樹木の場合、移動できないので寒さや乾燥から守る防寒対策は大切です。寒さが厳しくなる前に、不織布などで枝を巻いておきます。土の表面にもマルチングを行うといいでしょう。マルチングとは、土を保護するものです。わらや腐葉土、木材チップなどで保護すると寒さを抑えることができます。
果実のなる樹木
みかん・イチジクなどの果実がつく時期は、この時期の手入れにより翌年実がどれだけつくかに差がつきます。来年実をつかせるために、枝や根に養分を蓄えながらじっくりと育っています。その果実に合わせた、冬の手入れ方法を調べておきましょう。実がつかなかった年は、水やりや栄養が足りなかった可能性が考えられます。
鉢やコンテナで育てる野菜
冬に育つキャベツ・白菜・大根などは12月でも収穫できるものもたくさんあります。特に気温が下がると、栄養価が高くなりおいしくなります。しかし、気温が低くなりすぎると枯れてしまうことがあります。昼の暖かい時間はいいですが、夜や雪が降る時間は少し寒さがしのげる場所に移動しましょう。水やりも控えめにするのがコツです。
不織布をプランターにかけると寒さを抑えることができます。風通しをすることも大切なので、専用のものを使うようにしましょう。
不織布をプランターにかけると寒さを抑えることができます。風通しをすることも大切なので、専用のものを使うようにしましょう。
冬に向いている花の種類
冬のお庭は、なんとなく緑が多く寂しい雰囲気になりがちです。少しでも庭を明るくするために、いくつか植物を紹介しますので、庭の色どりに添えてみましょう。
葉ボタン
冬に育てやすく、ボリュームのある植物といえば葉ボタンを思い浮かべる人も多いでしょう。小さなものから40cmくらいまでの大きさになるものなど、お庭のすき間を埋めてくれる植物です。色は赤や白があるので、緑とのバランスを考えながら植えるといいでしょう。暖かくなるととう立ちがはじまり、上に茎をのばし花を咲かせます。
マンリョウ
赤い実をつけるマンリョウは、観賞用の植物で地植えだけでなく鉢植えでも冬によくみかけます。葉の光沢がある長細い形で、硬くて頑丈なのものが特徴です。まだら模様が入ったものもあり、赤い実だけでなく、葉の色も楽しむことができます。