2019年2月14日 更新

イングリッシュガーデンを巡る旅 ~ パラム・ハウス&ガーデンズ Vol.2 ~

14世紀からの長い歴史を持ち、3つのファミリーによって引き継がれてきたパラム・ハウス。エリザベス朝時代のエレガントさを保ち続ける邸宅や内部の壮大なコレクションを始め、ガーデンにも見どころがいっぱいです。今回はクラシカルとモダンが美しく融合した、パラム・ハウスの庭園のレポートをお届けします。

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グラスハウス

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たくさんの魅力にあふれるパラム・ハウスのガーデンの中でも、最もお気に入りとなったのがグラスハウスです。

1923年に建てられたというグラスハウスは、エディンバラのマッケンジー&モンクール社のもの。今までにたくさんのイングリッシュガーデンに滞在してきましたが、その殆どのグラスハウスの建築を請け負っている会社です。

そしてグラスハウス内部はその持ち主や、植栽を請け負ったガーデンデザイナーによってさまざまな特色がありますが、パラム・ハウスのグラスハウスは本当に素晴らしかったです!
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フェミニンな色彩と、歴史ある建造物を活かし、厳選された植物の配置はとても優雅で洗練されたものでした。

温室を自宅に持つということはなかなか難しいことですが、植木鉢をどのようにディスプレイするか、あるいは細長い花壇でどのようにカラーリングするかなど、たくさん参考にしたい点にあふれています。

石畳でできた通路はとても細く、ひと一人が歩けるのが精いっぱい、というサイズなのですが、それ故に植物たちを身近に感じられる場所。

どこを見ても絵になるシーンが繰り広げられており、ガーデナーにとっては至福のひと時を過ごせる場所に違いありません。

パラム・ハウス&ガーデンズへ行ってみよう!

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パラム・ハウス&ガーデンズは日本ではまだあまり知られていない場所かもしれません。
けれどピアソン夫妻が情熱と愛情をもって修復したエリザベス朝時代の優雅な邸宅、内部に飾られる美術館にも匹敵するほどのコレクションの数々。

そしてモダンとクラシカルが美しく融合した魅力あふれるガーデンなど、どれも見どころがいっぱいの場所です。
ぜひ花の美しい季節に、パラム・ハウス&ガーデンズに滞在してみてはいかがでしょうか。

パラム・ハウス&ガーデンズへの行き方

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パラム・ハウス&ガーデンズの最寄りは、Pulborough 駅になります。ロンドンからはヴィクトリア駅から直通で約1時間15分、充分に日帰りできる便利な立地にあります。

Pulborough 駅にはタクシーは見当たらなかったので、事前にタクシー会社に電話をして、往路の予約をしておくのがおすすめです。距離は約4マイル、およそ6.5キロほど。所要時間は10~15分で、料金は片道10~15ポンドほどかかります。

また、Pulborough 駅よりバスで行く方法もあります。駅から坂道を下った場所にあるバス停から100番のバス Burgess Hill 行きに乗って、10分前後でVillage Hall のある Cootham で下車します。

ここからパラム・ハウスの入り口まで徒歩20分ほどかかるのですが、看板が出ていますので迷うことはないでしょう。

ただしバスの時間は1時間に1本ほどなので、時間には充分気をつけてくださいね。バスの出発・到着時間は下記のリンクをご参照ください。
パラム・ハウス&ガーデンズのオープン時間は邸宅と庭園が異なり、季節によってはクローズしている期間も。料金や詳しい情報は、下記のウェブサイトをご参照してくださいね。
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi