2018年9月1日 更新

スコットランドでガーデンを楽しもう!~ フォークランド・パレス&ガーデン Vol.2 ~

スコットランドの自然豊かな景色に囲まれた可愛らしい村、フォークランドにあるフォークランド・パレス。その長い歴史とドラマティックな風情を持つ宮殿とともに、ガーデンもこの場所の見どころのひとつとなります。今回はフォークランド・パレスのガーデンについてレポートをお届けします!

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このマッケンジー&モンクール社は1869年に創業し、現在でもエディンバラに拠点を構えています。王室の仕事も数多く手掛けてきたマッケンジー&モンクール社のグラスハウスは今も多くのガーデンでその優美な姿を見かけることができるのです。

フォークランド・パレスのグラスハウスの中では、たくさんのゼラニウムやペラゴニウム、多肉植物などがあり、花々を観察しながらゆったりとした時間を過ごすのに最適な場所。

グラスハウスの周りでは華やかな赤いバラが咲き誇り、周囲に張り巡らされたいきいきとした芝生の緑、そしてグラスハウスの白、そして赤いバラのコントラストがとてもエレガントな印象でした。

ナショナル・トラストの管理のもとで

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『宮殿の管理人』であったマイケル・クリフトン・ステュアートとバーバラは、1952年にナショナル・トラスト・フォー・スコットランドを代理の管理人として任命しています。

これは二人が亡くなった後に、フォークランド・パレスと庭園が売られてしまったり、その土地に新たな建物が造られるのを防ぐことが理由であったとか。

莫大な相続税が払いきれず、イギリスやスコットランドのマナーハウスやガーデンの多くが維持できずに売りに出されてしまうことを考えると、今もなお、こうして歴史あるフォークランド・パレスと庭園を眺めることができるのは、クリフトン・ステュアート家の賢明な判断があったからかもしれません。

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フォークランドの可愛らしい村とその村の真ん中に立地するフォークランド・パレスと庭園は昔から人気が高く、多くの来場者を迎えるために1965年、ビジター・センターが宮殿の横、メインストリートに沿って建設されました。

こちらのビジター・センターではスコットランドらしいお土産も手に入り、植物も販売されています。またこの裏手から出ると、フォークランドパレスの庭園へと道が続いています。

現在はナショナル・トラストが庭園のデザインや植栽のバランスを考慮しながら、パーシー・ケインが残したガーデンを彼のルールに従いながら管理しています。

宮殿と変わらぬほど歴史的価値を持ち、その高い芸術性と完成度を誇る庭園を維持し続け、今でもたくさんの人々を魅了しているのです。

フォークランド・パレス&ガーデンへ行ってみよう!

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多くの物語を持ち古い歴史を感じることのできる、スコットランド王室に深くかかわりのある宮殿と、変化を遂げてパーシー・ケインの手によって蘇った庭園。

そしてその周囲を彩る、かつてと変わらぬ美しさを今もまだ持ち続けるフォークランドの村は、スコットランドに滞在するチャンスがあればぜひ訪れて欲しい場所のひとつになります。

フォークランドまでの行き方は、他の多くのガーデンへ行く場合と同じく、車での移動が一番楽なものになります。というのも、フォークランドの近くには列車の駅がないためです。その他の交通公共機関を利用する場合は、バスでの移動となります。
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エディンバラからフォークランドまで行く場合には幾つかの方法があるのですが、そのうちのひとつはエディンバラのプリンセス・ストリートにあるバス停からX59番、セント・アンドリュース行きのバスに乗ります。

約1時間15分後、Auchmuty Roadで下車し、今度は66番のBurnside 行きのバスに乗り換え 、約15分後にフォークランド・パレスのバス停で下車します。(2018年の情報です)
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スコットランドでバスを利用する際に気を付けて頂きたいことは、こちらのバスは停車の際にその場所の名前のアナウンスがあることはほぼ無い、ということになります。

希望のバス停で降りたい人が車内にあるバスストップ・ボタンを押し、運転手さんに伝えるかたちになりますので、誰も乗り降りする人がいない場合には、バスは停まらずそのまま次の目的地に進んで行ってしまうのです。
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi