いんげんの基本情報
<いんげんの種類>
店頭の種の販売コーナなどを見るまでもなく、いんげんには、沢山の種類があることが分かります。原産はメキシコなどの中央アメリカで、名前の由来は中国からの帰化僧「隠元禅師(いんげんぜんし)」が日本に広めたとされています。いんげん(隠元)はお坊さんの名前から来ているというのは驚きです。
さて、「さやいんげん」と呼ばれているものは、種だけでなく、「さやごと食べられるもの」を意味しています。そんな「さやいんげん」の種類は色や形、原産地などで大きく分類されています。
店頭の種の販売コーナなどを見るまでもなく、いんげんには、沢山の種類があることが分かります。原産はメキシコなどの中央アメリカで、名前の由来は中国からの帰化僧「隠元禅師(いんげんぜんし)」が日本に広めたとされています。いんげん(隠元)はお坊さんの名前から来ているというのは驚きです。
さて、「さやいんげん」と呼ばれているものは、種だけでなく、「さやごと食べられるもの」を意味しています。そんな「さやいんげん」の種類は色や形、原産地などで大きく分類されています。
・丸さや種・・・「どじょういんげん」と呼ばれるものが多く出回っていて、平さやに対し、丸みを帯びているのが特徴です。「ケンタッキーワンダー」と呼ばれている大きなものや、「江戸川」など多くの栽培品種があります。
・平さや種・・・当方で、今回使用した「やわらか平さやいんげん、つるなしジャンピーノ」はここに入ります。長さ14-15cm、幅1.5cmで、つるなし、すじなしが特徴です。有名なモロッコいんげんも形状から「平ざや」になります。こちらは長さ15-20cm、幅1.5-2cmとかなり大きなタイプです。柔らかくて甘味もあり和食の料理にも合います。
・紫いんげん・・・紫色のいんげんで、茹でるとこい緑色になるのが特徴です。生産量が少ないこともあり、店頭ではあまりみかけません。
・黄色いんげん・・・黄色のさやいんげんです。こちらは色落ちしないため、煮物の彩やサラダなどに使われます。
・平さや種・・・当方で、今回使用した「やわらか平さやいんげん、つるなしジャンピーノ」はここに入ります。長さ14-15cm、幅1.5cmで、つるなし、すじなしが特徴です。有名なモロッコいんげんも形状から「平ざや」になります。こちらは長さ15-20cm、幅1.5-2cmとかなり大きなタイプです。柔らかくて甘味もあり和食の料理にも合います。
・紫いんげん・・・紫色のいんげんで、茹でるとこい緑色になるのが特徴です。生産量が少ないこともあり、店頭ではあまりみかけません。
・黄色いんげん・・・黄色のさやいんげんです。こちらは色落ちしないため、煮物の彩やサラダなどに使われます。
<発芽と生育適温>
発芽までの日数は、5-8日と野菜類では標準的な長さです。発芽温度(地温)は25度前後とたかめで、たとえば、春蒔きで、暖地が4月以降、温暖地だと4月半ば以降、寒地、寒冷地では5月半ば以降が奨励されています。しかし生育適温は20度前後と日本の気候と比べると低めです。ベランダ菜園だと夏場、「暑すぎない」様に管理する必要があるかも知れません。
発芽までの日数は、5-8日と野菜類では標準的な長さです。発芽温度(地温)は25度前後とたかめで、たとえば、春蒔きで、暖地が4月以降、温暖地だと4月半ば以降、寒地、寒冷地では5月半ば以降が奨励されています。しかし生育適温は20度前後と日本の気候と比べると低めです。ベランダ菜園だと夏場、「暑すぎない」様に管理する必要があるかも知れません。
<種まき植え付け>
まず、夏、秋まきの情報から。寒地、寒冷地(北海道から東北と山岳、関東の山岳部)は夏、秋まきは適さないようです。温暖地(関東以南の本州)では8月いっぱい、暖地(山間部を除く四国、九州)では8月中旬から9月中旬が蒔き時奨励期間になっています。
まず、夏、秋まきの情報から。寒地、寒冷地(北海道から東北と山岳、関東の山岳部)は夏、秋まきは適さないようです。温暖地(関東以南の本州)では8月いっぱい、暖地(山間部を除く四国、九州)では8月中旬から9月中旬が蒔き時奨励期間になっています。
ちなみに春巻きだと寒地、寒冷地(北海道から東北と山岳、関東の山岳部)では、5月半ばから6月半ば、温暖地(関東以南の本州)では、4月半ばから5月半ば、暖地(山間部を除く四国、九州)では、4月上旬から5月上旬が蒔き時奨励期間になっています。
ポットでの栽培も可能ですが、直接、畑にまく場合は、1平方メートルあたり100g、苦土石灰2kg、完熟堆肥2kgと有機配合飼料80gをほどこし、よく耕します。うね間40-60cm(やや小さめ)、株間20-25cm(こちらも、やや小さめ)で1箇所3粒ずつ点まきします。
<栽培管理>
畑での栽培の場合、本葉3枚までに1本に間引きします。花の咲く前に株元に土寄せするか、短い支柱をたてるなどして、倒れるのを防ぎます。生育をみて、状況により、1-2回追肥を実施します。
畑での栽培の場合、本葉3枚までに1本に間引きします。花の咲く前に株元に土寄せするか、短い支柱をたてるなどして、倒れるのを防ぎます。生育をみて、状況により、1-2回追肥を実施します。
<収穫>
種まき後、55日前後でさやがふくらんできたら、収穫可能です。2週間ずらし、種を蒔くことにより、収穫を長期化でき、より楽しめます。
種まき後、55日前後でさやがふくらんできたら、収穫可能です。2週間ずらし、種を蒔くことにより、収穫を長期化でき、より楽しめます。
「平さやいんげん」実際の栽培
「平さやいんげんの基本情報」を元に、2017年度版のオリジナルの素材と育成方法で、育ててみました。手順の概略は下記のとおりです。
<概略手順>
・種から芽、根が出るまで・・・ロックウールブロックに種を蒔き、区切り付きのプラスチックケースに入れ、水をひたひたになる程度注ぎ、蓋を閉め、クローゼット(冷暗所)で保管(約一週間)する。
・鉢上げ・・・100円ショップで購入した、お気に入りの色、形と適度な大きさのプラスチックケースに、水で戻した膨らむ土(ココヤシ土)を入れ、ロックウールブロックごと植え替える。
・鉢上げ後の管理・・・水耕栽培にも適したハイポネックスの1000倍に薄めた養液をひたひたになる程度与える。様子を見ながら、固形肥料を与える。
<概略手順>
・種から芽、根が出るまで・・・ロックウールブロックに種を蒔き、区切り付きのプラスチックケースに入れ、水をひたひたになる程度注ぎ、蓋を閉め、クローゼット(冷暗所)で保管(約一週間)する。
・鉢上げ・・・100円ショップで購入した、お気に入りの色、形と適度な大きさのプラスチックケースに、水で戻した膨らむ土(ココヤシ土)を入れ、ロックウールブロックごと植え替える。
・鉢上げ後の管理・・・水耕栽培にも適したハイポネックスの1000倍に薄めた養液をひたひたになる程度与える。様子を見ながら、固形肥料を与える。