2017年6月6日 更新

バラの庭を目指して!初めてのバラ栽培 第3回 バラの仕立て方のアイデアと夏場の管理

初めてのバラの栽培、今回はバラをより美しく見せるためのさまざまな仕立て方のアイデアをご紹介します。またこれからの暑くなる季節です。バラをどのように管理するかもご紹介します。

[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪
ただでさえ普段から病害虫が気になるバラですが、梅雨前や梅雨時は特に増えるので注意が必要です。この時期は一年のうちで1番害虫が多くなります。さらに黒点病とうどんこ病の発生率がぐんと上がります。

こまめに観察をして、症状が出ていたら早めに病害虫用のスプレーを吹きかけたりするなど対処しましょう。また雨による泥はねや密集による風通しの悪さ、花びらや葉が落ちたのをそのままにしておいたりするのも病気が伝染する原因となりますので気をつけましょう。

鉢植えの暑さ対策

バラ「ボレロ」

バラ「ボレロ」

スリット鉢を大きな素焼きの鉢の中に入れた二重鉢
暑くなるとバラの消耗も激しくなります。特に鉢植えで育てる場合、暑さに対するちゃんとした対策を取らないと衰弱して枯れてしまうことがあります。いくつかの対策をご紹介します。

<涼しい場所に移動させる>
半日陰で風通しがいい場所があればそちらに移動させます。

<剪定をする>
枝が茂りすぎると風通しが悪くなり夏バテや病害虫の原因になります。株の中に風が通るように剪定しましょう。

<移動が難しい場合は日よけをする>
よしずや寒冷紗などを利用して日よけをすると多少涼しくなります。

<鉢底と地面との間に空間を作る>
夏の暑い地面の熱が直接株に伝わらないようします。鉢台やすのこ、レンガなどを利用して、鉢底の通風をはかります。

<二重鉢で直射日光からの熱を遮断する>
大きめの素焼きの鉢の中にバラの鉢を入れて二重鉢にします。これだけでも根元の温度がかなり下がります。外側の鉢は白っぽい色がおすすめです。

<鉢の周りにも打ち水を>
夜、水やりする時に、鉢だけでなく鉢の周りにも打ち水をして鉢の周辺も温度を下げましょう。

最初の難関である夏を上手に乗り切ろう

いかがでしたか?

この春からバラを育て始めた方にとって夏は最初の関門です。この記事を参考に上手に乗り切ってください。

次回はいよいよ待ちに待った秋の花を咲かせるための栽培管理について解説します。
51 件
[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪

関連する記事 こんな記事も人気です♪

バラの庭を目指して!初めてのバラ栽培 第4回 秋のバラを咲かせるために今やるべきこと

バラの庭を目指して!初めてのバラ栽培 第4回 秋のバラを咲かせるために今やるべきこと

暑かった夏も終わればいよいよ待ちに待った秋のバラのシーズン。でも今年の夏は暑さが厳しかったですよね。当然バラも消耗しています。ここで綺麗な秋のバラを咲かすために一手間。今やるべきバラの手入れをご紹介します。
バラの庭を目指して!初めてのバラ栽培 第2回 苗の植え付けかた

バラの庭を目指して!初めてのバラ栽培 第2回 苗の植え付けかた

どんなバラを育てるかが決まったら、次は苗の植え付けです。バラがよく育つにはどういう植え付け方をしたらいいのか、鉢植えと地植えにわけて詳しく説明します。
バラの庭を目指して!初めてのバラ栽培 第1回 バラの苗選び

バラの庭を目指して!初めてのバラ栽培 第1回 バラの苗選び

バラ栽培、何だか難しそう・・・そう思っている方も多いと思います。でも実は要点をおさえてやれば、美しい花を咲かすことができるんです! 初めてのバラ栽培でうまくいくかどうかは、苗選びから。おすすめの品種と苗選びのポイントを解説します。
五感で楽しむガーデニング~香りを楽しむ植物を植えてみよう

五感で楽しむガーデニング~香りを楽しむ植物を植えてみよう

キンモクセイの花の香りが漂ってくると秋が来たのだと感じます。他にも、花や葉から心地よい香りがする植物は多いもの。色や姿だけでなく、花の香りに癒されるガーデニングも素敵ですよね。よい香りを楽しめる植物をご紹介します。
庭作りに欠かせない宿根草とは?育て方のコツを知っておこう

庭作りに欠かせない宿根草とは?育て方のコツを知っておこう

庭作りで人気の宿根草。一度植えると毎年花を咲かせてくれる姿は嬉しいものです。宿根草にはさまざまな種類がありますが、基本的な育て方にはある程度共通点があります。宿根草の育て方のコツを知っておきましょう。

この記事のキーワード

この記事を書いたひと

lyrica lyrica