2018年4月5日 更新

イングリッシュガーデンから学ぶ、基本テクニック ~ エクステリア&ガーデンファニチャー編 Vol.1 ~

植物が咲き誇る庭はそれだけで美しいものですが、さらにガーデンを引き立ててくれる存在である、エクステリアやガーデンファニチャー。用途、デザイン、フォルム、カラー、マテリアルとたくさんある種類の中からどのように選べば良いのか、イングリッシュガーデンの実例写真とともにご紹介します。

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こちらの写真はスコットランドにあるハーモニー・ガーデン内のトレリスですが、高さやデザインによって与える印象が変わってきます。

背丈の低いトレリスは、エリアをきちんと分けつつも、解放感を感じさせる庭づくりに大活躍してくれるでしょう。

また、高さのあるトレリスは、背の高い植物に対応してくれるのはもちろん、庭の中を部屋のように区切る、壁としての効果も果たしてくれているのが分かります。

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上の写真はシシングハースト・カースル・ガーデンに使われているトレリスです。こちらも壁としての役割を担っていますね。

このように、トレリスは植物をつたわせるだけでなく、庭に新しい風景を作り上げることができるアイテムです。

実用性はもちろん、庭に与えるビジュアル的効果も大きいトレリスですから、購入する際にはまずどこに置くか、どんな目的で使用するのかを明確にしておきましょう。

トレリスを設置する場所が決まったら、それからサイズ、カラー、そしてデザインと、さまざまな種類の中からよく吟味して選んでくださいね。

2.オベリスク

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先へ行くほど尖った形状になっている、先端が細い、塔のようなフォルムをしたオベリスク。こちらも上へと伸びていくつる性の植物を誘引する目的のアイテムですが、そのかたちを利用し、庭にドラマティックな景観を作ることができるのも人気の秘訣です。

素材もアイアンや木材など、花や目指したい庭の雰囲気によって選ぶことが出来、またデザインも豊富ですから、庭にぴったりなものを探してみましょう。

ロマンティックな庭にぴったり!アイアンのオベリスク

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上の写真はハンプトンコート・パレスのローズ・ガーデンにある、アイアン素材のオベリスクです。たくさんのバラが咲き誇る中で、オベリスクを使い高低差を強調、インパクトのある印象を作り上げています。

オベリスクはただつる性の植物を誘引するだけでなく、オベリスクそのもののデザインもさまざまなので、どんなフォルムのタイプのものを選ぶかで、庭の印象はずいぶんと変わってきます。

優美でデコラティブな曲線を描くことができるのは、アイアン素材ならでは。エレガントでロマンティックな庭を目指す方にぴったりなオベリスクの素材と言えるでしょう。

ナチュラルガーデンには天然素材のオベリスク

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ナチュラルガーデンの雰囲気が大好き、という方は、庭に置くエクステリアの素材にもこだわって、素朴な雰囲気を持つアイテムを使用しましょう。

できればプラスチックのような人工的なマテリアルは避け、天然素材でできたものがガーデンのムードにはぴったりとくるはず。

上の写真はシシングハースト・カースル・ガーデンで使われていたオベリスクとなります。太めの枝につる植物を巻き付けて、ナチュラル感に満ちあふれているものを使用しています。

ナチュラルガーデンを目指すのであれば、華美なものよりも素朴なアイテムが景観の中に馴染んでくれるはず。シシングハースト・カースル・ガーデンのオベリスクを見ても、素材の持つあたたかさが、庭に優しい印象を与えているのが分かります。
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また、支柱として活用できるバンブーのオベリスクも、ナチュラルガーデンにはおすすめです。支柱のバンブーはガーデナーにとっては手に入りやすく、しかも価格もお手頃。

シシングハースト・カースル・ガーデンで使われているような、太い枝とつる植物が手に入らない場合でも、バンブーであれば簡単に手に入れることができるのではないでしょうか。

もしDIYはあまり得意ではないという方も、バンブーであれば自分の好みの大きさ、高さにすることはそこまで難しくはないはず。

植物が持つ自然の美しさとの相性が抜群の天然素材のオベリスクは、優し気な雰囲気を持つナチュラルガーデンにはぴったりといえるでしょう。
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi