ポートモア・ガーデンズの植栽テクニック
個人の持つ庭とは思えないほどの規模と、そして訪れる人の目を奪わずにはいられない植栽法で、今年一番とも言えるガーデン滞在と思わせてくれたポートモア・ガーデンズ。
今回の滞在で特に目を引いた、ポートモア・ガーデンズの植栽法やテクニックをご紹介します。
今回の滞在で特に目を引いた、ポートモア・ガーデンズの植栽法やテクニックをご紹介します。
グラデーション効果を放つ、ボーダー・ガーデンのカラーリング
ポートモア・ガーデンズでご紹介したいテクニックのひとつ目は、ボーダー・ガーデンを筆頭に、思わず立ち止まってしまうほどの華やかな、オリジナリティあふれるカラーリングと言えるでしょう。
ボーダー・ガーデンではグラデーション効果を存分に生かしたカラーリングで、カラーリーフや芝生、そしてトピアリーが持つ緑との相性が素晴らしく、花々と抜群のコンビネーションを放っていました。
ボーダー・ガーデンではグラデーション効果を存分に生かしたカラーリングで、カラーリーフや芝生、そしてトピアリーが持つ緑との相性が素晴らしく、花々と抜群のコンビネーションを放っていました。
ポートモア・ガーデンズのボーダー・ガーデンのカラーリングで、特にインパクトを放っていたのが、『赤い色』の使い方です。
お恥ずかしい話ですが、私は今まで、花壇に『赤』という、言わば強烈とも言える色彩はあまり合わないのではないか…という先入観があり、自宅のガーデンでも赤い色を持つ花に、それほど注意を払った事はなかったのです。
お恥ずかしい話ですが、私は今まで、花壇に『赤』という、言わば強烈とも言える色彩はあまり合わないのではないか…という先入観があり、自宅のガーデンでも赤い色を持つ花に、それほど注意を払った事はなかったのです。
それまではどちらかと言えば、白や薄いブルーといった淡い色合いや、儚げな雰囲気を持つ花に惹かれていたので、赤い花はほんの少しだけ、小さなエリアだけにしか迎え入れた事はありませんでした。
強い色彩である赤い花は、花壇には少し派手すぎるのではないか?という、今まで抱いていた偏見を、ポートモア・ガーデンズは根底から覆してくれました。
それほどここのボーダー・ガーデンの赤を生かしたカラーリングは印象深いもので、非常にエレガントで美しく洗練されており、後々まで忘れがたいものとなったのです。
強い色彩である赤い花は、花壇には少し派手すぎるのではないか?という、今まで抱いていた偏見を、ポートモア・ガーデンズは根底から覆してくれました。
それほどここのボーダー・ガーデンの赤を生かしたカラーリングは印象深いもので、非常にエレガントで美しく洗練されており、後々まで忘れがたいものとなったのです。
赤という色にこんなにも種類があったのか、という驚きと、それを庭に使った時のインパクトが素晴らしく、すっかり赤い花に魅了されました。
来年用に植える花をプランニングする際に、『赤』という色彩がしっかりと入って来たのは言うまでもありません。
来年用に植える花をプランニングする際に、『赤』という色彩がしっかりと入って来たのは言うまでもありません。
ポートモア・ガーデンズから学ぶ ー 庭に合った植物を知り、選ぶ事
ポートモア・ガーデンズに滞在すると、その華やかな植栽に圧倒されがちなのですが、実際には使われている植物はそこまで多くはないのではないか、という印象を受けます。
というのも、このエリアは海抜900フィート(約274メートル)という場所に位置しており、非常に寒さが厳しい立地条件となっています。
スコットランドらしく年間の降水量が多く、また時折り吹きすさぶ風も強く、5月に霜が降りることさえあるという、ポートモア・ガーデンズ。
この庭園の持ち主のクリッシー・リード夫人は、この美しい庭を作り上げたその秘訣について、『この土地の気候に耐える事が出来る植物を知り、厳選し、それらを栽培した事』と答えています。
というのも、このエリアは海抜900フィート(約274メートル)という場所に位置しており、非常に寒さが厳しい立地条件となっています。
スコットランドらしく年間の降水量が多く、また時折り吹きすさぶ風も強く、5月に霜が降りることさえあるという、ポートモア・ガーデンズ。
この庭園の持ち主のクリッシー・リード夫人は、この美しい庭を作り上げたその秘訣について、『この土地の気候に耐える事が出来る植物を知り、厳選し、それらを栽培した事』と答えています。