうです。
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事前にピットマン夫妻はハーモニー・ハウスとガーデンをどうするか決めていたそうで、1996年、クリスチャン・ピットマン夫人が死去した際に、遺言通りナショナルトラスト・スコットランドに寄贈されました。

現在は3月末日から10月いっぱいの間、ガーデンは一般公開され、入場料は無料となります(2017年の情報です)。
なお、ガーデンと違いハーモニー・ハウスは宿泊された方以外は入れませんのでご注意ください。
 
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ハーモニー・ガーデンに滞在した日は運良くとても良いお天気となりました。しかしハーモニー・ハウス前で気付いたのですが、この日はウェディング・パーティーが行われることになっていたのです。

ハーモニー・ハウスとガーデンではプライベート・パーティーを受け付けており、予約の入っている日は、そのお客様のために貸し切りとなります。

事前に調べたハーモニー・ガーデンのオフィシャル・ウェブサイトでは、ウェディング・パーティーのため貸し切りと発表された日は滞在日の前日となっていたので、電話で確認はせずに来てしまったのでした。

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すでにパーティーに参加するための人々が集まり始めており、入園できるかどうか不安だったのですが、まだパーティー開始前ということで何とか入れてもらうことができました。

邸宅前の芝生のエリアにはパーティーに使われるマーキー、巨大テントが設置されており、晴天にも恵まれ、きっと素敵なウェディング・パーティーになったことと思います。
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi