植物を育てる時に必要なのが肥料。でも、市販の肥料は種類が多すぎてどれをあげたらいいのかわからない…ということはありませんか?まずは、肥料の種類と選び方を知っておきましょう。
化学肥料に有機肥料、植物別肥料…いったいどれを選べばいい?
肥料には、化成肥料と有機肥料があります。
化成肥料とは工場で無機質の原料から化学的に作られる肥料、有機肥料とは油かすや骨粉、牛糞など。ある程度即効性を期待するなら化成肥料、じっくり時間をかけるのであれば有機肥料を使います。
咲いている花の色が褪せてきた…花が小さく葉も元気がないみたい…そんなときにあげたいのが化成肥料。人間でいえばサプリメントのようなものです。
効き目が穏やかな緩効性肥料であれば、成長期間中もゆっくり穏やかに効くのでおすすめです。
一方、野菜や植木、バラ、宿根草などをじっくり育てるのに向いているのは有機肥料。元肥として土に混ぜたり、定期的に株元の土に混ぜ込んであげれば大丈夫。寒肥など、じわじわ効かせたいときに向いています。
基本的に、植え付けの際に土に混ぜておきたいのが有機肥料。元肥や追肥として加えたいのが化成肥料。化成肥料と有機肥料の良いところを取った混合肥料というものもあります。有機成分を含んだ緩効性肥料などもあるので、花をきれいに咲かせたい場合などに使ってみるとよいでしょう。
これらの肥料とは別に、園芸ショップなどでバラ用肥料やパンジーの肥料、トマトの肥料など、植物別になった肥料も見かけますよね。これらの肥料はその植物に必要な養分を配合しているので、育てている植物の種類が少ない場合におすすめです。
化成肥料とは工場で無機質の原料から化学的に作られる肥料、有機肥料とは油かすや骨粉、牛糞など。ある程度即効性を期待するなら化成肥料、じっくり時間をかけるのであれば有機肥料を使います。
咲いている花の色が褪せてきた…花が小さく葉も元気がないみたい…そんなときにあげたいのが化成肥料。人間でいえばサプリメントのようなものです。
効き目が穏やかな緩効性肥料であれば、成長期間中もゆっくり穏やかに効くのでおすすめです。
一方、野菜や植木、バラ、宿根草などをじっくり育てるのに向いているのは有機肥料。元肥として土に混ぜたり、定期的に株元の土に混ぜ込んであげれば大丈夫。寒肥など、じわじわ効かせたいときに向いています。
基本的に、植え付けの際に土に混ぜておきたいのが有機肥料。元肥や追肥として加えたいのが化成肥料。化成肥料と有機肥料の良いところを取った混合肥料というものもあります。有機成分を含んだ緩効性肥料などもあるので、花をきれいに咲かせたい場合などに使ってみるとよいでしょう。
これらの肥料とは別に、園芸ショップなどでバラ用肥料やパンジーの肥料、トマトの肥料など、植物別になった肥料も見かけますよね。これらの肥料はその植物に必要な養分を配合しているので、育てている植物の種類が少ない場合におすすめです。
植物に必要な3つの養分
植物が必要とする主な成分は「窒素」、「リン酸」、「カリウム」。肥料にはこれらの成分のほか、「マグネシウム」や「カルシウム」などが含まれています。
・美しい花を咲かせるために必要な養分
花や実を立派に育てるのに必要な主な成分が「リン酸」。花を楽しむ植物のほか、果樹や実を育てたい野菜などにも必要な成分です。
・葉を育てるときに必要な養分
葉を育てたい植物に必要な成分が窒素。観葉植物や葉野菜などのほか、葉をしっかり丈夫に育てたいときにも多めにあげたい成分です。
・根をしっかり育てる養分
根をしっかり育てるには「カリウム」が多めの肥料を使います。
どの成分も植物に必要なもの。これらをバランスよく含んだ化成肥料と土壌状態を改善する働きもある有機肥料を組み合わせるのが理想です。
・美しい花を咲かせるために必要な養分
花や実を立派に育てるのに必要な主な成分が「リン酸」。花を楽しむ植物のほか、果樹や実を育てたい野菜などにも必要な成分です。
・葉を育てるときに必要な養分
葉を育てたい植物に必要な成分が窒素。観葉植物や葉野菜などのほか、葉をしっかり丈夫に育てたいときにも多めにあげたい成分です。
・根をしっかり育てる養分
根をしっかり育てるには「カリウム」が多めの肥料を使います。
どの成分も植物に必要なもの。これらをバランスよく含んだ化成肥料と土壌状態を改善する働きもある有機肥料を組み合わせるのが理想です。
花が咲いた後の花がらは取ったほうがいい?
見た目だけでない!花がらを摘む意味とは?
花が咲き終わったあとの花がら。できるだけすぐに切り取ったほうがいいとされています。でも、たくさん花の咲くパンジーやノースポールなどで花がらを摘むのは結構大変。ついそのままにしてしまいがちですが、花がらが残っていると株に負担がかかり、花を楽しめる期間も短くなってしまうことをご存知ですか?
受粉した花はすぐにしおれて種を作り始めます。これは植物が子孫を残すために行うこと。そのため、種がなかなかできなければ次々と花を咲かせることになり、結果として長く花を楽しめるのです。
一方で、受粉するとよい種をつくるために養分が使われます。十分種を残せるとなれば、花の時期が終わり、種を作ることにエネルギーを使うことになります。
花がらを残したままにしておくということは、種を作るということ。種を作る花がたくさんあると養分をそちらに使い、株にも負担がかかって寿命も短くなるのです。
長く花を楽しむためには、こまめに花がらを摘み取りましょう。摘み取るときは花びらだけでなく、柄から摘み取ってくださいね。摘み取った花は株の足元に落として置いたりせずに処分しましょう。下に落ちた花びらや葉もこまめに取り除くと、病気の発生を防げます。
受粉した花はすぐにしおれて種を作り始めます。これは植物が子孫を残すために行うこと。そのため、種がなかなかできなければ次々と花を咲かせることになり、結果として長く花を楽しめるのです。
一方で、受粉するとよい種をつくるために養分が使われます。十分種を残せるとなれば、花の時期が終わり、種を作ることにエネルギーを使うことになります。
花がらを残したままにしておくということは、種を作るということ。種を作る花がたくさんあると養分をそちらに使い、株にも負担がかかって寿命も短くなるのです。
長く花を楽しむためには、こまめに花がらを摘み取りましょう。摘み取るときは花びらだけでなく、柄から摘み取ってくださいね。摘み取った花は株の足元に落として置いたりせずに処分しましょう。下に落ちた花びらや葉もこまめに取り除くと、病気の発生を防げます。
種を取りたいとき
種を取りたいときには、花がらを残したままにしておきます。やがて十分種が色づいたら収穫の時期です。種まきの時期までよく乾かして保存しておいてくださいね。
植物の中には、種が熟すと弾けて遠くに飛び散るようになっているものもあります。そのような植物の場合は、飛び散る前に種を取り、他の植物同様、そのままそっと湿気のない場所で保管しておきましょう。冷蔵庫で保管すれば数年持ちます。
植物の中には、種が熟すと弾けて遠くに飛び散るようになっているものもあります。そのような植物の場合は、飛び散る前に種を取り、他の植物同様、そのままそっと湿気のない場所で保管しておきましょう。冷蔵庫で保管すれば数年持ちます。
咲き終わった球根、葉だけになってもそのままにしておくべき?
花が終わっても葉は残しておこう
球根の花が咲き終わったあとに残る葉。花がないのにいつまでも残しておくのはスペースの無駄にも思えますよね。スノーフレークのように葉が広がってしまうものは、邪魔にも思えてきてしまいます。
でも、葉を片付けてしまうのはちょっと待って!実は、残った葉には球根を太らせるという大切な役目があるのです。
水仙やムスカリ、スノードロップなどは植えっぱなしでも大丈夫。葉は残しておき枯れるまでそのままにしておきましょう。邪魔になるようだったら軽く束ねておきます。あとは肥料をあげれば、翌年もきれいな花を咲かせてくれます。
一方、品種改良されたチューリップなどは、大切に葉を残しても翌年花が咲かないことが多いようです。大切に育てても翌年は葉が出るだけということがほとんどなので、また球根を買って植えなおさなければなりません。この場合は掘りあげてしまって次の植物に植え替えてもいいですね。
でも、葉を片付けてしまうのはちょっと待って!実は、残った葉には球根を太らせるという大切な役目があるのです。
水仙やムスカリ、スノードロップなどは植えっぱなしでも大丈夫。葉は残しておき枯れるまでそのままにしておきましょう。邪魔になるようだったら軽く束ねておきます。あとは肥料をあげれば、翌年もきれいな花を咲かせてくれます。
一方、品種改良されたチューリップなどは、大切に葉を残しても翌年花が咲かないことが多いようです。大切に育てても翌年は葉が出るだけということがほとんどなので、また球根を買って植えなおさなければなりません。この場合は掘りあげてしまって次の植物に植え替えてもいいですね。