2018年3月28日 更新

イングリッシュガーデンから学ぶ、基本のテクニック ~ カラーリング編 Vol.2 ~

庭の花壇に迎える花を選ぶのは、ガーデナーにとって至福のひと時。でも花にはたくさんのカラーがあって、どの色を組み合わせたらバランスの良い庭になるのか、悩むこともありますよね。ガーデニングの必須科目であるカラーリング、イングリッシュガーデンの実例写真から、そのヒントをご紹介します。

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異なる色彩の花をアクセントに使う

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こちらはシシングハースト・カースル・ガーデンにある、赤~紫という華やかな色彩を持つ花の中に、静寂なイメージの青を取り入れたエリアです。
異なる色をミックスさせてメリハリの利かせ、ガーデンにあざやかな印象を与えてくれています。

このように、ガーデンの中でベースカラーの花の中に、違う色調の花をアクセントカラーにする場合は、花を植える場所に要注意。これを間違えると、アクセントとなる花の色と、ベースカラーの花々が喧嘩してしまうこともありえます。

アクセントカラーの花を、ベースカラーの花々が咲いているエリアの中央や、あるいはあちこちに散らばせてしまうと、少々乱雑な雰囲気になりがちです。
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異なるカラーの花をアクセントに使う場合は、シシングハースト・カースル・ガーデンのように、ガーデンの後方など、控えめな印象を与える場所に植えるのがおすすめ。

また、アクセントカラーとする花のかたちは、可愛らしくフェミニンなものの方が、庭の印象をやわらげてくれるでしょう。

リーフを取り入れ、花をさらに際立たせる

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庭や花壇のカラーリングを考えるとき、最初に思い浮かぶのは花の存在ですが、その花をさらに引き立ててくれるリーフも忘れてはなりません。

リーフは大きさやフォルム、カラーまでさまざまな種類があり、庭のどこに植えるかによって、ガーデンの大きく印象を変えてくれるもの。また、花の咲かない時期でも庭をみずみずしく見せてくれる力を持っています。

イングリッシュガーデンでも花だけを植栽している、というガーデンはなく、リーフと花とのコンビネーションが美しい庭を造っているのです。
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一般公開されているイングリッシュガーデンは、マナーハウスなどの大きな敷地の中に造られていることもあり、普通の家とはサイズが大きく異なります。

そのためイングリッシュガーデンで使われているリーフはサイズが大きく、インパクトもあるものが多いのですが、普通の庭には似合わない場合もありますよね。

リーフと花を組み合わせる場合には、まず庭の中で、リーフにどれぐらいのスペースを取ることができるのかを明確にしておくことが大切です。

大きさが分かったら、リーフを植える周囲の花のフォルムをよく考慮して、その花と美しく調和がとれるものを選びましょう。
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リーフの選び方は、庭をどのような雰囲気にしたいかで変わってきます。淡い印象をもたらすフェミニンなムードを大切にしている方は、葉先の柔らかなフォルムのもの、背丈が周囲の花とつり合いのとれるものを。

ダイナミックな景観や、花壇に奥行きを出したいと思う方は、周囲の花よりも背の高いものや、葉のかたちがシャープなものを選ぶと、庭にインパクトを与えてくれます。

また、リーフは花を美しく演出してくれるので、花壇の後方に植えて花の存在をさらに際立たせるように使うのもおすすめです。

花のバックグラウンドを意識した庭づくり

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花を選ぶ際の必須科目とも言えるカラーリングですが、それにプラスして重要なポイントとなるのが、植えた植物のバックグラウンドのカラーです。

ナチュラルな花の色合いはどれも美しいものですが、背後のカラーと合わない場合や、あるいは保護色となって目立たない場合などがあるので注意が必要です。

自分で選んだ花がさらに輝く庭づくりのためにも、バックグラウンドのカラーを意識して花を植えるように心がけましょう。
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi