2017年8月20日 更新

道路に植木鉢の花を置いていいのか?について

道路に植木鉢の花は、置いてはいけないのです。また、生垣を設置した場合、道路部分を明確にする杭よりはみ出た枝の部分は剪定しましょう。同様に、道路の上空に伸びた庭木の枝、つる性植物も剪定が必要です。接続する道路についてのマナーを考えてみましょう。

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綺麗な花壇用の花が個人の住宅地の前の道路に咲いていて、手入れされているが、とても通りにくい。あれは?どういうことなんだろう?

ナビに出てくる通り抜けに使用出来そうな細い道路、雑草が生い茂っている、電柱すれすれで車の通行に不便。住宅地の道路を快適に通行したい!

道路横に置いてある植木鉢の花、花壇、生垣、外構は、道路の幅員のどこまで自分の所有物を広げておいても良いのでしょうか?
分譲住宅が好まれるのは、こうした現行の建築基準法にあう十分なゆとりのある空間の設計がなされている。そして綺麗で新しい。
住む人の意識のレベルが高い。
ということで、小さいお子様がいらっしゃる方は、分譲住宅を取り扱っている、大手の会社の住宅展示場に見学に行くのではないでしょうか?

建物や外構も、新しくすっきりとした流行りの素材を取り入れた住宅地は、気持ちいいですよね?

分譲住宅にしても、建築面積は同じくらいでも、外壁や屋根材などを違えて、ほんの少しづつ個性を出して建てられている全体の調和があると美しく感じますよね。

植栽もおしゃれで美しく感じるのは統一感があるからではないでしょうか?
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道路の幅員は4メートルは確保されていないと、現代の生活にとって不便です。

これは、車がすれ違えるだけの幅員なのです。
ご自分のお住いの地域の道路が通行しにくかったら、それは、みんなが気持ちよく生活するための基準が守られていないことになります。
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セットバックをご存知でしょうか?

セットバックとは、道路の中心から2メートルバックした所からが、住宅の土地として使用できるのです。建築基準法で定められています。

道路には、県道、市道、農道、位置指定道路(私道)といった種類があります。
道路には、杭が打たれていて、区別されています。

現行の建築基準法にそった住宅を建築する際、その土地は4メートル以上の道路に接道されていなければならないのです。これは、例えば、消防車や救急車など、人が困った時に緊急車両が通れる道路の幅員でもあります。普通自動車は、すれ違うことが出来る幅員です。

同様に、セットバックした部分は、道路扱いになるので、植木鉢はおけないのです。

また、道路部分を明確にするために打たれた杭よりも道路側に樹木も植えていけないのです。なぜなら、そこは、自分の土地でありながら、もう、みんなが使用する公道扱いとなるからです。

また、道路の上空にも樹木の枝や、ツタの絡まった物がだらりと下がってきたりして、車の通行を邪魔してはいけないのです。それをよけるために、電柱で車をこすったりしたらがっかりですよね。
道路の横にあるシンボルツリーの状態は、道路にかからない様に剪定をするのがマナーです。

また、自家用車だけでなく、緊急車両が通れるように自分の土地を使用させてあげることになります。

このため、セットバックした部分の土地は実質上、自分の土地でありながら自分で使用できる私有地ではなくなるので、非課税になります。
この点は嬉しい事ですね。
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フランスのことわざにあるように
土地の価値はそこに住む人間の価値によって決まる。
サミエル・スマイルズ・自叙論

ということで、自分の大事な住まいは、目にも美しく住みやすい場所を選びたいものです。
インフラが整備されていれば、当然住みやすく居心地の良く、ますます経済が繁盛していく街が形成されていきます。美しい街路樹や、美しい木々があふれる街に住みたいものですね。

電線を地中に埋め込んだり、都市下水が整備されていれば見た目にもすっきりとした街並みが形成されます。
新しい綺麗な建物ではなくても、手入れがきちんと行き届いた街並みは気持ちがいい!
お互いのマナーの中に、他の方への心遣いが見える街が良いです。
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市街化調整区域(つまり市街化を抑制している地域)で建築基準法設定前に住宅を建てているかたは、一間道路と呼ばれる1.8メートル道路に接道して建てらていることもあります。

東西南北と、4方向に隣接する道路が多いほど、セットバックする土地の面積が多くなり、建て替えが難しいことも出てきます。
セットバックする部分が多すぎて、建ぺい率をクリアするのがかなり厳しくなってくる場合もあります。

資産税課に申請すると、セットバックした部分(みなし道路部分)が非課税になります。
役場に申請すると、現地を確認してくれて、建築確認申請の時に打った杭を基準に面積を算定してくれて、セットバックにかかった部分が税金が免除(つまり非課税)になります。
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建築基準法は、昭和25年に設定された土地・建物の建築に関する法律です。時代に即する様に何度も改訂されています。
セットバックの規定は昭和45年に設定されています。各家庭1家に1台自動車を持つ時代に合わせて改訂されたのです。現在では、1家に2台の自家用車をお持ちのご家庭が多いのではないでしょうか?

ところが、年月を感じる住宅地では、軽自動車どうしでもすれ違うことが出来ず、道路際にびっしりと建物が立ち並んでいてお互いに譲り合うのが大変!な事態がままあります。

こんな時思うのです。この周辺に住んでいる方は、建築基準法が制定された時以前に住宅を建築されたのだな。
つまり、車がすれ違えないほどの細い道に接道している土地に住んでいる方が建築基準法制定前に土地を所有していて住宅を建てたかたが多く、セットバックが受け入れられないのだなと分かるのです。
※みんなのために、なかなか自分の土地を無償で通行させてあげる気持ちの広さが必要です。

なぜ、自分の土地をしなくてはなら皆のために他人の使用を許可しなければならないのか?やっぱり、嫌ですよね?
自分の住んでいる建物のすぐ横を自動車や人が通って欲しくない。分かります。その気持ち。

しかし、セットバックすることは、みんなが気持ちよく生活していくために必要なのです。
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建築基準法制定前に建てた住宅などで、ブロックの外構を立て直す際に、ずいぶん自分の敷地が狭くなったら嫌ですね。
例えば、隣の家が住宅を建て替える時には、敷地を明確にしなくては、住宅を建てるための建築確認がおりません。土地を明確にするのは境界の杭です。道路も土地も杭で明確になっているはずなのです。

これは、県道、私道、農道とそれぞれ色や大きさが違う杭なのですが、お隣どうしで仲良しでないと、抜かれてしまっていたり、こっそり移動されていたりと言ったことがあるようですね。
陣取りゲームの様で、大人になっても自分の分は熱く主張してしまうようです。

土地を明確にするために、境界立ち合いという、土地の持ち主が集まり、杭の位置を確認するという作業を行うことがあります。

その仕事は、それはそれは大変で、たった1cmでも自分の土地は広く、しかし、登記簿上の土地の面積は狭くしたいのだなということが、ご近所の人間関係ではあります。そうです。自分の土地は少しでも広く使いたいし、土地にかかる税金は少しでも安く済ませたいのです。

分かります。その気持ち。

家屋調査士さんを頼むとお金がかかる。話し合いで杭の位置を決めて、書類にハンコを押してもらう。その、どろどろした心の中が見えて何だかすごい。

だったら、そんな面倒なことが将来的にも起こることが無いしっかりとした会社が手掛ける分譲地に人気が集まるのは、当然のことです。

※セットバックなどという言葉も知らなくて済むし、道路に植木鉢の花も置いてないし、生垣が新車をキズつけたりはしないから。

親戚が集まる予定がある時だけ、綺麗にするのではなく、街に気持ちよく咲く花があふれて欲しいと願います。
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