2017年10月10日 更新

ガーデニングニュース.net編集部が、超人気の人工芝工場を訪ねました。

設置の手軽さ・お手入れ不要・本物と見間違うようなリアル感により、 「人工芝ブーム」が起こっています。

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「水はけが心配」

編:
水はけが心配という声と、防炎処理についてもお客様から時々お聞きします。

沈:
水はけについては、シートに縦約10cm×横約15cmの間隔で貫通穴を開けているため、大丈夫です。
人工芝の場合、シートに透水性はありませんので、この穴から水が抜ける構造になっています。

編:
防炎効果についてはどうでしょう?

沈:
これもなかなかお答えしにくいご質問です。(笑)
結論から申し上げますと、特別な防炎加工はしておりませんが、一般に販売されている程度の
難燃性は確保されていると思っています。
加工の対象は芝部分ですが、地面に接するシートの部分は合成ゴム(SBL)ですので、これは
燃える素材です。商品全体として防炎加工と表示してしまうと、まったく燃えないとの錯覚が
あるかもしれませんので、今後の課題の一つです。

編:
タバコのポイ捨て程度で燃え広がることはないと考えられるが、商品全体としては火気に注意が
必要。という感じでしょうか?

沈:
その通りです。

「人工芝で雑草が防げるか?」

編:
その他、お客様から時々お尋ねをいただくのが、「人工芝で雑草が防げるか?」というものです。

周:
そちらのほうは専門分野ではありませんので、一般的なご返答になりますが・・・
除草効果のある薬剤使用を別にすると、防草目的にかなうのは日光をさえぎり光合成をさせない
ことにあります。
人工芝は合成ゴムのシートの上にポリプロピレンのベースとポリエチレンの芝が植えられています。
この多層構造の下まで日光は届きませんので、ほとんどの雑草は生えないか成長しにくい状態と
なります。
ただ人工芝のシートには、ご説明させていただいた水抜き穴がありますので、ごく微量ですが
そこから日光が進入したり、複数の人工芝のつなぎ目が離れていたりすれば、雑草は伸びてきます。
そうならないため少し面倒になりますが、防草シートで地面を覆ってから人工芝を設置すれば、
完全に遮光することが可能になります。

「使用する上での注意点」

編:
これも耐久性に関わりますが、使用する上での注意点はありますか?

沈:
上を歩かないのが一番ですが(笑)そうもいきませんし、日光を避けるわけにもいかないでしょう。
一般的には、吸い殻・ガム・塗料などの薬剤系液体・ハイヒールを避けていただくことが肝心です。
あとは、1方向に倒れてきたら起こしてやることでしょうか。

「生産工程を教えてください。」

編:
それでは、工場に移動して、実際の生産工程を教えてください。

周:
わかりました。詳しい工程は工場長の汪に説明させます。

==========
 (1313)

編:
作業員の皆さんが、活発に働いていらっしょうることがよくわかります。
まず、こちらの白い粒々はなんでしょうか?

汪工場長(以下「汪」)
これが人工芝の原料となるペレットです。
当工場では、ポリエチレンとポリプロピレンを使い分けています。
 (1315)

編:
大まかな違いはなんですか?

汪:
ポリエチレンは柔らかめに仕上がり、ポリプロピレンは固めに仕上がります。
用途によって使い分けをします。
この原料に、着色の顔料と耐久性のためのいろいろな成分を配合します。

============
 (1317)

編:この機械もすごいですね。緑の麺が延々と出てくるみたいです。

汪:
そうですね。(笑)ここで人工芝の原型がつくられます。
当工場の特長は、芝を押し出す金型も自社生産していますので、厚み・幅・形に変化をつけて
様々な商品を作り出すことができます。

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編:
この、編み機のようなものはなんですか?
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