2.チェーンとポールを使って、庭に新たな景色を作る
昨年滞在したさまざまなイングリッシュガーデンで、今まで見たことがなく、そしてこれはと思うエクステリアを発見したのでご紹介します。
エリアの区切り、あるいは敷地内への侵入をお断りする意味で使われる、チェーンスタンドやチェーンポール。滞在したいくつかのイングリッシュガーデンでは、これをつる性の植物を誘引するのに使っていたのです。
エリアの区切り、あるいは敷地内への侵入をお断りする意味で使われる、チェーンスタンドやチェーンポール。滞在したいくつかのイングリッシュガーデンでは、これをつる性の植物を誘引するのに使っていたのです。
スコットランドのフロアーズ・カースルに滞在した際、とても印象に残ったのが、チェーンとポールをボーダー・ガーデンのラインと平行に設置し、そこへバラを誘引させるという方法です。
チェーンが作る優しいカーブを描いた半円と、そこに絡まる花々が作り出すコンビネーションが非常に優美で、バラの花自体が持つ華やかさをさらに際立てるアイデアだと感動しました。
チェーンが作る優しいカーブを描いた半円と、そこに絡まる花々が作り出すコンビネーションが非常に優美で、バラの花自体が持つ華やかさをさらに際立てるアイデアだと感動しました。
チェーンを誘引に使う方法は、フロアーズ・カースルのように花壇の手前に設置しても良いですし、または庭の後方部に置いて、背丈を高くし庭を取り囲むようにするのも素敵です。
また、塀の上にチェーンの半円の下部が来るようにして、外部からも美しい景観を楽しめるようにするのもおすすめのアイデアです。
また、塀の上にチェーンの半円の下部が来るようにして、外部からも美しい景観を楽しめるようにするのもおすすめのアイデアです。
また、スコットランドにあるポートモア・ガーデンズ内のローズ・ガーデンでも同じようにチェーンを活用していましたが、こちらはポールに植物を誘引させる方法で、チェーンそのものは、フォルムが良くみえるように利用されています。
これは庭をエリアごとに分けたり、あるいはメリハリを付けたい時に役立つ方法で、チェーンの存在をそのまま庭の中に生かすかたちになります。
このアイデアを使う時には、チェーン本体のサイズや素材にも注意を払い、庭の雰囲気に合ったものを選ぶのがおすすめです。
これは庭をエリアごとに分けたり、あるいはメリハリを付けたい時に役立つ方法で、チェーンの存在をそのまま庭の中に生かすかたちになります。
このアイデアを使う時には、チェーン本体のサイズや素材にも注意を払い、庭の雰囲気に合ったものを選ぶのがおすすめです。
3.シッティングエリア
via pixabay.com
庭仕事の休憩時間に庭を見ながらひと休み、あるいはゲストを迎えて庭の中でティータイム。そんな庭で過ごす時間をよりいっそう楽しいものにしてくれるのがシッティングエリアです。
一般公開されているイングリッシュガーデンでは、来場者が多いためにシッティングエリアは必須の存在。もちろん通常の家の庭とサイズは違いますが、ガーデンの雰囲気にふさわしいものを選ぶのにきっと参考になるものばかりです。
一般公開されているイングリッシュガーデンでは、来場者が多いためにシッティングエリアは必須の存在。もちろん通常の家の庭とサイズは違いますが、ガーデンの雰囲気にふさわしいものを選ぶのにきっと参考になるものばかりです。
パーゴラとシッティングエリアを組み合わせる
イングリッシュガーデンの中でも強い人気を誇るのが、テーブルやチェアに木材をマテリアルとして使うもの。そしてこのシッティングエリアをパーゴラと組み合わせると、花の咲く季節には、咲き誇る花々の下で優雅にティータイムを送ることができるのです。
古くからあるものを愛したヴィタ・サックヴィル=ウェストが造ったシシングハースト・カースル・ガーデンでは、ウィステリア用のパーゴラを作り、その下をシッティングエリアにしています。ヴィタは家族との時間をここで過ごすことも多かったそう。
彼女の大好きなナチュラルな木材で作られたシッティングエリアは、ノスタルジックな雰囲気を今もそのままに残しています。
古くからあるものを愛したヴィタ・サックヴィル=ウェストが造ったシシングハースト・カースル・ガーデンでは、ウィステリア用のパーゴラを作り、その下をシッティングエリアにしています。ヴィタは家族との時間をここで過ごすことも多かったそう。
彼女の大好きなナチュラルな木材で作られたシッティングエリアは、ノスタルジックな雰囲気を今もそのままに残しています。